いつまでたっても、試行錯誤を繰り返している田中です。
今年は、「ポリマルチお試し」の年として、初めてポリマルチを使ってみたのですが、いろいろ不都合も出てきています。冬が来たら、また悩むことが出てきそうですが、とりあえず、夏の現時点で気づいている不都合を「反省」しておきます。
今回、アブラムシの被害を受けているアズキと春まき小麦は、単に周囲の畑が農薬を使うから、わたしのはたけにアブラムシが逃げてきた、という問題ではなくて、アブラムシにつけいらさせる、作物側の「弱さ」があった、と言えると思います。アズキの場合は、不織布を外すタイミングが遅れたために、「葉焼け」をおこしていた、と思います。不織布は、鳥よけのつもりでしたが、少なくともアズキに関しては、糸にかえたほうがいいと思います。ポリマルチも、いらないと思いました。品種を、去年までの「エリモ」から「大納言」にかえてみた影響は、まだ判断できません。
ポリマルチはしていませんが、春まき小麦に関しての敗因を考えますと、以前の記事でも言いましたが、間違いなく元肥不足です。春まき小麦の、「元肥でとる」栽培スタイルがいいかどうかは別問題としても、品種特性として元肥を必要とするのですから、その品種を低肥料で栽培するには、それなりのリスクを覚悟しなければなりません。もう少しゆるやかな、段階的な低肥料化を考えたほうがいいのかもしれません。
ダイズに関しては、今のところ、調子よく成長しています。ポリマルチがなくても、調子よく成長していたでしょう。ダイズに関しては、ポリマルチは、地温を高めることによる成長促進の働きよりも、いわゆる「雑草(「野草」ではなく)」の抑制の働きのほうが、重要になると思います。これは、畑の、いわゆる「雑草」の出ぐあいによって判断する必要があると思います。低肥料で、いわゆる「雑草」が出にくい畑であれば、ポリマルチは、必要ないでしょう。肥料分が多く残っていて、アカザやスギナやスベリヒユなんかが出やすいような畑であれば、ポリマルチは有効だと思います。
明らかに、ポリマルチに向かない、と思えた作物は、レンズ豆です。どんな作物でも、地温を高めれば成長が促進される、と考えるのは間違いです。レンズ豆は、涼しいところで栽培する作物ではないかと思います。
陸稲も、成績が悪いのですが、これは強風の影響か、そもそも品種が北海道向きでないのではないか、という疑いもあります。去年、旭川で収穫した品種だと聞いたので、深く考えないで栽培しましたが、もっと早生の品種があれば、探してみたいです。陸稲の種は入手しにくく、早めに予約をしないと、予定数量売り切れになることがあります。
エゴマの成長とポリマルチの関係は、現在進行中なので、まだ答えは出ていません。ただ、発芽については、ポリマルチの穴に直まきした種は、決定的に発芽率が悪かったです。これは、水をかけたときに、種が浮き上がって、穴の奥に流れてしまったか、穴に深さがあって、エゴマの発芽に必要な光が、種まで十分に届いていなかったか、が原因ではないかと思います。今回、1カ月ほど作業予定が遅れてしまいましたが、プラグで発芽をさせてから畑に移植する、という方法が、順調にいっているので、来年からは、最初からプラグを使ってみたい、と思っています。
カボチャ類とトウモロコシ類に関しては、ポリマルチの効果は絶大で、北海道でこれらの作物を栽培する場合、ポリマルチなしで育てるとなると、かなりきびしいのではないかと思われます。
ジャガイモについては、土寄せがしにくいので、ポリマルチを使いませんでしたが、そもそも土寄せというのは、地温を低く抑えることで、芋の成長を促進させるためにやるものなので、原則として地温を高めるための資材であるポリマルチを使っては、逆効果なのです。なので、ジャガイモは来年もポリマルチなしです。
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