秋色

2日ほど、雨がちの日が続いたあと、急に畑が秋色に色づきました。
まず、空が違います。
3日前に撮影した空は、こんな、夏の雲でした。

Natsunokumo

Akinosora それが、きょうは、こんなふうに、すっかり秋の空なのです。

秋まき小麦用のスペースを作りたいので、急いでジャガイモを掘りあげました。

Imokongo

色も大きさも、まちまちです。

カボチャは、同じ一つのカボチャの実から種をとったのに、できたカボチャは、白かったり、濃い緑だったり。

Kabochakozatsu

みんな違って、みんなよい、ですね。いろいろあって、楽しい。

Hatomugiiroduku

ハトムギの実も色づいてきました。

これは何をやっているかというと、

Azukiinakibi

刈り取ったイナキビの株の上に、刈り取ったアズキを載せて、乾かしているところです。こうすると、空中に浮いているから、風通しがいいのではないかと。

Muginukegara これは、脱穀し終わった秋まき小麦の抜け殻。
稲架に干しておいた小麦の束を、脚立のステップにたたきつけて脱穀します。脱穀機はいりません。ぱんぱんとたたきつけるだけで、小麦の胚乳が外れて、脱穀から脱ぷまでが、一度に済んでしまうのです。脱ぷ機もいりません。籾殻は穂についたままです。なんて楽なんでしょう。
わたしが育てているのは、「ホクシン」という品種ですが、他の品種でも、こんなふうにうまくいくかどうかは、分かりません。

Okabotoramame

手前の、背の低い、黄色っぽい穂が、陸稲です。
うしろの、支柱にからみついて、もこもこ繁っているのが、虎豆です。
豆類も、エゴマも、急に黄色っぽくなって、収穫の季節になってきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

生きることを肯定すること

伊藤さんのブログの「排除する理由(後編)」という記事、かなり‘来て’ますね。

人間中心主義は、神話が根拠です。神が人間に、人間以外のものを自由に使っていい、と言ったからなのです。生めよ増えよ地に満ちよ、でしたっけ? 進歩・繁栄も、神がそれがいいと言ったからなのです。
ディープエコロジーの人たちは、自然の権利、ということを言います。権利は、人間だけのものではない、と。でも、この‘権利’という概念も、じつは、神によって担保されるものなのです。
‘権利’という概念を使わないで、人間の身勝手さを批判できるのでしょうか。
もしかしたら、‘批判’という行為も、神によって担保されるのかもしれません。
わたしたちにできることは、自由を生きることだけなのではないのか、という気が、最近しています。あるいは、自由を死ぬこと、でも同じです。いつか死ぬから、それまで生きているのですから。
‘○○からの自由’というような、神によってなされたもろもろの禁止の裏返しで幻覚される自由ではなくて、絶対的な自由。ただなるようになる自由です。
ものごとに‘本質’は存在しません。原因を滅すれば、その結果としての‘現実’を滅することもできるのです。変えられないものごとは何もありません。言葉を換えて言えば、ものごとは常に変化し続けているのです。無我だから無常なのです。
奪われていた‘力’を取り戻したとき、そこに現れるのが‘自然’なのでしょう。信じて、‘おまかせ’していいのは、自然の秩序、自然の調和、自然の法則。
伊藤さんの記事の最後にある、「神はイラナイ」の一言に、全幅の共感を献げます。

      camera   camera   camera   camera   camera

カメラを買いました。PENTAX K-m。おもちゃのように小さくて、軽くて、デジタル一眼レフとしては、かなり安価な機種。わたしは、植物の写真を撮ることが多いので、‘ここ’と思うところにピタッとピントが合ってもらわないと困るのです。今回買ったカメラは、きょう畑で‘撮影会?’をやりましたけど、ストレスがなくていいです。カメラ任せで、けっこうよく撮れています。技術の進歩って、すごいですね。
小さくて軽いのに、しっかり握れて、扱いやすいです。こういうポータブルの電子器機は、電源(バッテリー)のトラブルが多いですが、このカメラは、単三アルカリ乾電池を使うので、信頼性が高いですし、電池が切れても、替えが入手しやすくていいです。

Okabohonami

陸稲。一度は枯れかけたのに、よくここまで復帰したものです。

Morokoshi_inakibi

奥の、背の高い、赤っぽい穂が、モロコシ。手前の、黄色っぽい穂が、イナキビ。

Kikuimonoki

キクイモ。一年草なのに、樹木のよう。この勢いのよさが、この植物の身上です。

Egomashussui

白エゴマ。今年は強風にも倒れないで、がんばっています。

Watanoki

ワタです。もう秋だというのに、こんなにしょぼくていいのでしょうか。本当に綿がとれるのでしょうか。

Daizumi

豆の基本、大豆です。

Azukimi2

豆のもう一つの基本、小豆。色づいてきました。

Amakesshu

亜麻も種を結んできています。
↑こういう、ピントとボケで奥行きを感じさせるところが、一眼レフです。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

麦畑

Mugibatake

きのうの、麦畑の様子です。手前から、ハトムギ、オオムギ、陸稲、秋まき小麦です。秋まき小麦、スズメのえさ場と化しています。さっさと刈り取ってしまおうか、もう少し熟させようか、どうしたものか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

浸種

陸稲の種を、水につけています。「浸種」と呼ばれる作業です。早く、そろって発芽するようになるそうです。
風呂場の隅で、ネットに入れて、漬け物たるに入れて、水に浸しています。
種は、乾燥しているときは眠っていて、息をしていませんが、水につけると、呼吸がはじまりますから、ふたをしたりすると、種が窒息死します。陸稲ではなくて水稲の話ですが、寒そうでかわいそうだと思った農家が、ビニールシートで水槽を覆って、種を殺してしまったことを見たことがあります。その人は、村の人たちから「余り苗」をどっさりもらえて、無事に田植えをすることができていましたけど。
金魚の水槽に使う〈ぶくぶく〉を入れる人もいます。わたしは、1日に1回ぐらい、冷たい水のシャワーをシャーっとかけるだけです。
「積算温度」という考え方がありまして、水度(15℃ならば15)×日数=100~120ぐらいまでつけておく、と聞いたことがあります。

Shinshu

去年、品種は違いますが、同じ陸稲を育てたときは、浸種しませんでした。それでも、芽は出ました。探求心にあふれるわたしとしては、浸種しない種も植えて、比較してみようと思っています。「二股をかける」わけです。グラッチェ。
秋まき小麦のときは、お湯で種子消毒をしましたが、陸稲は、温度管理がむずかしそうなので、種子消毒は省略します。病気になったら、あきらめます。

浸種といえば、いただき物の、珍しい品種の朝顔の種も、浸種しました。種の丸くなった〈背〉の部分に、爪切りの刃の角を使って、傷をつけてから、水に浸しました。殻が固くて、数がそれほど多くないときには、こんなやり方もあるのですね。芽が出てくるところ(〈へそ〉)を傷つけなければ、殻に傷をつけるのは、問題ないそうです。
亜麻の浸種は、種からねばねばが出てきて、水がトロントロンになって、面白いです。
今年は、去年自家採種したアスパラガスの種も、浸種してから播種してみます。
ハトムギの種も、浸種してから植えました。

ただまいただけではなかなか芽が出てこないような作物の種は、水につけてからまいてみるといいかもしれません。窒息さえさせなければ、そんなにむずかしい技術ではありませんし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

陸稲のもちの磯辺巻き

去年収穫した陸稲で、おもちをつくって、磯辺巻きにして食べました。

まず、「もみ」で保存してあったもち米を、「ミニダップ(インペラ式もみすり機)」にかけて、脱ぷします。

Momisuri1 これが、もみすり機で、もみ殻をとりのぞいてくれます。大竹製作所という会社の製品です。
この機械をとおして出てくるのは、いわゆる「玄米」状態のお米です。玄米でしか食べないのでしたら、この機械があれば、それだけで、精米は完了です。
白米、胚芽米、五分づき米なんかにしたいのであれば、このあとさらに、精米機という機械にとおして、玄米のまわりについている薄皮を削ります。

Marumasu1 これが、循環式精米機です。マルマス機械という会社の「しろがねSL型」という製品です。
じつは、この精米機でも脱ぷはできるのですが、やはり、脱ぷ機をとおしたあとに、精米機をとおす2段階方式のほうが、精米むらが少ないので、お勧めです。
それから、この精米機だけで脱ぷもすると、もみ殻とぬかが混ざって出てくるので、もみ殻とぬかを別個に利用しようとする場合は、やはり、2段階方式でやったほうがいいです。

Isobe こうやって精米した陸稲のもち米で、おもちをつくって、磯辺巻きにします。
陸稲は、ねばりがある「糯(もち)系」なので、もちがつけるのです。ねばりのない「粳(うるち)系」の陸稲があるのかどうか、わたしは知りません。
おもちは、象印の全自動もちつき機でつくったので、簡単にできました。もちつき機は、パンや麺をつくるときにも、みそをつくるときに大豆をつぶすときにも、大活躍します。

Okowa 陸稲のもち米は、おもちにしなくても、一般的な電気炊飯器でふつうに炊いても、食べられます。

食料の自給を考えるときに、小麦があれば、パンや麺が食べられますが、お米のご飯も捨てがたいものがあります。しかし、田んぼを借りるのは、ハードルが高いですし、水稲は、デリケートで、手間のかかる作物です。そんなときには、陸稲を作目の候補にしてみてはどうでしょうか。
陸稲は、食味がちょっと……などと言う人もいますが、そのへんは、わたしは、慣れの問題だと思います。「おこわ」をつくるもち米ですから、おいしいですよ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

写真ニュース(きょうの畑から)

アブラムシがついて、一時、ほとんど消滅しかけたアズキでしたが、ごらんのように、あのダメージが嘘のように、完全復帰しています。今年も、アズキが食べられそうです。虫の害については、自然の回復力にかけて、放っておくしかないみたいです。

Hukkatsu

黒エゴマの畑に入ると、あちこちで、ハチの羽音がしています。恐ろしいぐらいに、たくさんのハチたちです。エゴマのハチミツって、どんな味なんでしょうか。

Hatohachi

陸稲が、ようやく実をつけてきました。精米して食べるところまでいけるか、どうでしょう。

Rikuto


この畑は、去年まで水田だったところです。水稲のこぼれ種から勝手に生えてきたと思われる株も、実をつけてきました。なーんだ、水がなくても、米はつくれるんじゃん。でも、ものすごく、成長が遅いです。これも、食べるところまでいけるかどうか。がんばってくだされ。

お次は、えん麦です。品種は「前進」。写真は、はさがけしてあるところですので、生えているときと上下が逆です。
カボチャのコンパニオンプランツだというので、種をまいたのですが、勢いがよすぎて、カボチャが地面をはうことができず、空中をさまよってしまいました。失敗、失敗。

このあたりの人たちは、飼料用に栽培します。でも、「オートミール」のもとですから、どうやるかわかりませんが、うまくつぶせれば、人間だって食べられるはず。挑戦してみようと思っています。

Enbakuhasa

こぶしの大きさにも満たない、ミニカボチャです。品種は「甘露錦(かんろにしき)」といいます。別名「恐竜の卵」。鮮やかな縦縞が印象的です。

Kyoryu_2

最後の写真は、畑ではなくて、自宅の庭にあるのですが、ゲンノショウコです。種が入ったさやがはじけて、中の種が飛び散ります。はじけたあとの、くるくると丸まったさやが、かわいいでしょう?

Tanetobashi

| | コメント (5) | トラックバック (0)

畑に生えてきた水稲

わたしは今年、陸稲を栽培しているのですが、陸稲によく似た形の植物が、うね間なんかの畑のあちこちに、勝手に生えてきています。

Suito_2 じつは、この畑、去年までは田んぼでした。ですから、陸稲によく似た植物は、水稲の種がこぼれて、生えてきたものと思われます。
水稲は、水を張った田んぼでなければ育たないように思っていましたが、畑でも育つのかもしれません。もし、実をつけるところまでいけば、それが証明されます。

水稲が畑でつくれるとしても、陸稲は、来年もつくります。今年は、品種特性不明の、いただきものの種を育てましたが、来年は、極早生であることが分かっている、「トヨハタモチ」という品種を購入することにしています。来年用の種ですが、人気があるので、今ごろから予約しておかないと、手に入らなくなってしまうそうです。
陸稲の種は、わたしは、「のうけん(一燈園農事研究所)」というところに予約をしました。興味のある方は、ホームページがありますので、ご参照ください。
http://www.nouken.jp/

稲関係で、一つ、疑問に思っていることがあります。それは、稲(水稲も、陸稲も)の葉のふちのところに水滴ができることです。

Suiteki こんな感じです(画像をクリックすると、大きくなります)。これって、なんなのでしょうか。豆類やジャガイモの葉っぱには、できないのです。ご存じの方、いらっしゃいましたら、ぜひぜひ、ご教示ください。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ポリマルチに向かない作物

いつまでたっても、試行錯誤を繰り返している田中です。
今年は、「ポリマルチお試し」の年として、初めてポリマルチを使ってみたのですが、いろいろ不都合も出てきています。冬が来たら、また悩むことが出てきそうですが、とりあえず、夏の現時点で気づいている不都合を「反省」しておきます。

今回、アブラムシの被害を受けているアズキと春まき小麦は、単に周囲の畑が農薬を使うから、わたしのはたけにアブラムシが逃げてきた、という問題ではなくて、アブラムシにつけいらさせる、作物側の「弱さ」があった、と言えると思います。アズキの場合は、不織布を外すタイミングが遅れたために、「葉焼け」をおこしていた、と思います。不織布は、鳥よけのつもりでしたが、少なくともアズキに関しては、糸にかえたほうがいいと思います。ポリマルチも、いらないと思いました。品種を、去年までの「エリモ」から「大納言」にかえてみた影響は、まだ判断できません。
ポリマルチはしていませんが、春まき小麦に関しての敗因を考えますと、以前の記事でも言いましたが、間違いなく元肥不足です。春まき小麦の、「元肥でとる」栽培スタイルがいいかどうかは別問題としても、品種特性として元肥を必要とするのですから、その品種を低肥料で栽培するには、それなりのリスクを覚悟しなければなりません。もう少しゆるやかな、段階的な低肥料化を考えたほうがいいのかもしれません。

ダイズに関しては、今のところ、調子よく成長しています。ポリマルチがなくても、調子よく成長していたでしょう。ダイズに関しては、ポリマルチは、地温を高めることによる成長促進の働きよりも、いわゆる「雑草(「野草」ではなく)」の抑制の働きのほうが、重要になると思います。これは、畑の、いわゆる「雑草」の出ぐあいによって判断する必要があると思います。低肥料で、いわゆる「雑草」が出にくい畑であれば、ポリマルチは、必要ないでしょう。肥料分が多く残っていて、アカザやスギナやスベリヒユなんかが出やすいような畑であれば、ポリマルチは有効だと思います。

明らかに、ポリマルチに向かない、と思えた作物は、レンズ豆です。どんな作物でも、地温を高めれば成長が促進される、と考えるのは間違いです。レンズ豆は、涼しいところで栽培する作物ではないかと思います。
陸稲も、成績が悪いのですが、これは強風の影響か、そもそも品種が北海道向きでないのではないか、という疑いもあります。去年、旭川で収穫した品種だと聞いたので、深く考えないで栽培しましたが、もっと早生の品種があれば、探してみたいです。陸稲の種は入手しにくく、早めに予約をしないと、予定数量売り切れになることがあります。

エゴマの成長とポリマルチの関係は、現在進行中なので、まだ答えは出ていません。ただ、発芽については、ポリマルチの穴に直まきした種は、決定的に発芽率が悪かったです。これは、水をかけたときに、種が浮き上がって、穴の奥に流れてしまったか、穴に深さがあって、エゴマの発芽に必要な光が、種まで十分に届いていなかったか、が原因ではないかと思います。今回、1カ月ほど作業予定が遅れてしまいましたが、プラグで発芽をさせてから畑に移植する、という方法が、順調にいっているので、来年からは、最初からプラグを使ってみたい、と思っています。

カボチャ類とトウモロコシ類に関しては、ポリマルチの効果は絶大で、北海道でこれらの作物を栽培する場合、ポリマルチなしで育てるとなると、かなりきびしいのではないかと思われます。
ジャガイモについては、土寄せがしにくいので、ポリマルチを使いませんでしたが、そもそも土寄せというのは、地温を低く抑えることで、芋の成長を促進させるためにやるものなので、原則として地温を高めるための資材であるポリマルチを使っては、逆効果なのです。なので、ジャガイモは来年もポリマルチなしです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

不織布

きょうは、陸稲の播種の続きをしました。マルチの穴に4粒ずつ、落としていきます。覆土には、籾殻燻炭を使いました。そして、不織布をべたがけしました。

Hushokuhu 不織布は、水と空気と太陽光線を通す資材です。写真のように、べたがけしたあとから、水やりすることができます。カラスやハトの食害への対策の意味で、かけてみました。
街の鳥たちは、山の畑の鳥たちよりも、かしこくて、たくましいので、不織布ぐらい、簡単に破ってしまうかもしれません。実際に鳥たちの様子を見ながら、次の対策を考えようと思います。

| | コメント (3) | トラックバック (0)