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2015年3月

本川達雄『ゾウの時間ネズミの時間~歌う生物学~』(日本コロンビア)

前回紹介したCD付き本『歌う生物学 必修編』の姉妹編みたいなものです。これは本ではなくて、CD。なので、詳しい解説は付いていません。けれど、本川先生の歌のノリは絶好調です。
『必修編』が高校の生物の学習内容を歌にしたものであったのに対して、こちらは生物学一般の範疇から、本川先生独特の視点から選ばれた内容を歌にしたもの。
「えんちゅうけい!」とか、「いったいぜんたい、なんだねこれは」とか、「いっしょにくらそう、てをとって」とか、一度聞くと耳について離れない。
日本コロンビアからCDとして発売されていたものを、同じ版元からCD-Rで再発売している。再版するほどは金は掛けられないけれど、一定数の需要はある、ということなのだろうか。

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本川達雄『歌う生物学 必修編』(阪急コミュニケーションズ)

著者の本川達雄さんは生物学者。東京工業大学教授。高校の生物の教科書の著者でもある。この本は、高校の生物の学習内容を歌詞にして歌ったものだ。作詞・作曲・歌唱、全部本川達雄さん。シンガーソングライターだ。
歌詞と楽譜と解説があって、付属の3枚のCDに全70曲が本川さんご本人の歌唱で収録されている。面白い。こういうことをやりたい気持ちがよく分かる。歌詞と曲調がぴったりで、感心することしきりだ。すごい才能だ。
初めて聞く歌なのに懐かしい。ご本人が「芸術ではないからいくらでも作曲できる」みたいなことをおっしゃっているが、まったく、素人の勝利という感じがする。玄人の作曲家、歌手には、こういうものは作れないだろう。悔しかったら、この中の曲のどれかをでも歌ってみたらいいだろう。それでもし売れたら、それはそれで面白い。
内容が濃い歌たちだ。これだけ大量の情報を詰め込んだ歌も珍しい。生物学を歌にするというのが斬新だ。生物学だけでも、まだまだいろいろな歌が作れるだろう。生物学に限らず、これをまねて、いろいろな分野の歌が生まれてきたら面白いと思う。本川さんは、今まで歌にされなかったようなことを歌にしてしまうことの先駆になるだろう。
この本をネットで検索すると、版元がCCCメディアハウスであったり、TBSブリタニカであったりするが、わたしが買ったのは阪急コミュニケーションズとなっている。出版に関して何か事情があるのかもしれないが、よく分からない。

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