イチゴの「更新」

ここのところ、何をやっているかといいますと、イチゴの子株をとって、ポットに移植しています。もともとイチゴを栽培するつもりはなかったのですが、家庭菜園で使われていた畑を、そのまま譲ってもらって借りているところがあって、畑にイチゴがついてきたわけです。

イチゴの場合、親株からツーっと「つる」がのびてきて、その先に子株ができて、根をおろすようになっています。これを「ランナー」といいます。実をつけ終わったイチゴたちは、今ごろの季節は、ランナーをのばしまくっています。で、わたしはこの子株をポットに移植して、古い株は抜いて捨てて、うねをつくり直して、ポリマルチを張って、そこにポットの子株を植え戻そうと考えています。
この、古い株を捨てて新しい株を生かす一連の作業は、「更新」と呼ばれています。スポーツでの記録の「更新」とか、ホームページの「更新」とかというのに似て、「更新」という言い方は、古い株をつぶす残酷さを感じさせない、便利な言葉です。
この「更新」は、株を新しいものに世代交代させることによって、みのりをよくします。また、病気になりにくくする効果もあります。たまごを産まなくなったニワトリをつぶして、若いひな鳥を導入すのと同じ発想です。栽培は、飼育の植物版なのです。対象を管理・支配して、利用する技術なのです。

それにしても、イチゴという植物の、生命力の旺盛なこと! 増える、増える。ランナー出まくり。イチゴという植物、これで実がならなかったら、猛烈にきらわれていたでしょうね。
とにかく数が多いので、いい株を厳選して残すことにしています。「若いコ」「きれいなコ」「丈夫そうなコ」を基準にして選抜して、ポットに移植しています。それでも数が多くなりすぎて、通りがかった人に、「イチゴの苗を売り出すのかい?」と聞かれてしまったほどです。

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フキ、アスパラガス……旬の野菜

きのう、きょうと、朝方に雨が降るパターンが続きました。
今年は、3カ所の畑を借りています。「元水田畑」と「家庭菜園引き継ぎ畑」と「住宅地の中の空き地畑」の3カ所です。
ここのところ、一番広い「元水田畑」に種まきを続けているのですが、雨が降ると、ぬかるんで、仕事になりません。そこできょうは、近所の人たちから頼まれていた、耕耘機による家庭菜園の耕し作業を、2軒、こなしました。耕耘機を持っていて、ひまそうなので、「耕してよ」と、頼まれるわけです。
耕したあとに、「お礼に」と言って、ゆでたフキを、山ほどもらいました。このフキは、畑で育てたフキではなくて、そこらへんに、自然に生えているものです。今ごろの時期が、おいしいようです。もう1軒では、耕す前に生えていた、赤いチューリップの切花を、もらいました。
「お礼」と言われても、現金を出されると、受けとらないのですが、こういう、ちょっとした食べ物なんかだと、つい、ありがたくいただいてしまいます。もらいものも、「自給」のうちに入るのでしょうね。

午後、「家庭菜園引き継ぎ畑」に行って、耕耘機で耕しました。この畑は、狭いのですが、果樹や、野菜類がすでに植えられていて、いつでも食べられるのが、いいところです。今ごろは、アスパラガスがどんどん出てきています。Asparagus 適期にとりそびれると、大きく、かたくなって、食べられなくなります。もったいないので、どんどん食べています。アスパラガス、食べ放題です。
アスパラガスって、掘って、株を分けて、移植するだけで増やせますし、こぼれ種で勝手に増えたりもします。一度生えると、10年ぐらい収穫できる、ということで、ズボラ家庭菜園には、うってつけの作物ではないでしょうか

イチゴが露地に植えられているのですが、高めのうねに、黒色ポリマルチを張って、植えなおしたいです。そこまで手がまわるかな。
イチゴは、ランナーという、新しくのびてくる株を育てて、古い株は「更新」しなさいと、栽培マニュアルにはあります。要するに、どんどん若い株にとりかえて、古い株は捨てなさい、ということですね。玉子の産みが悪くなったニワトリを「廃鶏」にするのを連想しました。老いの悲しみ? あるいは、世代交代することで、若返っているのでしょうか。

この、「家庭菜園引き継ぎ畑」は、木もあるし、花もあるし、いろいろ変化があります。生産効率一辺倒でない、ゆるい雰囲気が、農作業をしていても、心地いいです。ほどよい「狭さ」がいいのかもしれません。

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