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2011年1月

枝打ちと枝条巻き

今朝の気温は、マイナス23℃でした。玄関のドアの内側の板と、金属のドアノブに霜が付いていました。冷凍庫の中に住んでいるみたいです。部屋には石油ストーブがありますし、いっぱい重ね着していますので、寒くはないのですけれどね。

きのうから、緊急雇用対策として行われている、町有林の枝打ちと枝条巻きの仕事に行っています。
枝打ちというのは、木の下のほうの枝を、長い柄が付いたのこぎりで切り落としていく作業です。節の少ない、上質の材木を育てるための作業です。
枝条巻きというのは、枝打ちで切り落とした枝を、若い木の幹のまわりに縛り付けていく作業です。シカが木の皮を食べたり角を木にこすりつけたりすることで木が傷むのを、少しでも防ぐために、このような障害物をつくります。
わたしは、今のところ、もっぱら、枝打ちばかりしています。底にスパイクを打ってある、山仕事用の長靴をはいて、ヘルメットをかぶって、弁慶のナギナタのようなのこぎりを持って、日がな一日、枝を切り落としています。

風が吹くと、木木の枝葉が揺れて、積もっていた粉雪が降ってきて、白い霧のようになって、そこに木漏れ日が当たって、奥行きのある放射状の光の筋が無数にできて、美しいです。
下のほうを見下ろすと、川が流れていて、川原には白く雪が積もっているのですが、川面には、靄が立ち上っています。川の水は温かいのでしょうか。
林の中の雪の上には、小動物たちの足跡が見られます。鳥の鳴き声も聞こえます。彼らは春まで、何を食べて生きているのでしょうか。

この仕事には、全部で40人近くの人たちが参加しています。緊急雇用対策なので、一人が働く日数は、一冬に15日と決められています。わずかに15日ではありますが、しかし、何もないよりは、ましです。灯油代ぐらいにはなるでしょう。もっと働きたい人、働ける人は、都会のほうへ職を求めて出て行きます。
一緒に働いている人たちと、いろいろ話ができて、楽しいです。町の特産品であるトマトの選果の仕事は大変で、目がまわるようだとか何だとか、町の産業や暮らしの様子などが、少しずつ分かってきています。

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乾燥カボチャ

引っ越してきた平取町の町営住宅には、玄関の横に、床より低く掘り込んだ、昔風の「むろ」が備えられています。電気を使わずに、ほどほどに涼しく野菜類を保存する場所です。わたしはここに、自分が収穫したカボチャとジャガイモと大根を入れてあります。便利ではあるのですが、じつは、うちにはネズミが住んでいまして、「むろ」を自分の食料庫と思っているらしいのです。よく、かじったあとを見ます。まあ、ネズミと共生していると思えば、いいのですけど……。

カボチャがそろそろ傷んできていて、どうしたものか悩んでいたのですが、そんなときに、『聞き書アイヌの食事』(農文協)という本に、昔、アイヌ民族は、カボチャを乾燥させて保存していた、という話が載っていて、「これだ!」と思いました。さっそくカボチャを薄く(1センチ以下)に切って、例のエアドライ(乾燥機)に入れて、乾燥カボチャを作りました。

550106hoshikabocha

煮戻すと、煮カボチャに見られる、ほろほろした感じは消えて、しなっとしますが(←擬態語、気持ち、伝わっているでしょうか)、煮崩れにくくなるので、これはこれでいいかなと。
表面に白い粉が見えますが、たぶんカビではなくて、デンプンだと思います。
カボチャが傷んできたら、乾燥カボチャにして保存する、で決まりです。

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