強風

きのうは、強風注意報が出ていました。それでなくても、〈元水田畑〉は、「吹けば強風」の傾向がある地形なのです。強風とカラスの集団が付いてくるのが、この畑の難点です。
きょう、畑を見てみましたら、キクイモが、半分以上倒れていました。根を掘り出して、指ぐらいの小さい芋を、収穫しました。
綿の木が、キクイモの下敷きになっていましたが、救出しました。これからは、キクイモが倒れた分、日当たりがよくなりますから、喜んでいるかもしれません。
キクイモ、倒れて分かったのですが、地上部が大きい割には、根は小さかったです。で、根よりも遠くまで、芋の子どもたちのための地下茎が伸びているのです。少ない元手で派手な商売を展開して、貯蓄は金塊で、遠くスイス銀行に、みたいな感じでしょうか、人間で言えば。自分より次世代を優先しています。
去年、ボキボキに折れまくった白エゴマは、今回はそれほど倒れていませんでした。もう少し育ってから風が吹いたら、危なかったかもしれません。
〈元水田畑〉では、亜麻が倒れまくっていました。
ハトムギ、イナキビ、モロコシは、斜めになりながら、何とか耐えていました。
豆の支柱も、一部壊れていましたが、畝間に草が生えまくっていて、入っていきにくいので、放置することにしました。
小麦の収穫第1陣がすんだ稲架(「とうか」または「はさ」と読みます。うちのは、鉄パイプ製)が、ばっさり倒されていて、隣の畝の作物を潰していました。パイプは、壊れていませんでした。

〈住宅地の中の空き地畑〉では、ヒエが倒れていました。ここも、強風が吹いたのでしょうか。あした、ハウスバンドで、全体をぐるぐる巻きにしてやろうかと思っています。
この畑は、借りて2年目で、今年はヒエも、イナキビも、モロコシも、完全無施肥なのですが、どれも勢いがものすごいです。誰か夜中にこっそり来て、追肥をしているんじゃないかと疑いたくなるほどです。それぐらい、もともとの土がよかったのでしょうし、7月の長雨がよかったのでしょう。しかし、それで倒伏してしまうのですから、ありがた迷惑です。人間、ぜいたくなものですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

草だらけ

Kusadarake

〈家庭菜園引き継ぎ畑〉の現状です。
大根、ニラ、ニンジン、八列とうきびなんかが見えます。
地主さんとしては、田中に使わせておけば、草だらけにならないですむ、と思ったのかもしれませんが、そんな目論見は、軽~く粉砕されています。

Kusadarahikage_2

地主さんの自宅の陰になる部分。キクイモ、亜麻、ニンジン、八列とうきびは育っていますが、意外にも、ヒエが消滅しかけています。ヒエは光をほしがる作物なんですねー。

Suzumaruhatake53

ここだけは、作物がきちんと整列していて、「畑」っぽいでしょう? スズマル大豆の畑です。こういう「きちん」とした畑というのは、突然全滅したりするので、油断できません。
ああ、でも、スズマル、食べたい! 伸びぃろ、伸びぃろ、スズゥマルの木ぃ♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

余っている種をさしあげます

わたしのところで余っている種を、「栽培生活友の会」http://saibaiseikatsu.jp/tomonokai.htm の会員に登録されている方限定で、さしあげます。(「どなたでも」と言うと、殺到しそうなので、限定して、様子を見てみます。)
どれも、去年自家採種して、今年、自分でも栽培をはじめている種で、発芽することは、確認済みです。
栽培のし方に関しては、わたしが経験した範囲で、質問にお答えしますが、栽培については、栽培なさる方の自己責任でお願いします。
少量、封筒に入れてお送りします。お試し=サンプルと考えてください。どれもみんな固定種なので、うまく育てば、採種して、増やすこともできます。
まず、どの種をご希望かを、「会員頒布」のページ
http://saibaiseikatsu.jp/kaiinhanpu.htm から、メールでご連絡ください。

〈さしあげる種のリスト〉(この記事を書いた6月11日現在)

タイサイ
春菊
ネギ
亜麻
まさかりカボチャ
黄色八列きび
ソバ
ヒエ
イナキビ
モロコシ
アスパラガス(追加!)

ニセアカシア(ハリエンジュ)の種についてのお問い合わせが多いのですが、ニセアカシアは特定外来生物に指定されかけている、デリケートな存在ですので、お住まいの地域の養蜂業者さん(ニセアカシアを蜜源として利用しています)に、その地域の事情についてうかがってください。わたしから種をお配りすることはしていません。

強力粉がとれる春まき小麦の種をお探しの方からのお問い合わせをいただきます。わたしは、最初は農協で買ったのですが、買ったときに、わたしが小麦を種として販売するのは法律違反だ、と注意を受けました。売るのではなくてさしあげるのはいいのか、ほかの種と交換するのはいいのか、食品として売った小麦を買った人が種として使う場合はどうなのか、よく分かりません。法律に詳しい方、教えていただけるとありがたいです。

【追記】
上記記事で、「みんな固定種」と言いましたが、ネギとアスパラガスは、わたしが使わせてもらっている畑の、わたしが使いはじめる前に使っていた人が残していった作物から採種したもので、品種不明です。もしかしたら、交配種の二世かもしれません。訂正します。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

C4植物

トウモロコシで思い出したのですが、トウモロコシも「C4植物」なんですね。

「C4植物」というのは何かといいますと、植物は、光合成の仕組みの違いで、「C3植物」と「C4植物」に分けられます。「C3」とか「C4」とかいうのは、光合成の仕組みの最初の段階でつくられる物質の炭素数から付けられた名称です。
「C4植物」は、「C3植物」に比べて、効率よく炭素を固定できるようになっています。光合成の速度は、「C3植物」の約2倍もあるそうです。
この効率のよさを、自動車のターボエンジンにたとえる人もいます。
特に「C4植物」は、高温、乾燥、低肥料の環境で、強さを発揮します。作物としては、環境の変化に対応して、安定して収穫できる作物だといえるでしょう。

農作物の中では、どのような作物が「C4植物」かといいますと、トウモロコシ、サトウキビ、ヒエ、キビ、アワ、モロコシ(タカキビ、コーリャン、ソルガムともいう)、それから、中南米で栽培されている、ヒユ科のアマランサスも「C4植物」です。
ちなみに、麦・稲のたぐいは、「C3植物」です。

いわゆる「雑穀」と呼ばれる作物が多いですね。大切な遺伝資源として、栽培して、食べて、伝えていきたいものです。

【追記】
植物には、「C3植物」と「C4植物」のほかに、乾燥地域に適応した「CAM植物」というのがあります。
コメントでご指摘いただいた森下礼さん、ありがとうございました。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

倒伏

ヒエを倒伏させてしまいました。茎が、真ん中へんから折れています。

Tohuku ヒエなどの雑穀類を栽培して、今年で5年目になりますが、倒伏させてしまったのは、今回が初めてです。まだ穂も出ていないのに、葉っぱの重さだけで、茎が折れてしまったのです。みのりはじめたら、どうなってしまうのか、心配です。

Ookyu とりあえず、丸太を打ち込んで、その丸太たちを結ぶように、倒れたがわにハウスバンド(パイプハウスをつくるときに使うひも)を張って、ヒエを起こしました。これは、あくまでも、応急手当てです。このままですと、強い風が吹いたら、丸太ごと倒れてしまうと思います。ですからこれは、あくまでも、「とりあえず」ということで。

倒伏が起きた原因は、種をまくときに、まく種の密度が高すぎたのが、一番だと思います。種が込み合っていて、横に成長できない分を、縦に成長しようとして、ひょろひょろの、ひ弱な体になってしまったのでしょう。
あとは、追肥の加減。作物の様子を見ながら、追肥する肥料の量をうまく微調整したら、避けられたのかもしれません。むずかしいですけど。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

危険分散

山の畑に植えっぱなしにしてあった秋まき小麦の様子を、見てきました。

Akimaki 小麦と、赤クローバーと、その他の草が、わんさか生えています。小麦は、葉っぱがもう枯れて、そろそろ刈りとりどきのようです。穂の半分ぐらいに実が入っています。ほったらかしていたにしては、いい成績なのではないか、と思います。
この小麦、コンバインでは絶対に刈れませんが、目で見て、いい穂だけをかまで刈っていくので、時間はかかるでしょうが、かける時間分は、収穫があると思います。あとは、わたしの根気がどこまで持続するか、ですね。平地の畑の春まき小麦が、アブラムシの被害にあって、品質的に不安があるので、秋まき小麦は、それを補うためにも、なるべくたくさん収穫しておきたいです。
深川林産(製材業)さんに行って、はさがけ用の丸太を買ってきました。6尺(約180cm)の丸太1本が250円で、これを40本、消費税込みで10500円でした。このうち30本は、丸太の端の一方を削って尖らせてあるものです。一度買っておけば、しばらく使いまわせるので、しょうがないですね、必要経費です。ちなみに、この丸太は、市内の森林から出た、間伐材です。

Dai3nohatake こちらは、ブログにはあまり登場してこなかった、「住宅地の中の空き地畑」です。白エゴマのうね間に植えた、ヒエ、いなきび、もちあわが、勢いよく育っています。スズマル大豆も、調子いいです。でも、約1カ月出遅れた白エゴマだけは、完全に主役の座を奪われて、日陰で、いじけたようにしています。せっかくポリマルチを張ったのにねえ。
3カ所の畑のそれぞれの地主さんが、それぞれ貸す条件をつけているのと(ヒエは絶対にだめ、とか)、初めてやることが多くて、勘がきかないのとで、植え方のバランスが悪くなっています。そのへんの改善は、来年以降の課題です。
このぐらいのコンパクトな畑でも、最初から雑穀メインでつくれば、母とわたしの二人分の食料ぐらいは、自給できるのではないか、と思います。いつも同じようなものばかりの食事になりそうですが、ぜいたくを言ったら、きりがありませんし。

今年借りた3カ所の畑と、山の畑に去年植えた秋まき小麦と、それぞれ条件が違って、同じ作物を植えても、うまくできた畑と、そうでない畑とがあります。仕事の効率から言えば、自宅の近くにコンパクトな畑が、一つにまとまってあるのが理想でしょうが、諸般の事情で、「通い」「分散」になるのは、致し方ない場合が多いと思います。しかし、異なる条件の畑で栽培をすることによって、経験から学ぶことが多くなりますし、同じ作物を、なんカ所かに分けて栽培することによって、どこかの畑で失敗しても、別の畑では収穫できる、ということによって、全滅になる危険性を減らすこともできます。特に、初心者マークの栽培者にとっては、複数の、条件の異なる畑で栽培することは、悪いことばかりではないのではないか、と思っています。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

鳥獣害対策

きのうは、ヒエの畑に「根まがり竹」を組み合わせて、防鳥糸を張るための支柱を作りはじめました。

Bochoshichu この支柱の、ちょうどヒエの穂の高さに、穂をはさむように、うねに平行な方向に、糸を張っていきます。
去年は、細い糸のネットを使ってみましたが、ネットを張るには、かなりしっかりした支柱を立てなくてはなりませんし、ネットの扱いがむずかしく、ヒエの穂にひっかかったり、終いにはわたし自身がひっかかったりして、さんざんな目に会いました。
写真にある赤い道具は、パイプハウスを建てるときに使う、地面に穴を開けるためのものです。これで穴を開けておくと、竹を持って「グッ」と刺すよりも、楽です。

ヒエの収穫前の鳥による食害と並んで悩ましいのが、ダイズの発芽期の鳥による食害です。これは、今年は、圃場を3つに分けて、3とおりの方法を比べてみました。1つめは、不織布でおおいました。2つめは、枯れたアシの茎をふりまきました。3つめは、何もしませんでした。結論から言うと、1の不織布でおおったものは、「焼け」が生じたこともあって、成長が遅れました。2の枯れたアシの茎をふりまいたものは、ほとんど食害がなく、はじめのころは成長が遅かったのですが、最終的には、最もよく成長しました。3の何もしなかったところは、欠株が目立って、食害を受けたことが分かります。
枯れたアシの茎の代わりに、来年は、今年刈り取った小麦のわらを使おうかと思うのですが、小麦の穂に残った実をねらって来る鳥を、かえって呼び寄せることになるかもしれない心配があります。北海道の場合、ダイズの種をまく時期に、周囲にまったくと言っていいほど草がないので、自然農の教科書に「刈り草を上に振りまいて」などとあっても、まねしづらいのです。

鳥獣害と言えば、雪解けの時期に、樹木の皮をシカやネズミやウサギなどにかじられる被害があります。これは、1本1本、雪囲いをすればいいのだろうと思います。今年は果樹の若木で、雪囲いを実施してみたいと思っています。

これら以外の鳥獣害では、多少踏まれたり、かじられたりはありますが、全体から見れば、どうということもない程度の被害ですんでいます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

黒蒸しヒエ その2

ヒエの調整の話でした。水に6時間つけて、1時間30分蒸して、3日天日干しした、その続きです。

3日めに雨が降ったので、コンデンス式除湿機を使って、乾燥させました。コンデンス式の除湿機は、温かい風が出るので、きらう人もいますが、作物にダメージを与えるほどの熱さではないですし、北海道のように寒い地域では、室温が低いときの除湿力の強さで、コンデンス式除湿機は有利です。
乾燥した殻付きのヒエを、インペラ籾摺り機(ミニダップ)にかけます。
Momisuri これが籾摺り機です。上から入れて、左の出口から脱ぷされた粒が、右の三角のサイクロンから籾殻が、出てきます。大竹製作所という会社の製品で、わたしは107,000円で買いました。

Momihie これは、殻付きの籾ヒエです。そして
Genhie これが、殻を取ったヒエです。
500gの殻付きヒエから275gの殻剥きヒエが取れましたから、歩留まり55%になります。粒の割れは、ほとんどありません。
まれに、殻付きのが混ざっていますが、炊く前に水で洗うと、浮いてくるので、簡単に取り除くことができます。
このヒエを、2.5倍ぐらいの水で炊きます。沸騰したお湯に塩を少々入れて、裏ごしで水切りした洗ったヒエを入れます。もう一度沸騰させてから弱火にして、ふたをして20分ぐらい煮ると……Hiegohan おいしいヒエご飯のできあがりです。
食感はキャビアのような…あ、わたし、キャビア食べたことなかったでした。シシャモの卵のような感じです。つぶつぶした感じがうれしくなってきます。かみしめると甘みが出てきて、いい味です。
名前のとおり、黒っぽい色ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

黒蒸しヒエ その1

ヒエの脱稃(だっぷ)に挑戦中です。2回連載です。現在進行中なので、うまくいくかどうかは、分かりません。

(ヒエの脱穀については、去年の記事を見てください。)

ヒエは、殻が取れにくいので、脱稃する前に水につけ、蒸して、乾燥させて……という手間をかけなくては、うまくいきません。
まず、籾殻付きのヒエを、水につけます。Urukasu わたしは、6時間、つけてみました。
次に、せいろで蒸します。Seiro 「殻が割れてくるまで」などと、本には書かれていますが、1時間30分蒸しても、殻は割れてきませんでした。これ以上やっても何だかなぁ、と思ったので、そこでやめました。
そして、ふきんごと梅干用のざるの上に広げて、天日で干します。Tenpiboshi 「3日干す」と、本には書かれています。
わたしは、鳥に食べられないようにと思って、出かけるときは、蝿帳なんかをかけてみました。Haicho どんなものでしょうか。手近にある物は、何でも利用します。
きょうはここまでです。

〔参考書〕
Wikipedia「ヒエ」の項
鏡山悦子『いのちの営み 田畑の営み』(著者直販本)
「つぶつぶ」第9号(いるふぁ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヒエの脱穀をしました

天日干ししたヒエを脱穀しました。使った道具は宮崎農機具店製足踏み式ミニ脱穀機、36,666円。こんな感じです。Ashibumi_1

次に、ふるいでふるって、大きなごみを取り除きます。Hurui

そのあとに、唐箕(とうみ)という機械で、比重選別をします。使ったのは、株式会社ホクエツ製の手回し式唐箕で、35,700円でした。Tomi 

上から入れて、右にあるハンドルを回して風を送ります。すぐ下の一番口に出てくるのは、重くていい粒。となりの二番口に出てくるのは、やや軽い、まあまあの粒。スカスカの粒は、ごみと一緒に左手正面から吹き出してきます。Hietsubu 

これが、一番口から出てきた、いい粒です。発芽実験をして、来年の種に使う予定です。二番口から出てきた粒で、黒蒸しヒエのやり方で脱稃(だっぷ。殻を取ること)に挑戦してみます。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧