秋色

2日ほど、雨がちの日が続いたあと、急に畑が秋色に色づきました。
まず、空が違います。
3日前に撮影した空は、こんな、夏の雲でした。

Natsunokumo

Akinosora それが、きょうは、こんなふうに、すっかり秋の空なのです。

秋まき小麦用のスペースを作りたいので、急いでジャガイモを掘りあげました。

Imokongo

色も大きさも、まちまちです。

カボチャは、同じ一つのカボチャの実から種をとったのに、できたカボチャは、白かったり、濃い緑だったり。

Kabochakozatsu

みんな違って、みんなよい、ですね。いろいろあって、楽しい。

Hatomugiiroduku

ハトムギの実も色づいてきました。

これは何をやっているかというと、

Azukiinakibi

刈り取ったイナキビの株の上に、刈り取ったアズキを載せて、乾かしているところです。こうすると、空中に浮いているから、風通しがいいのではないかと。

Muginukegara これは、脱穀し終わった秋まき小麦の抜け殻。
稲架に干しておいた小麦の束を、脚立のステップにたたきつけて脱穀します。脱穀機はいりません。ぱんぱんとたたきつけるだけで、小麦の胚乳が外れて、脱穀から脱ぷまでが、一度に済んでしまうのです。脱ぷ機もいりません。籾殻は穂についたままです。なんて楽なんでしょう。
わたしが育てているのは、「ホクシン」という品種ですが、他の品種でも、こんなふうにうまくいくかどうかは、分かりません。

Okabotoramame

手前の、背の低い、黄色っぽい穂が、陸稲です。
うしろの、支柱にからみついて、もこもこ繁っているのが、虎豆です。
豆類も、エゴマも、急に黄色っぽくなって、収穫の季節になってきました。

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‘省力ジャガイモ’、販売をはじめました

新ジャガイモの販売をはじめます。コンパクトデジカメが壊れたので、写真はありません。ごめんなさい。品種は、春掘りのときと同じで、メークイン、キタアカリ、アンデスレッド、シンシアの混合になります。
去年の芋の掘り残しから自然発芽したジャガイモで、不耕起・無施肥(1回だけ、薄めたにがりを葉面散布しました)・草生え放題・連作・土寄せなし、です。無農薬は、うちでは当たり前。何の手間もかけていません。名付けて‘省力ジャガイモ’。
春掘りのときよりも、小粒の芋が多くなりますことを、ご承知おきください。
値段は、据え置きます。5㎏で、400円+宅配料、10㎏で、700円+宅配料、となります。手渡しできる方は、もちろん、送料はいりません。ご注文は、栽培生活のホームページの
「会員頒布」のページから、どうぞ。

ついでにもう一つ、告知です。
拓殖大学北海道短期大学食農研究会発行のフリーペーパー「メ・シクーナ」の第6号、第7号、第8号を、「栽培生活友の会」会員の方限定で、さしあげます。どの号も、伊藤編集長の力作です。わたし田中も原稿を書いています。
ご希望の方は、ご希望の号数と送付先を、メールでご連絡ください。どうぞ、ご遠慮なく。用意した部数がなくなり次第、終了します。9日現在、どの号も在庫あります。

第6号
沖縄県 宮古島のお千代さんに会いに (あかほりりゅうへい)
世界のまん中で飯を喰おう 「虫喰う人々」の巻
「自給的栽培」の楽しみ 道具編 (田中敬三)
土って何だ?〈中編〉
昨日晴耕今日雨読 岡本太郎『歓喜』
今日からできる!ミミズの飼い方 ミミズコンポスト

第7号
沖縄県 宮古島のお千代さんに会いに 其の二 (あかほりりゅうへい)
土って何だ 後編
肥料の話 (田中敬三)
も一度観よう『もののけ姫』
世界のまん中で飯を喰う 「酒飲む人々」の巻
Let's Make Dob-Rock!!

第8号
世界のまん中で飯を喰う 「喰えない人々」の巻
「安い!」‥が世界を破壊する
沖縄県 宮古島のお千代さんに会いに 其の三 (あかほりりゅうへい)
畑の雑草を食べる (田中敬三)
アチチ!!なMOVIE ボーダータウン

*追記*
デジタル一眼カメラを、純粋な善意から、田中にプレゼントしたい、という奇特な方がもしいらっしゃいましたら、メールください。すぐ使えるものなら、使いかけのものでもOKです。

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土の中では、

今回も枯れて、だめになってしまった、とあきらめていたニンニクでしたが、何気なく茎を引っ張ってみたら、地中にしっかり、ニンニクができていました。

Ninnikurinkei 単純に、収穫の時期が来ていたので、地上部が枯れただけだったのですね。
さっそく洗って、エアドライで乾燥させました。
鱗片のひとかけらが、1年かけて、約6片のひとかたまりに生長します。米や麦が、1粒が何千倍にもなるのに比べると、6倍という生長のスピードは、遅いようにも思えますが、お金をどこかに預けても、1年で6倍には、絶対にならないですから、そう考えたら、速いのかもしれません。
とにかく、しばらくはニンニクが食べられます。つぶして、スープに入れますか。

枯れると言えば、キタアカリという種類のジャガイモが枯れてきました。ニンニクのことがありますから、もしやと思って、試し掘りしてみました。そうしたら、ころころといっぱいのジャガイモが出てきました。

Jagatameshi 前にも書きましたが、このジャガイモ畑には、今年は、種芋を植えていません。去年の掘り残しをそのままにしておいたのです。耕してもいませんし、肥料もやっていません。しかも連作です。でも、こうやって収穫できるのです。
確かに、小粒の芋が多いので、売り物にはしづらいかもしれませんが、自家消費用には十分です。新しい炭水化物補給源が加わりました。

土の中と言えば、タマネギです。近所の本物の農家では、タマネギを倒して、干しています。うちのニセモノの農家では、ぜーんぜん玉ができてきません。今年もだめかなーと思いつつ、ふと見ると、

Tamanegikyu おっ! 一つ、玉が露出していました。もう少し待ったら、他のタマネギも、食べられるようになるかもしれません。あきらめないで、もう少し待ってみることにします。

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いももちバーグ

Im_burg

北海道の郷土料理「いももち」のバリエーション。
ゆでてつぶしたジャガイモに片栗粉を混ぜます。ここまでは、普通のいももち。さらにそこに、刻んで炒めたタマネギと、パン粉を混ぜて、こねて、小判型にまとめて、フライパンで炒めて、ソースとケチャップに、ちょっと水を足したソースで煮込んで、できあがりです。
北海道らしい、高カロリーな一品になりました。

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いももち

広辞苑によれば、

いも‐もち【いも餅】
ゆでたじゃがいもに片栗粉を加えて餅状にし、焼いたもの。北海道の郷土料理。

なのだそうです。広辞苑が、いももちは北海道の郷土料理だと、認定してくれています。
広辞苑による作り方の説明は、簡潔明瞭でいいのですが、ちょっとだけ補うと、「ゆでたジャガイモをつぶして、片栗粉を加えて、練って餅状にして、焼くか、揚げるか、炒めるかしたもの」ということになります。つなぎの片栗粉を少し多めに入れれば、ゆでてもできると思います、たぶん。
いももちを知らないと言ったら、北海道育ちの人に驚かれてしまいましたが、北海道の外では、いももちを知らないのがあたりまえなのです。

Wikipedia によると、北海道以外にも、いももちはあるのですが、材料が違うようです。
和歌山県と高知県のいももちは、餅米とサツマイモで作るそうです。岐阜県のいももちは、里芋と米で作るそうです。地域で手に入りやすい材料で作るのですね。

ま、とりあえず、北海道ふうに、ジャガイモで、作ってみました。

Imomochi

オーブンで、油を使わないで、焼いてみました。乾いてべたつかないので、スナックをつまむような感覚で、手づかみで食べてもいいのではないかと思います。
味は、生地に練り込んでもいいですし、ディップのような、付けて食べるものを用意してもいいでしょう。
きょうは、わたしは、しょう油と海苔で、磯辺巻きふうにして食べました。

北海道農業改良普及協会編の『改訂版 絵を見て作れる 北国の手づくり食品』には、「イモだんご」の名前で出ています。
冷凍保存する場合には、直径4~5センチの棒状にして、ラップフィルムで包んでから、冷凍するのだそうです。食べるときは、自然解凍して、1センチぐらいの厚さに輪切りにして、焼いたり、揚げたり、炒めたりするそうです。
また、片栗粉の代わりに上新粉を使うと、固くなりにくいそうです。

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ジャガイモと菊芋の販売を再開します

Jagakibi

ジャガイモ畑だったところです。まだ掘ってないジャガイモが、たくさん埋まっています。今年は、このまま、ここから芽が出るに任せてみようと思っています。ジャガイモやトマトのようなナス科の作物は、連作障害が出やすいのですが、この畑には、イナキビと赤クローバーを混植していたので、大丈夫なのではないかと踏んで、より自然風な栽培を決行します。
ジャガイモと菊芋を掘って、調理して食べてみました。雪が積もる前に掘り出して自宅で保存してあったジャガイモや菊芋は、芽が出てきていて、芋本体も水気がなく、すかすかになっていますが、土の中にあった芋たちは、十分にいけます。販売を再開しようと思います。

Jagakiku4

芽が出てくるまでの、期間限定販売です。扱い続けているかどうかは、栽培生活のホームページの、「会員頒布」のページで確認してください。この記事では、販売終了のお知らせはしません。

食べてみましたけれど、どちらもおいしかったですよ。

Haruhoriimo

ジャガイモは、ゆでて、マヨネーズ&ケチャップ。菊芋は、油で炒めて、ソース&ケチャップ。しょう油&みりんで、和風にしても、おいしいです。料理は、あまりこらないほうがいいです。塩味なんてのも、シンプルでいいですね。

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乾燥ジャガイモをつくってみる

「ジャガイモ博物館」というサイトがあります。その中に、アンデスの高地でつくられている「チューニョ(乾燥ジャガイモ)」についての記事があります。これをつくってみようと思い立って、やってみました。やりやすいように、ちょっとアレンジしてあります。

まず、ジャガイモの皮をむいて、冷凍庫で一晩、冷凍します。翌日、水にさらして、解凍します。日中は、そのまま水にさらしておきます。

Reitokaito

さらした水には、ジャガイモの「あく」がしみ出て、赤茶色になります。この冷凍-解凍を4日間、繰り返します。4日目には、もう「あく」は、ほとんど出てこなくなります。
それからこのふにゃふにゃになった芋を、洗濯ネットに入れて、ソメラの高速脱水機にかけて、脱水します。ちなみにアンデスでは、足で踏んで脱水させるそうです。
で、そのあとは、「エアドライII」という、ファンで風を当てて食品を乾燥させる乾燥機にかけて、乾燥させれば、できあがりです。

Hoshiimo

これが、できあがった乾燥ジャガイモです。6時間ぐらい風を当てておくと、カチンカチンに固まります。平べったくつぶれた、白っぽく乾いた粘土のかたまりみたいです。これを見せて、ジャガイモだと分かる人は、少ないと思います。何年でも保存がききそうな雰囲気です。

さっそくですが、水で戻して、煮付けて食べてみましょう。

Nihoshiimo

丸みのある、元の芋の形に戻りました。形状記憶芋のようです。黒っぽいのは、しょう油の色もありますが、煮戻すと、黒っぽくなる性質があるみたいです。
味は、生のジャガイモの煮付けから、ジャガイモの香りを抜いたような、くせのない、素朴な味です。たとえば豚肉みたいな、脂気のある動物質の食材と組み合わせて料理すると、よりおいしくなりそうです。

冷凍-解凍の過程なしで、生のままのジャガイモを、乾燥・保存させることはできないでしょうか。試してみました。

千切りスライサーで、ジャガイモを千切りにします。ざるにとって、大きな鍋の中で水にさらします。このさらした水の中には、デンプンが溶けていますから、捨てないで、とっておいてください。
水にさらしたジャガイモは、洗濯ネットに入れて、ソメラの高速脱水機にかけて、脱水します。そして、ネットのまま乾燥機「エアドライII」に入れて、乾燥させます。半日ほど乾燥させると、パリパリの乾燥ジャガイモになります。

Sengirikiriboshi

「こうなご」と切り干し大根の中間みたいな、一風変わったものができます。
水で戻して、油で炒めて、きんぴらにしたり、水で戻して、ゆでて、ドレッシングかマヨネーズであえて、サラダにしたりして、食べます。
千切り状のジャガイモが、煮てあるの煮くずれないでいる、というのは、意外な感じがします。

Kinpirasalad

ところで、最初にジャガイモを水にさらしたときに、さらした鍋の水をとっておいてくださいと言いましたが、あの水から、デンプンをとり出してみましょう。
ジャガイモをさらした水は、しばらくおいておくと、デンプンが沈殿してきます。上水は、「あく」を含んでいますので、静かに流して捨てます。ざるの目をすり抜けた細かい「かす」が気になるようでしたら、目の細かい茶こしでこしとると、いいです。
で、「もう一度水を入れて、沈殿したら上水を捨てる」を、3回繰り返します。そして、最後はそのまま自然に乾燥させれば、ジャガイモデンプンのできあがりです。
デンプンは、栄養成分的には、炭水化物のかたまりみたいなものです。

Denpundangojiru

デンプンの簡単な使い方としては、水に溶いて、スープに混ぜて、とろみ付けに使うというのがあります。今回は、もうちょっと手を加えて、カボチャの団子汁をつくってみました。

まず、カボチャをゆでて、マッシャーでつぶします。冷めたら、デンプンと上新粉(米の粉)を混ぜて、こねてちぎって丸めて団子をつくって、お湯でゆでます。別にスープをつくっておいて、そこにゆで上がったカボチャ団子を入れて、できあがりです。
この団子は、煮くずれしないので、重宝します。黒蜜をかけたり、きな粉をまぶしたりして、甘くして食べても、おいしいです。

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農産物の値段

ジャガイモの販売をはじめたのですが、ある方からメールで、「値段が安すぎませんか?」と指摘されてしまいました。ジャガイモ5㎏で、400円+宅配料、10㎏で、700円+宅配料、という設定です。
わたしがつくったジャガイモは、写真を見れば分かるように、大きさもばらばらですし、形もよくないし、普通に市場に出荷しても、扱ってもらえないような品質なのです。それに、まとまった量を出し続けられないようでは、市場では、受け付けてももらえません。

わたしは、ジャガイモは、スコップを使って、人力で掘りますが、北海道のジャガイモ生産者のほとんどは、ジャガイモ掘り機で掘ります。この機械は、土の中から芋を掘って、地表に放り出すまでをする機械で、地面の上に転がった芋を拾い集めるのは、たいてい、出面さんをおおぜい雇って、人海戦術でおこなわれます。
わたしも、芋拾いを手伝ったことがあります。畑の主の話では、ポテトチップスをつくる会社に売るのだということでした。そのときに聞いた、ジャガイモの値段は、1キログラム当たり30円だ、とのことでした。しかも、ポテトチップスをつくるのにちょうどいい大きさの芋だけしか、買ってもらえません。大きすぎる芋も、小さすぎる芋も、畑に捨てられて、腐るに任せられていました。
1キログラム30円ですから、10キログラムで300円。わたしの10キログラム700円が安くないのが分かりますでしょう?

農産物の値段は、需要と供給の関係で上下しますが、ものすごくおおざっぱに平均して言うと、スーパーマーケットで売っている値段の、2割ぐらいを農家がとって、8割ぐらいを流通がとります。たとえば、200円で売られている大根があったとしますと、農家が受けとったのは、40円ぐらいだと考えるといいと思います。
出荷のための段ボール箱代は、農家もちです。値段が箱代以下になったら、出荷しないで、トラクターで畑にすき込んだほうが、赤字が増えなくていい、という判断になります。

わたしがつくっているジャガイモは、付加価値をつけて売るような、特別なジャガイモではありません。ほとんど素人のわたしが、いい加減につくっただけのものです。自給のための技術は、だれでもまねできるものでなくてはいけない、とわたしは考えています。
わたしのジャガイモを買ってくれる人というのは、ホームページを見て、「この人がつくったジャガイモを食べてみようか」という気になった、奇特な方とか、もともとわたしの知り合いで、「田中さんが作ったジャガイモを食べてみたい」という、これも、かなり奇特な方とかです。毎度ありがとうございます。

「田中さんのジャガイモ」といえば、舞踏家の田中泯さんが、20年以上前から、農業をやっていて、田中さんのホームページ「田中泯 Min Tanaka Official Website」を見ると、田中さんがつくったジャガイモが通信販売されています。名付けて「桃花村のみんじゃが」だそうです。1キログラムで500円だそうです。10キログラムですと、5000円ですか。わたしの7倍以上の値段をつけています。
「田中泯さんがつくったジャガイモを食べたい!」という人たちがいるんでしょうね。田中泯さんは、かっこいいから、ちょっと高くても買っちゃう!、ってことなんでしょうね。いえいえ、張り合うつもりなんかありませんです。

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ジャガイモの摘花

最近、「ジャガイモ 花が咲かない」で検索して、このブログに来る方が多くなっています。農家の中には、「花や実に栄養がとられて、芋の成長にさしさわる」と言って、花を摘みとる人もいるぐらいですから、花が咲かなければ、摘みとる必要もないわけで、かえって手間が省けていいのではないでしょうか。
ジャガイモは、品種によっては、まったく花が咲かないものもあるぐらいで、花が咲かないから異状だ、ということはありません。
わたしの栽培は、いいかげんなので、ジャガイモの花は、摘みとったり、そのままにしていたり、しています。

ジャガイモは、芋で増えれば、遺伝子情報は変化しません。実の中の種で増えれば、遺伝子情報は、かきまぜられます。ジャガイモは、通常、種芋を使って栽培しますから、同じ品種のジャガイモは、すべて同じ遺伝子情報を持っています。
思うに、繁殖に当たって「有性/無性」の選択ができる生物は、環境によく適応して、進化する必要を感じないときには、遺伝子情報を変化させない「無性」を、環境に適応しきれなくて、進化する必要を感じるときには、遺伝子情報をシャッフルして、それぞれの株たちの間に性質のばらつきをもたせて、環境に適応した性質を持った株(が持つ遺伝子情報の組み合わせ)を優先的に生き残らせることによって、種全体としての進化をとげようとするために「有性」を、それぞれ選択したがるような気がします。これは、「ジャガイモの気持ち」というものがあるとして、それを推測すれば、の話ですけれど……。

「花を咲かせたいのなら、咲かせてあげよう」と、悠然と思うこともありますし、「あなたたち、人間に食べられるのが仕事なんだから、花なんて、役に立たないものつくってるんじゃないの!」と、つぼみをむしりとることもあります。「花は花で鑑賞したあと、実をつける前につむ」というのも「あり」です。どのように処置するかは、園丁のわたしの気分次第です。ふっ、ふっ、ふ。

ジャガイモ栽培では、よく「芽かき」が行なわれます。一つの種芋から多くの芽が出た場合、一定の数(2本、とか)を残して、いあとはかきとる、という作業です。これをすることによって、ジャガイモの芋の大きさがそろえやすくなる、という利点があります。しかし、小さい芋は小さい芋としての利用方法がある(たとえば、翌年に、そのまま切らないで種芋に使う、とか……)ので、「芽かき」までして無理してそろえようとすることもないのではないかと、わたしは考えています。「生えたいものは、生やしておけば?」の発想です。……とか何とか言って、じつはただたんに、「芽かき」作業がめんどうくさいだけだったりして。

「芽かき」と言えば、ミニトマトでも、脇芽の「芽かき」をします。横に広がる枝を抑えて、まっすぐ上にのびる幹だけにすれば、作物を支えるのに、1本の支柱を立てるだけですむので、楽です。
ミニトマトを、「芽かき」しないで放っておくと、横に枝が伸びすぎて、地面に倒れていきます。ミニトマトの原種は、地面をはっていたのでしょうか。それとも、支柱で支えるという、長年にわたる人間からの働きかけによって、自分の枝の強度では支えきれないほどに多くの実をつけるように進化したのでしょうか。

人間と作物の関係の歴史を想像すると、「面白いなあ」と思えることが、いっぱいあります。

【追記】
植物の花は、動物で言えば、生殖器にあたります。花を摘むということは、動物では、去勢に対応します。家畜をコントロール(支配)する技術の発想が、栽培に転用されたのが摘花ではないかと、何の考証もなしに、直感で言っておきます。

わき目もふらず
華(はな)をつみ集むる
かかる人をば
死はともない去る
まこと
眠りにおちたる
村をおし漂(なが)す
暴流(おおみず)のごとく

『法句経』友松圓諦訳

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ジャガイモの植えつけ

しょっぱなから、種芋をかびさせる、という失敗をしてしまった、今年のジャガイモ栽培ですが、仕切りなおして、種芋の植え付けをおこないました。

たいがいの栽培マニュアルには、まず、石灰をまぜて、そのあと、溝を掘って、堆肥と肥料を入れて、少し土を戻して、その上に種芋を置いて、さらにその上に土をかける、というふうに説明されています。
キクイモの植えつけは、この方法でおこないましたが、キクイモよりも栽培面積が広いジャガイモを、この方法で植えつけるのは大変なので、もう少し楽な方法を試してみました。

苦土炭カル(10kg/1a)、複合肥料(5kg/1a)、堆肥(50kg/1a)をまいて、耕耘機で耕します。そして、耕耘機の 50cm の幅がある、車輪が通ったあとのくぼみに、種芋を置いていって、足で土をかけて埋めていきます。おしまい。

耕耘機の車輪の跡を利用する、というやり方は、去年、大豆でうまくいき、今年は、春まき小麦でも、試してみたものです。とりあえず、今手元にある機械・道具だけで、できるだけ楽に作業をしよう、という発想です。この方法でうまくいくかどうかは、分かりません。
栽培面積がかわると、栽培方法もかえなければならなくなります。土寄せや、収穫のときの仕事も、想像しておかなくてはなりません。実際に畑に立ってみると、感覚的に分かりやすくなります。

うね間 50cm は、狭いと思うかもしれません。今回は、逆に株間のほうを 60cm と、広めにとりました。
ジャガイモ畑に石灰を多く入れると、そうか病になりやすくなると聞いたので、ひかえめにしました。また、前年水田だった畑なので、肥料分が残っていると考えて、肥料もひかえめにしました。

複合肥料の原料表示を書き写しておきます。

魚粉類、植物性油かす、硫酸アンモニア、重過リン酸石灰、副産植物質肥料、混合動物質肥料、塩化加里

有機質の肥料原料というと、聞こえはいいのですが、「副産植物質肥料」とか「混合動物質肥料」とかが、具体的にはどういうものを使っているかが分からないので、不安があります。魚粉ならば魚粉だけ、という単品の肥料がほしいところです。次回肥料を買うときには、もっと探してみます。

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ジャガイモの種芋の切り口がかびてしまった

ジャガイモの種芋を、切って、日中には日に当てて、夜間には室内にとり込んで、していたら、切り口がかびてしまいました。日暮れどきに温度がさがり、室温がそれよりも温かかったために、芋と芋とが触れ合う部分で露が出て、かびたのではないかと思います。種芋として使えるかどうか、不安です。
切るのが早すぎたのでしょう。植える直前でいいのですね。日に当てるのは、切る前のほうがよかったのかもしれません。また、室内にとり込む必要がなかったのかもしれません。
一応、植えてみますが、ジャガイモがとれないとまずいので、念のために、種芋を買いなおします。

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ジャガイモの種芋を切って、日に当てました

Mayqueen ジャガイモたちが、箱の中で芽を出しはじめていました。早く畑に植えてやりたいとは思うのですが、人間の都合で、畑がまだできていません。芽が長くなりすぎで、ポロポロと折れてとれて、かわいそうなので、きょう、切って、日に当てる作業をしました。浴光催芽とか、浴光育芽とかと呼ばれる作業ですが、もう芽が出ているので、やったことをそのまま「切って、日に当てました」と言うしかないかな、と。切り口に草木灰をつけるのは、やりませんでした。
アルミ蒸着シートの上に置いて、日に当てました。ソーラー・クッキングのように、上からと下からと、太陽の光を浴びて、1日で切り口が縮まるほど、よく乾きました。このアルミ蒸着シート、たまたま手近にあって、ピカピカ光るので、猫やカラスにいたずらされなさそうで、いいかな?と思って、試してみたのでした。早く乾きすぎて、かえって心配です。ま、芋の生命力を信じましょう。
メイクイーンは、だいたい2コに切りました。キタアカリは、大きくて、芽の数も多かったので、2~3コに切りました。それぞれ、5kg ずつ、種芋を買ってきて、切りました。足りなかったら、また買ってきます。収穫するころには、この種芋の何倍ぐらいになっているのでしょうか。今から楽しみです。

【追記】
上記のやり方は、失敗でした。まねしないほうがいいと思います。くわしくは、こちら→「ジャガイモの種芋の切り口がかびてしまった」をご覧ください。

【追記 2】
この方法で、切り口が黒くなってしまったのですが、ある方のブログで、そればかびではなくて、灰汁(あく)であることを教えてもらいました。このまま植えても、問題なく生長しました。
ただ、浴光育芽は、文字どおり、芽を出させるための作業で、この記事の場合のように、すでに芽が出ている場合は、必要ないと思います。ジャガイモは、品種によって休眠期間が長いものがあって(「シンシア」とか)、植え付けの時期になっても芽が出ていない場合に、光に当てて芽を出させるのだと、現在は認識しています。

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自生のジャガイモ

ソバとエゴマの畑で、ジャガイモを掘って、収穫しました。と言っても、混植したのではありません。自生のジャガイモです。

Jiseiimo この畑が耕作放棄される前に栽培されていたものが残っていて、毎年、新しい芋に引き継がれて、今まで生き続けてきたのでしょう。
わたしが植えたジャガイモ(きたあかり)は、この夏の干ばつに耐えられなくて、枯れて、消滅してしまいましたが、勝手に生えたこのジャガイモは、どれも、とても元気に成長していました。低栄養・草の陰での日照不足を生き抜いてきただけあって、たくましい限りです。

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ゲンノショウコを鉢植えで

Planterde ジャガイモの畑には、2種類の品種を植えました。キタアカリとレッドムーンです。レッドムーンは、雨が降るようになってから、元気を取りもどしていますが、キタアカリは、ほとんど消滅してしまいました。弱いですね。来年栽培するジャガイモは、レッドムーンだけにしようかと思っています。
キタアカリが消滅した畑に、ちらほら白い花が咲いていました。ゲンノショウコです。これを鉢植えで栽培できないかと思って、試しにプランターに移植してみました。自然の野草を採取するのはいけませんが、どうせまた耕されてしまう畑に生えているのですから、取ってもかまいませんよね? だめ?
下痢止めに使う人もいるかもしれませんし、観賞用としても悪くないと思います。キタアカリがだめで転んでも、ただでは起きません。ゲンノショウコの鉢植えを育てて、販売して、ひともうけしてやろうじゃないの。ふっ、ふっ、ふ。
自宅に持ち帰ろうとして、プランターに移したのですが、すでにしおれているように見えますが……。ま、様子を見ましょう。うまく根付くようならば、鉢をたくさん用意して、畑から移植しまくろうと思っています。

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耕耘機を、また買う気になっています

新品で買って、1月も使わないうちに盗まれたわたしの耕耘機でしたが、その後、半ば意地になって、くわと「十手」で畑仕事をしていましたが、このペースでは、予定している作業が終わりそうにないと分かってきました。そこで、意を決してホンダの代理店に電話をして、全く同じ耕耘機を再注文しました。現物がなくて、3日ぐらいで取り寄せになるとのことでした。種植えのあとにも、まだ開拓しなくてはいけない畑や田んぼもあるので、機械の助けは必要だと思います。重いトラクターでかき混ぜられるのはいやなので、このぐらいの、小回りがきいて、そこそこパワーもある機械を使って、自分で納得のいく仕事がしてみたいです。

最近の畑の様子をご報告します。去年植えたのは、コムギとニンニクです。コムギは、15cmぐらいに成長しました。
Mugibata ニンニクは、葉の先が黄色っぽく枯れてきています。Ninnikuha水が足りないのか、肥料分が足りないのか、風に当たって傷んだのか、といったところが原因と考えられます。葉の様子から考えて、病気ではないようです。種植えが一段落ついたら、中耕をして、脱脂米ぬかを追肥して、しばらくしてから、うね間にアルサイクローバーの種をまいてみようと思います。ニンニクは、吸肥力が強いので、無肥料で育てるのはむずかしいかもしれません。ニンニクがなければ生きていけない、というわけではありませんし、方向としては、栽培面積縮小でしょうか。
ちなみに、上の写真のコムギの畑も、ニンニクの畑も、アシが生えまくっていた草原から、スコップとくわだけで畑に変えたところです。時間と体力が許せば、このぐらいの畑は、人力だけでも作れる、という見本です。
豆類は、まだ一つも発芽していません。今年植えたものでは唯一ジャガイモが、一部発芽していました。Jagaime 柔らかそうな芽なのに、固い土を突き破って出てくるのですから、その力強さには驚かされます。思わず、「がんばれー」と、応援したくなります。

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ジャガイモを植えました

ジャガイモ(キタアカリ)を約500株、植えました。種芋がしわしわになりかけていて、切り口が一部かびてきたので、あわてて今日植えました。無事に育ちますように。
ジャガイモの植え方は、10cmぐらいの穴を掘って、埋めていくだけです。株間は30cm。足(つま先からかかとまで)を目安にします。切り口は、下に向けました。

コムギの生育状況です。

Komugime 2cmぐらいに成長しています。
慣行農業ですと、追肥をするのですが、わたしは、注文したクローバーの種が来たら、うね間にまいて、肥料代わりにしようと思っています。

Ninnikume こちら、ピースサインを出しているのは、ニンニクの芽です。雪が降る前には、芽を出さなかったのですが、ようやく出てきました。おいしいニンニクになりそうですね。

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ジャガイモの浴光育芽

ジャガイモの浴光育芽の準備をしています。浴光催芽とも言います。ジャガイモを切って、切り口に草木灰をつけて、日光に当てています。草木灰はつけなくても、切った表面が乾けば、それでいいと言う人が多いです。ま、ひまなので、試しにやってみています。

今年栽培するのは、まずこれ、

Kitaakari_1 定番のキタアカリです。

もうひとつはこれ、Redmoon

「知る人ぞ知る」(←サッポロノウエンさん談)レッドムーン。

おまけはこれ、
Apios アピオスです。

アピオスといい、ブルーベリー(ハイブッシュ系)といい、ニセアカシアといい、キクイモといい、北米から導入した作物がすきですねえ。寒さに強くて、作りやすい、というのがいいです。

鏡山悦子さんの『いのちの営み 畑の営み』のジャガイモのページには、さすがに不耕起の自然農だけあって、培土のことは書いてありません。わたしは、今年は、培土するつもりです。培土のことは出てきませんが、芽かきのことは出ていました。北海道では、機械化できない作業は、しないことになっています。わたしは、機械を使いませんが。
あと、ジャガイモは、花芽をつむと、養分がいものほうに多く行って、たくさんできる、という技術もあります。ジャガイモはいもを種にして増えますから、花はいらないのです。

草木灰をさがして、あちこち回りました。農協にもありませんでした。このあたりの人たちは、草木灰のかわりに炭カルをまぶしています。石灰というのは、鳥インフルエンザが発生したときに、畜舎に振りまかれたように、消毒の目的で使われるので、切り口を消毒するような感覚でやっているのかもしれません。
思うのですが、買った資材って、素性が分かりませんね。草木灰といっても、何を焼いた灰だか、見当もつかなくて、無気味です。まきストーブを使っていれば、自給できるのですが。ほかにも、挿し木に使うバーミキュライトにはアスベストが混ざっているのがあるという話だし、肥料には肉骨粉が入っているし、油かすだって遺伝子組み換え作物だろうし、下水の汚泥からつくる肥料には、水銀が入っていることがあるし、農薬は言うまでもなく危ないしで、わたしは、お店でそれらの商品が展示されている棚の前を通るときに、思わず息をとめていたりします。

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ジャガイモを植えるとき、切り口は上に向ける?

Yokkoikuga_1 ジャガイモを植えるときに、大きな種いもは、2つ、3つ、4つに切り分けますよね。わたしの畑の地主さんの話では、いもを食べるときに、むいた皮に付いている芽の部分だけでも、十分に育てることができるとか。でも、売っている種いもの中身を食べるのは、やめておいたほうが無難だと思います(食用でないので、安全性の意味で)。
さて、その、2つ、3つ、4つに切り分けたジャガイモを植えるときに、切り口を上に向けますか? 下に向けますか?
八鍬利郎『北海道 楽しい家庭菜園 増補改訂版』(北海道新聞社)によると、下に向けて植えるようにとあります。鏡山悦子『いのちの営み 田畑の営み』(著者直売本)にも、下に向けて植える、とあります。徳野雅仁『完全版 農薬を使わない野菜づくり』(洋泉社)も、下向き。下向き派が多いですね。逆に上向きの植え方を紹介しているのは、萱野茂『アイヌ歳時記 二風谷のくらしと心』(平凡社新書)です。古賀綱行『誰でもできる 野菜の自然流栽培』(農文協)は、少し違っていて、ジャガイモの頭を少し切り捨てて、ついで縦に半割り。最初に切り捨てた面を上に、つまり、半割りした面を垂直に植えるように、とあります。これは、上向き派でも下向き派でもなくて、垂直派。腐りにくいように下に向けろという説と、複数の芽が広がって育つように上に向けろという説の、2つがあるようです。もっとも、広い面積で栽培しているところでは、切り口の向きなど気にしないで、適当にころがして、足で土をかけていく場合が多いです。3人乗りのジャガイモ植え機で植えるときなど、機械の上からぼろぼろ落としていきますから、きった面が上か下かなんで、知ったこっちゃありません。結論から言えば、どっち向きでもいい、ってことでしょう。
慣行農業の農家で研修していたときに、ジャガイモ植え機に乗って、種いもを
落としていく作業を経験したことがあります。運転する人が1人、種いもを落とす人が2人、という構成でした。傾斜地で凸凹の畑で、振り落とされるのではないかと思われて、恐ろしかったです。休みなくいもを落としていく様子は、チャップリンの映画「モダン・タイムス」の畑版みたいでした。
近所の農家の畑で、ジャガイモ掘りもやりました(「懐古モード」になってますね)。機械で掘り起こした後に、人海戦術で拾い集めていくのでした。農林1号という品種で、ポテトチップの原料にするものでした。1kg が 30円で加工業者に買われていきます。たったの30円ですよ! 規格外の大きさのいもが混じったり、日に当たって緑がかったいもが混じったりすると、罰金として、さらに安く買いたたかれるそうです。畑の主は、「でめん(日雇い)賃出さなきゃいけないから、完全に赤字だよ」と言っていました。
外品(規格外)と言って、大きすぎたり小さすぎたりするいもは、そのまま畑に捨てておきます。もったいないなどと言って、でめんを使って拾わせたら、ますます赤字が増えてしまいます。「自分で拾うのなら、いくらでも持って帰っていいよ」と言われて、大喜びで、鬼のように持って帰ったものでした。
それにしても、畑の上を、重い機械を、年間に何度行き来させているのでしょうか。土が固くなるから、それを壊すために、また機械を入れる。なんて無駄なことをやっているのでしょうか。土の中の生き物がかわいそうです。
わたしが慣行農業のジャガイモを食べたくない理由は2つあって、1つは、収穫前に薬を使って地上部を枯らしてしまうからです。もう1つは、保存のために、芽が出ないようにするために、放射線を照射したジャガイモが出まわっているからです。デンプンなんかに加工されてしまうと、原材料にどんなジャガイモを使っているか、分かりません。ちくわやうどんの原料にデンプンが使われることがあって、中には自慢げに「国産デンプン使用」と表示してあるのまであります。国産のほうが安心は安心ですが、放射線照射ジャガイモを使っているかもしれない、という心配は残ります。ついでに言っておくと、輸入の半加工されたジャガイモ(フライ用冷凍ポテトなど)には、作物の葉を食べた虫が死ぬような、遺伝子組み換えジャガイモが使われている可能性があります。なんにしても、自分で栽培すれば、安心ですね。
ということで、無事に自給の話になったので、それではまた。

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土作り

今日は、来年ジャガイモを作る予定の畑と、ブルーベリーを植える予定の畑の土の準備をしました。
まずそれぞれに、ゆずってもらった厩肥が余っていたので、それを入れました。次にジャガイモの畑のほうは、木灰を入れました。ジャガイモはカリを食べるので、草木灰を畑に入れるといいと言われています。今回は、2aの畑に120kgぐらいの木灰を入れました。この木灰は地主さんからもらったものです。地主さんが以前、市内の銭湯から出た灰を集めてきたのが残っていたものだそうです。
ブルベリーの畑のほうは1aほどの広さですが、ここに十勝バーク20kgを14袋とピートモス50リットルを14袋、投入しました。これらは農協で買いました。籾殻も入れたかったのですが、売っていませんでした。深川市は稲作地帯なので、今ごろの季節は籾殻など、いたるところで山のように捨てられているので、お金で買うものではないのでしょう。農協の人に「籾殻燻炭ならありますが…」と言われたのですが、籾殻燻炭はアルカリ性で、ブルーベリーは酸性土壌をこのむので、パスです。
ハイブッシュ系のブルーベリーは-35℃の寒さまで耐えられるそうなので、北海道でも育てられます。ところが、排水性のいい土をこのむということで、粘土質の土では無理だろうと言われています。無理と言われると作ってみたくなるのが人情で、色いろ混ぜ物をして水はけをよくしてやろうと思ったわけです。植えるときにまた、苗のまわりにピートモスとかを入れる予定です。こんなに土をいじりまわしては、全然「自然農」でないですね。でもブルーベリーは丈夫な植物なので、農薬なしでも作りやすいところがいいのです。干し果にして、パンに入れたりしたいです。

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山の畑の最初の収穫

以前、ジャガイモの発芽率のよさに驚いて、ホームページのほうに「ジャガイモは北海道野菜のホームラン王です」などと書いたものですが、その後ほったらかしにしておいたところ、半分以上が枯れてしまいました。自生のジャガイモには花が咲いたのに、栽培しているジャガイモは花も咲かないで枯れてしまったのです。植えた場所が悪かったし、もう少していねいに管理すればよく育ったろうにと残念がっていましたが、試しにと思って枯れた株を掘ってみると、ちゃんと1株に数個の芋ができていました。山の畑での最初の収穫です。

Jagaimo

今回は2株ぶんしか掘らないで、それも小さな芋は土の中に戻しました。他の株もそのままにして、来年の種芋にしようと思います。全体に小さいので、掘り出す労力に見合わないとの判断です。そのまま種芋になってくれれば、植え付けの手間も省けますので。今年こそは田中の作ったジャガイモが食べられると期待していた方がもしいらっしゃったとしたら、ごめんなさいです。ジャガイモの味については、食べてみてからあらためて報告します。
それにしても、花も咲かせないで枯れた株でも、地中にしっかり芋を作っていることを知って驚きました。石川三四郎に「馬鈴薯からトマト迄」という文章があって(『石川三四郎著作集第二巻』青土社)、初めて農作業をした年に、ジャガイモが枯れて何もなくなってしまったと早とちりして一度はがっかりしますが、そのあと土を掘ったら芋が出てきて、うれしい驚きを経験したことが書かれていますが、同じジャガイモでわたしも同じようなうれしいどんでん返しを経験することになりました。植物が子孫を残そうとする力は大したものだと思います。

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ジャガイモ植え付け&果樹植樹

まず、畑の位置を一箇所、より使いやすく、感じがいいように修正しました。これが1時間ほどかかりました。

ナショナルトラスト・チコロナイで植林を体験してきてから、木を植えたくてしょうがありません。木を植えるのは、貯金をするようなものです。実という利子もつきますし、葉っぱが落ちて肥料になりますし。でも、農地に木材目的の木を植えるには、めんどうな申請手続きがあるらしいのです。木を植えたいけど、手続きはパスしたい、というわけで、けっきょく全部実がなる木にして、「実をとる農業です」と言うことにしました。梅5本・栗5本・梨1本・杏1本・桃1本・プルーン1本の、計14本。梅干や栗ご飯が食べられますね。2時間の作業でした。
じつは、銀杏・くるみ・くわ・アーモンドの木も、すでに注文してあるのです。楽しみです。

それから、ジャガイモを植えつけました。キクイモの小道の縁取りに、ジャガイモをずらーっと並べて植えました。腐らないで、動物に食べられないで、ちゃんと芽が出てくるでしょうか。タイムカプセルに記念の品を入れて埋めるような、大判小判を敵に取られないように山奥に穴を掘って隠すような、奇妙にドキドキした感じがありました。これもだいたい2時間の作業でした。ついでに、種入り粘土団子を作るための粘土も、掘って家に持って帰りました。

Imoue

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ジャガイモの浴光育芽

Yokkoikuga ホームセンターで一袋だけ売れ残っていたキタアカリ。情けないくらいヨレヨレの種芋です。でも、残りものには福があると言いますから…。
浴光育芽というのをやっています。もう芽は出ているんですけどね。
草木灰も買ったのですが、切るのはやめました。だって、自然状態では芋が切れるようなことはありえませんから。何にしても、自然がお手本です。培土もしないつもりです。

ワタの芽が出てきました。北海道でも栽培できると書いてあったので買った種です。どうなりますでしょうか。

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