食用菊の加工・保存

「菊のり」という食品が売られています。食用菊の花びらを〈海苔〉のように薄く広げて干したものです。お湯で戻して、酢の物なんかにして食べます。この「菊のり」を、何とか自宅で再現できないかと、試行錯誤していたのですが、干しているうちに、枯れた、汚らしい感じの薄茶色に変色してしまったり、いつまでたってもよく乾かなかったりで、困っていました。
そうこうしているうちに、「菊のり」のつくりかたが載っている本を見つけました。板木利隆『家庭菜園大百科』(家の光協会)です。この本によると、花弁をサッとゆでるときに、熱湯カップ5に対して大さじ1杯の酢を入れるのだそうです。
さっそく、酢を入れた熱湯でゆでてみました。この酢が、褪色に対して、魔法のようによく効いて、熱湯をくぐらせたあとに水ですすいでも、その効果は変わりません。
このあと、もう一度、ざるに広げて、1分ほど蒸します。

さて次は、「よく乾かない」という問題。
これは、ディハイドレーターという、食品を乾燥させる機械を買えば解決するのかもしれませんが、アメリカの会社の製品らしく、手に入りにくそうです。
わたしは、エアドライという、ファンで空気を当てて食品を乾燥させる機械を持っているのですが、ゆでた菊の花は、よほど薄く、粗く広げないと、空気を通さなさそうで、エアドライでは、うまく乾かないのではないかと思われました。どうすりゃいいのか、思案橋。
そこで思いついたのが、コンデンス除湿機を使うことです。大きな縦長の段ボール箱の、下のほうにコンデンス除湿機を置いて、上のほうから干し網籠をぶらさげる、というアイデア。一晩コンデンス除湿機を働かせてできたのが、これです。

Kikunori

パリパリすぎて、触ったら崩れていきそうです。扱いにくそうではありますが、とりあえず、乾燥できて、保存ができそうです。色も鮮やかですし。ちなみに、こちらは、

Kikutenpi_2

天日干しをしたほうです。なかなか乾きません。

あと、わたしは、酢を入れた熱湯でサッとゆでて、水ですすいだあとに、洗濯ネットに入れて、ソメラの高速脱水機にかけることにしました。花びらが固まって、ざるに広げるときに、このかたまりをほぐす手間がかかりますが、乾燥時間は、確実に短くてすむようになります。
ソメラの高速脱水機は、洗濯機が付いていない、脱水専用機です。うちでは、食品専用として使っています。新品で購入以来、これで洗濯物を脱水したことはない、ということです。こういう‘けじめ’は、大切でしょう。気分の問題ですけど。

「菊のり」のほかに、「菊酒」もつくりました。梅酒の梅の代わりに菊の花を入れます。菊の花は、空気に触れると、変色して醜くなりますので、空気に触れないように、ホワイトリカーをふたのところまでたっぷり注ぐとか、氷砂糖で花が浮いてくるのをおさえるとか、工夫してください。

Kikusake

菊酒と言えば、安房直子の「ハンカチの上の花畑」を思い出します。古い壺から‘菊酒づくりのこびとさん’たちが出てきて、菊を栽培して、菊酒をつくってくれる、という幻想譚です。めくるめく幻想の中に、生産する/生産させる、楽しい労働/辛い労働といった、のっぴきならないテーマが織り込まれてあって、読み終わると、街の風景が違って見えるような、すごい作品です。
この本、たしか昔、読書感想文コンクールの課題図書に指定されていたような記憶があります。まだ読んだことない人は、ぜひ。

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アズキの脱穀

アズキは、一本のアズキの木に生るさやのうち、早い時期に熟したさやが割れないうちに、鎌で刈り取って、島立てして乾燥させます。同じ木に、まだ熟していないさやがあっても、乾燥させているうちに追熟してきますので、大丈夫です。
乾燥中に雨に当たっても、そのあとまた晴れの日が続けば、中の豆はだんだん乾燥していきますから、気にしなくていいです。

Azukibo_2 乾燥したアズキの木は、ブルーシートの上で棒でたたいて脱穀します。パシパシたたくと、さやが割れて、中の豆が飛び出してきます。このあとは、ふるいで大きなごみをふるって、とうみで軽いごみを飛ばします。

Azukitemi これが今年のアズキの全収穫です。
このなかから不良豆を抜き出して捨てます。目で見て、一粒一粒ピンセットで取り出していきます。雪が降ってきてから、ゆっくりやればいいです。

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にがり

わたしが書いた文に一番影響を受けているのは、わたし自身だと思います。何となくぼんやり考えていることを、とりあえず文にしてみると、自分が進むべき方向が見えてくるような気がします。
このあいだ、例の「メ・シクーナ」に「肥料の話」という文を書いたのですが、その中で、微量要素のことを取り上げました。留萌や増毛の果物が大きくて甘いのは、そこが海辺の地域で、微量要素を含む海風が吹いているからなんだ、深川のような、比較的内陸の地域の畑では、微量要素の補給を考えたほうがいいんだ、みたいなことを書いたのです。でも、考えてみたら、わたしは、畑の作物たちに、微量要素について、ほとんど何もやっていません。そこで思いついたのが、薄めたにがりを葉面散布してみようということです。

園芸用のにがりを買ったのは、農協でもホームセンターでもなく、なんと、通販のアマゾンで、でした。アマゾンの品揃えの幅の広いこと! 陸稲の種を探していたときも、アマゾンで扱っていたのですよ! 陸稲は、早生の種がほしかったので、結局、のうけんさんから買ったのですけれど。
園芸用のにがりは、2本買えば、送料がサービスになります。今回、わたしは、Panorama Steel Orchestra の、ライブのCD(DVD付き)と一緒に買いました。ま、そんなことはどうでもいいのですけど(でも、PSOは、かっこいいです)。

Nigariさて、これが園芸用にがりのボトルと、液が4リットル入る加圧式の噴霧器です。
葉面散布には、1000倍に薄めて使います。液が4リットル入るので、にがりは4CC入れます。料理で使う小さじに1杯弱です。入れたか入れないか分からないぐらいの、‘おまじない’程度の薄さです。微量要素は微量でいいので、これでいいのです。
きょうは、ジャガイモと、キクイモと、食用菊の葉っぱにシューシューやってみました。
葉面散布をして、いいなあと思うことは、シューシューやりながら、作物をじっくり観察する機会ができることです。作物一本一本をじっくり見るというのは、意外になかなかできないものです。「この、端っこの葉っぱは、色が薄くなってる」とか、「おっ、今年もアブラムシが出てきた」とか、発見することがいっぱいあります。

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粒そば(=そば米=そばの実=丸抜きそば)製造研究

研究と言うほど大仰なことではなくて、素人が試行錯誤しているところでございます。

そばは、臼で挽いて、目の細かいふるいでふるって、殻を取って製粉して、粉食することが多いのですが、粒で食べると、格段においしくなります。わたしが住んでいる深川市の新名物として、「深川そばめし」というのがありますが、あれも、粒そばを使っています。自分の家で粒そばができないかと、生のそばをミニダップにかけてみました。

Sobamana なかなか殻が取れないで、何度もミニダップをとおしているうちに、どんどん砕けて、粒がなくなっていってしまいます。
どげんかせーにゃー、と思っていたら、nullさんのブログで「おいしい店ドットコム」さんのホームページが紹介されていて、見てみたら、とても参考になりました。

そば米は、収穫したばかりの実(玄そば)を一昼夜、水又は塩水に浸した後、セイロで蒸し、乾燥さて殻を取るか、玄そばを水から煮て殻が開くぐらいのタイミングで塩を入れ、お湯から取り出した後に干してから、殻を取って作ります。

ということで、あ、これは、ヒエの〈黒蒸し法〉と同じだ!と思いました。で、さっそく、煮るパターンと、蒸すパターンとをやってみました。

Sobaniru Sobamusu

左が煮たもので、右が蒸したもの。
にたり蒸したりする前に、そばを水につけます。ここで、ソバは、発芽態勢に入って、成分を変化させるのだと思います。そして、煮たり蒸したりすることによって、死んで、食品になります。この時点で粒をつぶすと、お米のようにぐちゃっと軟らかくなっています。このあと、エアドライに1日かけて、十分に乾燥させたうえで、ミニダップにかけました。粒そばは、お米で言えば、干し飯状態なのです。
蒸して加工した粒が、そばのにおいが強くしました。煮たものは、水につけた時間が長かった(1日以上)ためか、色が黒っぽく、硬い粒に仕上がりました。
「おいしい店ドットコム」さんのホームページにあった、塩を使う意味がよく分からないのですが(味付け?)、もしかしたら、塩を使うと、きれいにむけるのかもしれません。
それから、販売に冷蔵便を使っていることも、参考になりました。殻付きのそばは、生きていて、水分を与えれば芽が出てきますが、煮たり蒸したりしたそばは、もう死んでいて、〈食品〉なんですね。よく、スーパーマーケットで、粒そばを袋にパックして、常温で販売しているのがあります。黒蒸し法特有の黒っぽさも見られません。ああいうのは、どうやって殻をむいているのか、気になって夜も眠れません。
「おいしい店ドットコム」さんのところの粒そばの写真は、本当にきれいにむけています。さすが、プロですねー。

そばの殻むきでの問題は、むけない殻があることと、むけた粒がくだけることです。これをどう解決するか、悩んでいたら、参考になる情報がありました。 「趣味の蕎麦づくり」さんのホームページです。
ここで紹介されている殻むきの原理は簡単で、まず、ミニダップの回転速度を落とす。そして、目の細かさの違うふるいを上手に使って、脱ぷが終わっていない粒を選んで、繰り返しミニダップにとおす。これです。
「趣味の蕎麦づくり」さんのホームページで驚いたのは、玄そばをいきなりミニダップにかけていることです。水につけてもいませんし、蒸したり煮たりもしていません。しかも、粒そばをつくったあと、それから製粉をしていることです。そば粉へのそば殻の混入を極力減らそうという熱意が感じられます。製粉するのであれば、水につけたり、蒸したり煮たりは、粒が硬くなって、都合が悪いのでしょう。

まずは、目の細かさの違うふるいを用意するところから着手したいと思います。粒そばを使った、おいしい〈そばがゆ〉を、いつでも手軽に食べられるようにしたいです。

【追記】
「おいしい店ドットコム」さんの記事で、大切なことを読み落としていました。「収穫したばかりの実を……」とあるではありませんか! 殻付きで保存していてはいけないのでしょうか?? 殻を取った状態で、しかも蒸して殺しておいて、常温で保存がきくのでしょうか。脱気する? 謎は深まるばかり。

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強風

わたしが今年借りている3カ所の畑のうち、一番広い〈元水田畑〉は、カラスのほかに、もう一つ悩みの種があります。それは、強風です。
17日の午後から19日の夕方にかけて、強風注意報が出ていました。やられました。トンネルが壊れていました。すんでしまってからの反省をすれば、強風注意報が出ている間だけでも、不織布べた掛けの周囲をしっかり留めるやり方に変更して、やりすごすべきでした。
去年は、陸稲が、強風のために、よく育ちませんでした。風よけのフェンスを張ってからは、少し持ち直しましたけれど。それから、もうじき収穫だというところまで育ったエゴマの多くが、強風のために、根元近くから折れました。これも悲しかったです。今年は、摘心と土寄せで乗り切れるか、と思っていたのですが、今回の強風を見て、心が揺らいでいます。今年は、この畑では、エゴマは止めようかな。

強風と言えば、北海道には、台風は来ない、と言われていますが、たまに来ることがあります。わたしが北海道に来た5年前が、そうでした。
めったに来ないので、北海道の人たちは、台風対策が下手です。九州からのニュースで、「積雪5センチメートルで、交通麻痺」なんてのを聞くと、北海道の人たちは、「5センチでか」と大笑いするのですが(九州のみなさん、ごめんなさい)、北海道人の台風への備えの甘さは、他の地方の人たちからすると、滑稽に見えるかもしれません。「滑稽」と言うだけではすまない、甚大な被害が出てしまうのが、災害の恐ろしさなのですが。
5年前の台風のときは、わたしが乗っていた自動車が、風で浮き上がって、一時、ほとんどハンドルが利かなくなりました。帰宅途中の道で、立木が倒れていて、通過できずに、ものすごい遠回りをしました。
農作物にも、被害が出ました。農家のハウス(温室)も、壊れました。ハウスの中の農作物をあきらめて、強風の中、カッターでハウスバンドとビニールシートを切ってまわった人もいました。せめて、ハウスのパイプ(柱)が曲がるのだけは防ごうとしたのでした。

日頃から、ポケットラジオで、注意報・警報など、気象情報をチェックして、適切な対応を心がけようと思います。

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穴あきトンネルと防鳥糸

Anaakitunnel ポリポットで育苗しているところに、またトンネルを張りました。中の温度が50℃以上になって、高温障害が出る心配から、トンネルは止めたと言って、不織布のべた掛けに戻したのですが、またトンネルです。
今度は、表面に小さな穴がたくさんあいているシートを使っています。ほどよく空気を通して、暑くなりすぎない資材らしいので、試してみることにしました。
今、トンネルの中には、ハトムギと、オオムギと、陸稲を植えたポリポットが入っています。

トンネルのまわりに、カラスにいたずらされるのを防ぐ目的で、防鳥糸を張り巡らしました。

Bochoito

いたずら盛りのカラスたちが、この程度の仕掛けで、手(くちばし)を出さないでいてくれるものかどうか。カラスとの知恵比べです。結果が楽しみです。

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カラスのいたずら

Karasuno 〈水なし、強風・カラス付き〉の、〈元水田畑〉で、カラスにやられました。不織布をくちばしで破って、中からポリポットを引っ張り出して、散らかしてくれました。

カラスたちは、種や苗を食べたいわけではないのです。同じように生長して、不織布がかかっていない苗が、周囲にいくらでもあるのですから。カラスたちは、ただ、遊んでいるだけなのです。たとえば、不織布の中に置いてあった温度計なんか、食べられないのは明らかなのに、はるか遠くに持っていかれていました。
やつらは、食べものが十分あって、ひまをもてあましているのです。人間で言えば、3歳児ぐらいの精神年齢です。
白い不織布を不審がって、近づかないでいるかと思ったら大間違いで、「何だこれは、つっついてやれー」てな具合で、あっちもこっちも、寄ってたかって、破壊行為に及ぶわけです。

田中は、味方にしても、大して得することはありませんが、敵に回すと損するかもしれない、ということが、3歳児には分かってないようです。
そうは言っても、カラスたちは、数がやたらと多いので、集団で突っつき攻撃されたらと思うと、ぞっとします。ここは、事を荒立てないほうが得策、と判断しました。
せめて、ポリポットを並べた畝だけは、あした、不織布のちょい上に妨鳥糸を張って、〈結界〉を作ることにしましょう。

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高温障害

初めてトンネルを使ってみました、と、6日前に言ったばっかりですが、もう、撤退しました。トンネルの中の温度調節がむずかしいのです。ちょっと油断すると、すぐに55℃ぐらいは軽く超えてしまします。自宅と畑が離れていて、家族が利用しているデイサービスの送り迎えの時刻に家にいなくてはいけなかったりしたら、トンネルは使えないと思います。泊まりがけの外出なんか、論外ですし。

近所の農家は、パイプハウス(温室)を建てて、その中に、さらにトンネルを作って、苗作りをしていまして、わたしは、トンネルだけをまねしてみたのですが、ずぼらなわたしには無理でした。高温にさらしてしまった種は、ハトムギでした。さっそく、予備の種を水につけて、追加の種植えを準備しています。

トンネルはやめて、不織布のべた掛けに切り替えました。これならば、すき間だらけなので、暑くなりすぎる心配は少ないでしょう。
農家がごみとして出している「肥料袋」を再利用して〈風よけあんどん〉を作るのも、有効です。
とにかく、トンネルは、危険を伴う資材だということがよく分かりました。わたし個人としては、お気楽な、「植えっぱなし栽培」を目指したいです。

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トンネル

初めてトンネルを使ってみました。

Tunnel

このトンネルの中には、ポリポットに播種したハトムギが入っています。シートの周辺は、作業のしやすさを考えて、土をかけることはしないで、丸太を置いて押さえました。きょうは晴れていましたが、トンネルの中の温度は、22℃。連休中に外出する予定で、畑を見に来られなくなるのですが、日中フィルムをまくって換気しなくても、いわゆる「やける(高温障害)」現象は、ないのではないかと思うのですが、甘いですかね。ちなみに、ハトムギの発芽温度は、30℃だそうです。
ポリポットで育苗して、ある程度育ったら、本畑へ移植する予定です。ポリポットの上にトンネルを掛ける場合、トンネル資材に要する費用は、本畑へ直播した上にトンネルを掛ける場合の20分の1ですみます。これでうまくいきそうなら、陸稲やエゴマも、このやり方でやろうと思います。
で、じつは、このハトムギの播種は、ポリポットにまいたのは半分だけで、もう半分は本畑に直播したのでした。直播した上に、使い回し3年目になる不織布をかけました。こんな感じです。

Hushikihu

去年から張りっぱなしの黒色ポリマルチの中央に穴を開けて、穴から土を追加投入してから、播種しました。トンネルと不織布の2とおりのやり方をすることで、作物の性質をつかもうとしています。また、どちらかの方法で失敗しても、もう一方のほうが成功すれば、全滅にはならないという、「危険分散」の意味もあります。これを農学用語では、「二股を掛ける」と言います。

ポリポットに入れた土と、黒色ポリマルチに追加投入した土は、この畑の横の、用水路と道路の間の、去年畑として使っていた、細長い土地から取ってきました。長年畑として使われてきたのと、去年はマルチを張って使っていたことから、さらさらふんわりした土質で、扱いやすいです。
この土を取った細長い土地は、深川市による工事で、今年、つぶされてしまうそうです。ここには、キクイモの掘り残しがいっぱい埋まっています。整備工事が終わったあとに、道路を破ってキクイモが生長してきて、「ど根性キクイモ」として、話題になるかもしれません。

今年は、まだどの畑にも、肥料を入れていません。たぶん、ニンニクとタマネギ以外は、施肥しないで行けるのではないかと思います。去年は、山の畑から移動してきて、どこも初めて接する畑でしたので、豆類の畑以外は、全部、薄く肥料を入れて、様子を見ましたが、育ちすぎて倒伏したり、風に負けて根元から折れたり、アブラムシが寄ってきたりして、さんざんでしたので、今年は原則、無施肥にします。

【追記】
トンネルは、高温障害を起こしたので、使用を中止しました。↓こちらの記事も、ごらんください。
http://saibai.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-5d0e.html

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畝幅

栽培に関して判断を必要とするときは、わたしは、現場で考えることにしています。「畑の図」とかを描いてみたりはしますが、現場で歩いて見て回らないと、的確な判断はできません。

今は、種まきの時期ですが、一つ、大きな問題は、畝幅です。
畝は、なぜ作るかと言いますと、一つには、水は
けをよくして、根腐れを防ぐ、という目的があります。元水田畑など、雨が降ると、ぬかるんで大変です。でも、ここ数年は、雨が少ししか降らなくて、水不足で問題になったことはありますが、水が多くて困る、ということはありませんでした。
畝を作るもう一つの目的は、作業のしやすさです。畝間を歩いて農作業ができれば、種まきでも、刈り取りでも、効率よく仕事をこなすことができます。
面積が少ないときは、どのように作物を植えようと、どうでもいいのです。わたしも、自宅の庭では、挿し木で増やした食用菊の苗を、あいているところに適当に植えてありますし、タイサイと春菊の種など、混ぜて適当にぱらぱらまいて、覆土もしていませんが、いい具合に芽を出してきています。有毒の植物との区別さえつけば、作物をきれいに並べて生やす必要など、全くないと言ってかまいません。
しかし、上記のようなことは、栽培面積が狭い場合のことでして、ある程度以上の面積の栽培をこなさなくてはいけないときには、畝があったほうが便利なのです。

では、畝幅は、どのぐらいにしたらいいのでしょうか。これは、作物によって、最適な畝幅があるのですが、不耕起栽培のように、一度畝を作ったら、毎年その畝を使うような栽培方法の場合、どの作物にも使えるような、〈汎用畝幅〉があると便利です。
昔からよく、いろいろな作物に使われていた畝幅は、2尺=約60センチでした。去年、わたしが作った畝(土を盛らない〈平畝〉ですが)は、平均で約50センチでした。耕耘機の刃の幅が50センチだったからです。

50cmune_2

この図のように、耕耘機で耕した筋2本分(1メートル)に、135センチ幅のマルチを張って、筋1本分を通路にしたのですが、あとから欲張って、この通路にも作物を植えたのが災いしました。
マルチを張ったのは、中島正さんの、『農家が教える自給農業のはじめ方』という本に、マルチ利用が勧められていたからです。マルチについては、実際に使ってみて、使ったほうがいい作物と、使わないほうがいい作物とがあることが分かりました。
今年は、3カ所借りている畑のうち、2カ所は、全部はがしましたが、一番広い畑は、めんどくさくなって、今年も張ったまま使うことにしました。ただし、今年は、マルチの中央に穴を開けて、下の図のように、畝幅が75センチになるように使います。

75cmune

畝幅を広げることで、去年いろいろあった弊害が、かなり改善されると思います。
下の写真が、マルチを残す予定の畑です。畝間に見える緑の筋は、秋まき小麦(ホクシン)です。

Unehaba 

畝幅のほかに、もう一つ悩んでいるのは、トンネルを作ろうとしていることです。トンネルというのは、作物の上に張る、アーチ状の支柱と透明フィルムで作る、ミニ温室です。陸稲の一部と、今年初挑戦のハトムギの一部に、使ってみようと思っています。陸稲もハトムギも、トンネルを張ることによって、苗の生長が安定することになると思われます。
資材購入にお金がかかるので、全面に展開するのは厳しく、お試しで一部分、やってみます。経費以上に効果があれば、来年、面積を広げますし、たいしたことがないようであれば、別の方法を考えます。
使い回し3年目になる不織布も、風よけ、鳥よけ目的に、今年も使います。

Akaclover_2

この写真は、去年、春まき小麦を栽培した畑の現在です。赤クローバーが生えています。今年は、ここで豆類を栽培するつもりでいます。
赤クローバーの種は、適当にぱらぱらまきます。覆土はしません。水気があれば、発芽します。ここ北海道ですと、冬以外でしたら、いつ種をまいても、発芽しました。
赤クローバーは、草勢がほどほどで扱いやすい、窒素固定をしてくれる、〈肥料草〉です。

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乾燥ジャガイモをつくってみる

「ジャガイモ博物館」というサイトがあります。その中に、アンデスの高地でつくられている「チューニョ(乾燥ジャガイモ)」についての記事があります。これをつくってみようと思い立って、やってみました。やりやすいように、ちょっとアレンジしてあります。

まず、ジャガイモの皮をむいて、冷凍庫で一晩、冷凍します。翌日、水にさらして、解凍します。日中は、そのまま水にさらしておきます。

Reitokaito

さらした水には、ジャガイモの「あく」がしみ出て、赤茶色になります。この冷凍-解凍を4日間、繰り返します。4日目には、もう「あく」は、ほとんど出てこなくなります。
それからこのふにゃふにゃになった芋を、洗濯ネットに入れて、ソメラの高速脱水機にかけて、脱水します。ちなみにアンデスでは、足で踏んで脱水させるそうです。
で、そのあとは、「エアドライII」という、ファンで風を当てて食品を乾燥させる乾燥機にかけて、乾燥させれば、できあがりです。

Hoshiimo

これが、できあがった乾燥ジャガイモです。6時間ぐらい風を当てておくと、カチンカチンに固まります。平べったくつぶれた、白っぽく乾いた粘土のかたまりみたいです。これを見せて、ジャガイモだと分かる人は、少ないと思います。何年でも保存がききそうな雰囲気です。

さっそくですが、水で戻して、煮付けて食べてみましょう。

Nihoshiimo

丸みのある、元の芋の形に戻りました。形状記憶芋のようです。黒っぽいのは、しょう油の色もありますが、煮戻すと、黒っぽくなる性質があるみたいです。
味は、生のジャガイモの煮付けから、ジャガイモの香りを抜いたような、くせのない、素朴な味です。たとえば豚肉みたいな、脂気のある動物質の食材と組み合わせて料理すると、よりおいしくなりそうです。

冷凍-解凍の過程なしで、生のままのジャガイモを、乾燥・保存させることはできないでしょうか。試してみました。

千切りスライサーで、ジャガイモを千切りにします。ざるにとって、大きな鍋の中で水にさらします。このさらした水の中には、デンプンが溶けていますから、捨てないで、とっておいてください。
水にさらしたジャガイモは、洗濯ネットに入れて、ソメラの高速脱水機にかけて、脱水します。そして、ネットのまま乾燥機「エアドライII」に入れて、乾燥させます。半日ほど乾燥させると、パリパリの乾燥ジャガイモになります。

Sengirikiriboshi

「こうなご」と切り干し大根の中間みたいな、一風変わったものができます。
水で戻して、油で炒めて、きんぴらにしたり、水で戻して、ゆでて、ドレッシングかマヨネーズであえて、サラダにしたりして、食べます。
千切り状のジャガイモが、煮てあるの煮くずれないでいる、というのは、意外な感じがします。

Kinpirasalad

ところで、最初にジャガイモを水にさらしたときに、さらした鍋の水をとっておいてくださいと言いましたが、あの水から、デンプンをとり出してみましょう。
ジャガイモをさらした水は、しばらくおいておくと、デンプンが沈殿してきます。上水は、「あく」を含んでいますので、静かに流して捨てます。ざるの目をすり抜けた細かい「かす」が気になるようでしたら、目の細かい茶こしでこしとると、いいです。
で、「もう一度水を入れて、沈殿したら上水を捨てる」を、3回繰り返します。そして、最後はそのまま自然に乾燥させれば、ジャガイモデンプンのできあがりです。
デンプンは、栄養成分的には、炭水化物のかたまりみたいなものです。

Denpundangojiru

デンプンの簡単な使い方としては、水に溶いて、スープに混ぜて、とろみ付けに使うというのがあります。今回は、もうちょっと手を加えて、カボチャの団子汁をつくってみました。

まず、カボチャをゆでて、マッシャーでつぶします。冷めたら、デンプンと上新粉(米の粉)を混ぜて、こねてちぎって丸めて団子をつくって、お湯でゆでます。別にスープをつくっておいて、そこにゆで上がったカボチャ団子を入れて、できあがりです。
この団子は、煮くずれしないので、重宝します。黒蜜をかけたり、きな粉をまぶしたりして、甘くして食べても、おいしいです。

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陸稲のもちの磯辺巻き

去年収穫した陸稲で、おもちをつくって、磯辺巻きにして食べました。

まず、「もみ」で保存してあったもち米を、「ミニダップ(インペラ式もみすり機)」にかけて、脱ぷします。

Momisuri1 これが、もみすり機で、もみ殻をとりのぞいてくれます。大竹製作所という会社の製品です。
この機械をとおして出てくるのは、いわゆる「玄米」状態のお米です。玄米でしか食べないのでしたら、この機械があれば、それだけで、精米は完了です。
白米、胚芽米、五分づき米なんかにしたいのであれば、このあとさらに、精米機という機械にとおして、玄米のまわりについている薄皮を削ります。

Marumasu1 これが、循環式精米機です。マルマス機械という会社の「しろがねSL型」という製品です。
じつは、この精米機でも脱ぷはできるのですが、やはり、脱ぷ機をとおしたあとに、精米機をとおす2段階方式のほうが、精米むらが少ないので、お勧めです。
それから、この精米機だけで脱ぷもすると、もみ殻とぬかが混ざって出てくるので、もみ殻とぬかを別個に利用しようとする場合は、やはり、2段階方式でやったほうがいいです。

Isobe こうやって精米した陸稲のもち米で、おもちをつくって、磯辺巻きにします。
陸稲は、ねばりがある「糯(もち)系」なので、もちがつけるのです。ねばりのない「粳(うるち)系」の陸稲があるのかどうか、わたしは知りません。
おもちは、象印の全自動もちつき機でつくったので、簡単にできました。もちつき機は、パンや麺をつくるときにも、みそをつくるときに大豆をつぶすときにも、大活躍します。

Okowa 陸稲のもち米は、おもちにしなくても、一般的な電気炊飯器でふつうに炊いても、食べられます。

食料の自給を考えるときに、小麦があれば、パンや麺が食べられますが、お米のご飯も捨てがたいものがあります。しかし、田んぼを借りるのは、ハードルが高いですし、水稲は、デリケートで、手間のかかる作物です。そんなときには、陸稲を作目の候補にしてみてはどうでしょうか。
陸稲は、食味がちょっと……などと言う人もいますが、そのへんは、わたしは、慣れの問題だと思います。「おこわ」をつくるもち米ですから、おいしいですよ。

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白エゴマを収穫しました

白エゴマを、おおかた収穫しました。黒エゴマは、半分ぐらい、強風で、根元近くから折れたことを、先日ご報告しましたが、白エゴマは、黒エゴマよりも成長が早く、葉っぱが黄色くなってきたので、収穫することにしました。
白エゴマは、2カ所で栽培していて、そのうち1カ所は、葉っぱをほとんど虫に食われて、それでも実はつけてくれたのですが、それも強風の影響で、ほとんど落ちてしまったようです。
もう1カ所は、虫にも食べられないで、風に落とされることもなく、実が入っていました。鎌で刈って、米用の袋の中で振って、実を落としました。わたしはパイプハウスを持っていないのと、ここのところ毎日のように雨が降っていることもあって、干す作業は省きました。袋の中で振って実を落としたあとは、落ちきらない実は残っていないようでした。
雨が降っていたので、「虫払い(シートに広げて、日に当てる)」もできませんでした。芋虫やクモや、その他小さな虫たちを大量に自宅に持ち込みました。ふるいにかけたり洗ったりする作業の途中で、逃げ足の速い虫は逃げ、遅い虫は、つまんで捨てました。

大きいごみは、ふるいでとりますが、小さいごみを飛ばすのには、「とうみ(唐箕)」を使います。落下角度調節のつまみがある「とうみ」では、「軽いもの」のほういっぱいに回してください。「とうみ」は、よほど大量に収穫がある場合は別ですが、たいていの場合は、手動式で十分だと思います。
Tominozu1 それにしても、細かいごみを飛ばすのには、「とうみ」は絶対に必要だと感じました。試しに、「手み」でふるいながら、扇風機の風に当ててみましたが、エゴマは軽いので、微妙な比重の差を選り分けることは困難でした。
また、わたしが使っている「手み」は、プラスチック製で、作業をしているうちに静電気を帯びてきて、エゴマもごみも「手み」にまつわりついて、どうにもなりませんでした。
衣川エゴマの会の矢崎木綿子さんが『畑の魚・エゴマをつくろう
』の中で、「唐箕はハイテク機械だ!」と言っていますが、そのとおりだと思います。「とうみ」がつくられる前の人たちは、いったい、どうやってエゴマの調整していたのか、想像もつきません。

エゴマの「洗い」は、エゴマは軽くて水に浮きますので、浮いてきたエゴマを、裏ごし用の、目のこまかいステンレスのざるですくって、何度も洗う、というやり方でやります。その後、わたしは、洗ったエゴマを洗濯ネットに入れて、脱水専用の脱水機(商品名「SOMELA高速脱水機」)で脱水して、洗濯ネットに入れたまま、ファンで空気をとおすタイプの乾燥機(商品名「エアドライ」)に入れて、乾燥させました。風呂湯浸法で種子消毒をした秋まき小麦のときのように、脱水のときの遠心力で粒がつぶれるようなことは、ありませんでした。

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小麦の種の塩水選と風呂湯浸法による種子消毒

当地界隈の秋まき小麦の種まき適期は、9月下旬です。こまかく言う人は、23日だと言います。週間予報では、あしたは晴れで、あさっては雨です。もう、あしたやるしかないですね。

そこで、塩水選による「種えらび」をしました。塩水につけて沈む、重い、いい種を使おう、ということです。よしだひさし・めぐろみよ『ムギの絵本』(農文協)から引用します。

水1.8リットルに塩230グラムくらいをとかした塩水の中にタネを入れて、しずんだものをまこう。しずんだものは、よくふとったいいタネだ。そのあと、いちど水洗いして、2日ぐらいかげぼししてからまこう。

Ensuisen_2 使用した種は、今年、収穫したばかりの自家採種の種です。全部浮いてしまったらどうしようかと心配しましたが、幸い、ほとんど沈みました。
ちなみに、品種は、「ホクシン」です。今年、全般に、種を密にまきすぎて、うまくいかなかったので、その反省を込めて、種は、2キロ、用意しました。他の作物と互い違いの混植なので、栽培面積が出しにくいのですが、ざっと2畝(2アール)ぐらいとして、このぐらいの種で、どうでしょうか。

Huroyu_2 次に、風呂湯浸法による種子消毒です。農協から種を買ったときは、薬剤による種子消毒がされていたのですが、自家採種2年目ですので、自分で種子消毒をしなくてはなりません。日本有機農業研究会『有機農業ハンドブック』(農文協)に、やり方が出ていました。引用します。

小麦にはハダカクロホ病などの種子伝染する病気がある。そこで、45℃にし、火を完全に消して、毎時1.5℃ぐらい下がるようにフタを開けた風呂に浸すとよい。8~10時間後に引き上げ、むしろに広げて、陰干しする。

ということで、お湯に浸すところまでは、このとおりにやったのですが、事件は、そのあとに起こりました。

去年も、この種子消毒のやり方でやったのですが、そのあと、網ごと、コンデンス型除湿器のある小部屋に入れて一晩おきました。朝見てみて、びっくり。さすがのコンデンス型除湿器も、網ごとおかれては歯が立たなかったと見えます。なんと、発芽しはじめているではありませんか! しかも、芽がからみあって、かたまりになっている! 大慌てで、予備用の種を、同じ手順で用意しました。前の、かたまりになった種も、もったいないので、ほぐしほぐし、まいていきました。

そんな失敗があったので、今年は、脱水専用の機械と、食品乾燥と生ごみ処理兼用の、バケツの中にファンで空気を流し続ける機械とを用意して、ことにのぞみました。
なぜ、本に書いてあるように、むしろに広げて陰干ししないかといいますと、わたしは、狭い市営住宅に住んでいまして、納屋というものを持っていません。広げて干すスペースがないのです。ひなたでよければ、共有地の芝生の上でもいいのですが、そしたら、「スズメさん、ご自由に召し上がれ」状態になってしまいます。なので、乾燥機を使おうとするわけです。

お湯からあげた種を、洗濯ネットの中に入れて、脱水専用機で脱水をして、とり出してみると……なんと、小麦が半つぶれになって、洗濯ネットにねっちゃりくっついているではありませんか! お湯につかって柔らかくなった小麦に、脱水専用機の強力な遠心力が作用して、つぶれてしまったようです。
脱水のときに、半分に分けていたので、1キロは、無事でした。つぶれても、芽が出てくるかもしれないし、捨ててしまうのはもったいない、と思って、無事だった1キロと混ぜて、食品乾燥機の中に入れました。あした、うまく乾いてくれているといいのですが、またかたまりになっていたら、どうしましょう。

ま、うまくいかなかったら、塩水選も種子消毒もなしで、いきなり、収穫したままの「ホクシン」、まいちゃいます。ちゃんちゃん。

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一空

穀物類の保存には、米用の紙袋を使っています。
新品で買うと、1枚100円ぐらいしますが、リユース品を使うと、1枚30円ぐらいです。

Ichiaki

「くまもとのお米」「好きです!茨城米」。リユース品の米袋です。九州や本州のお米が、北海道まで来ているのですね。北海道にもお米はあるのに。

北海道に来てから、リユース品のことを「一空(いちあき)」と呼んでいるのを聞くようなったのですが、わたしの理解は、合っているでしょうか。中古の農機具なんかでも、新品同様のものは「一空」と呼ばれているようです。北海道ネイティブの方、ここを見ていらっしゃったら、フォローをお願いします。

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循環式精米機

イナキビの穂が、たわわに、つややかに、成長しています。イナキビの調整用に、マルマス機械社製の循環式精米機を買いました。Marumasu「しろがね-SL型」という型名のものです。この精米機は、殻付きの穀物を入れると、脱ぷと精穀までを、やってくれます。 黒いボディーが、すてきですねー。

脱ぷだけをする機械でしたら、わたしは、大竹製作所のミニダップ(インペラ式もみすり機)を、すでに持っていて、ヒエの調整に使っています。今回買った循環式精米機は、脱ぷと精穀までやってくれます。

この精米機があれば、ミニダップは要らないのか?といえば、ミニダップはミニダップで要るのです。
ミニダップは、その名のとおり、脱ぷ、つまり、殻とりをしてくれます。ただし、そこまでです。それに対して、この循環式精米機は、殻をとったあとに、玄穀の表面の薄皮をけずってくれます。お米で言えば、玄米の表面の薄皮をけずって、白米にする作業です。
ヒエのように、脱ぷしたあとに、すぐに炊いて食べられる穀物、言い換えれば、精穀をしたくない穀物は、ミニダップを使います。一方、イナキビのように、玄穀についている薄皮をけずらないと、かたくて、なかなか炊けないような穀物には、この循環式精米器を使います。そういう使い分けをすることができるのです。

「マルマス機械社製の循環式精米機」と「大竹製作所のミニダップ(インペラ式もみすり機)」は、どちらも、一定程度の量の雑穀をつくっている人たちの間では、必需品とされている、便利な機械です。ただ、どちらも、メーカーとしては、稲を想定して機械を設計しているので、それ以外の穀物に応用する場合は、基本的には、保証外になるようです。
ネットで検索しましたら、「そばの殻をとるのにも、ミニダップでやった」と書いている人もいました。試してみる人は、どうぞ、自己責任でお願いします。そして、試した結果を、ネットで公開してください!

精米機には、「ワンパス式」というのと、「循環式」というのとがあるそうです。「循環式」のほうが、熱を持ちにくいので、質のいい精米ができるそうです。

マルマス機械社の清貧、じゃなくて製品は、クボタのお店で買うことができます。近くにクボタのお店がある場合は、そこで買うことをお勧めします。機械が壊れたときに、自分で直せる場合はいいですが、わたしのように、「どちらか」というと(いや、「かなり」か)機械オンチの人は、電話一つで、すぐに来て直してくれるお店で買ったほうが、通販などで買うよりは、ずっと安心だからです。

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倒伏

ヒエを倒伏させてしまいました。茎が、真ん中へんから折れています。

Tohuku ヒエなどの雑穀類を栽培して、今年で5年目になりますが、倒伏させてしまったのは、今回が初めてです。まだ穂も出ていないのに、葉っぱの重さだけで、茎が折れてしまったのです。みのりはじめたら、どうなってしまうのか、心配です。

Ookyu とりあえず、丸太を打ち込んで、その丸太たちを結ぶように、倒れたがわにハウスバンド(パイプハウスをつくるときに使うひも)を張って、ヒエを起こしました。これは、あくまでも、応急手当てです。このままですと、強い風が吹いたら、丸太ごと倒れてしまうと思います。ですからこれは、あくまでも、「とりあえず」ということで。

倒伏が起きた原因は、種をまくときに、まく種の密度が高すぎたのが、一番だと思います。種が込み合っていて、横に成長できない分を、縦に成長しようとして、ひょろひょろの、ひ弱な体になってしまったのでしょう。
あとは、追肥の加減。作物の様子を見ながら、追肥する肥料の量をうまく微調整したら、避けられたのかもしれません。むずかしいですけど。

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危険分散

山の畑に植えっぱなしにしてあった秋まき小麦の様子を、見てきました。

Akimaki 小麦と、赤クローバーと、その他の草が、わんさか生えています。小麦は、葉っぱがもう枯れて、そろそろ刈りとりどきのようです。穂の半分ぐらいに実が入っています。ほったらかしていたにしては、いい成績なのではないか、と思います。
この小麦、コンバインでは絶対に刈れませんが、目で見て、いい穂だけをかまで刈っていくので、時間はかかるでしょうが、かける時間分は、収穫があると思います。あとは、わたしの根気がどこまで持続するか、ですね。平地の畑の春まき小麦が、アブラムシの被害にあって、品質的に不安があるので、秋まき小麦は、それを補うためにも、なるべくたくさん収穫しておきたいです。
深川林産(製材業)さんに行って、はさがけ用の丸太を買ってきました。6尺(約180cm)の丸太1本が250円で、これを40本、消費税込みで10500円でした。このうち30本は、丸太の端の一方を削って尖らせてあるものです。一度買っておけば、しばらく使いまわせるので、しょうがないですね、必要経費です。ちなみに、この丸太は、市内の森林から出た、間伐材です。

Dai3nohatake こちらは、ブログにはあまり登場してこなかった、「住宅地の中の空き地畑」です。白エゴマのうね間に植えた、ヒエ、いなきび、もちあわが、勢いよく育っています。スズマル大豆も、調子いいです。でも、約1カ月出遅れた白エゴマだけは、完全に主役の座を奪われて、日陰で、いじけたようにしています。せっかくポリマルチを張ったのにねえ。
3カ所の畑のそれぞれの地主さんが、それぞれ貸す条件をつけているのと(ヒエは絶対にだめ、とか)、初めてやることが多くて、勘がきかないのとで、植え方のバランスが悪くなっています。そのへんの改善は、来年以降の課題です。
このぐらいのコンパクトな畑でも、最初から雑穀メインでつくれば、母とわたしの二人分の食料ぐらいは、自給できるのではないか、と思います。いつも同じようなものばかりの食事になりそうですが、ぜいたくを言ったら、きりがありませんし。

今年借りた3カ所の畑と、山の畑に去年植えた秋まき小麦と、それぞれ条件が違って、同じ作物を植えても、うまくできた畑と、そうでない畑とがあります。仕事の効率から言えば、自宅の近くにコンパクトな畑が、一つにまとまってあるのが理想でしょうが、諸般の事情で、「通い」「分散」になるのは、致し方ない場合が多いと思います。しかし、異なる条件の畑で栽培をすることによって、経験から学ぶことが多くなりますし、同じ作物を、なんカ所かに分けて栽培することによって、どこかの畑で失敗しても、別の畑では収穫できる、ということによって、全滅になる危険性を減らすこともできます。特に、初心者マークの栽培者にとっては、複数の、条件の異なる畑で栽培することは、悪いことばかりではないのではないか、と思っています。

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ポリマルチに向かない作物

いつまでたっても、試行錯誤を繰り返している田中です。
今年は、「ポリマルチお試し」の年として、初めてポリマルチを使ってみたのですが、いろいろ不都合も出てきています。冬が来たら、また悩むことが出てきそうですが、とりあえず、夏の現時点で気づいている不都合を「反省」しておきます。

今回、アブラムシの被害を受けているアズキと春まき小麦は、単に周囲の畑が農薬を使うから、わたしのはたけにアブラムシが逃げてきた、という問題ではなくて、アブラムシにつけいらさせる、作物側の「弱さ」があった、と言えると思います。アズキの場合は、不織布を外すタイミングが遅れたために、「葉焼け」をおこしていた、と思います。不織布は、鳥よけのつもりでしたが、少なくともアズキに関しては、糸にかえたほうがいいと思います。ポリマルチも、いらないと思いました。品種を、去年までの「エリモ」から「大納言」にかえてみた影響は、まだ判断できません。
ポリマルチはしていませんが、春まき小麦に関しての敗因を考えますと、以前の記事でも言いましたが、間違いなく元肥不足です。春まき小麦の、「元肥でとる」栽培スタイルがいいかどうかは別問題としても、品種特性として元肥を必要とするのですから、その品種を低肥料で栽培するには、それなりのリスクを覚悟しなければなりません。もう少しゆるやかな、段階的な低肥料化を考えたほうがいいのかもしれません。

ダイズに関しては、今のところ、調子よく成長しています。ポリマルチがなくても、調子よく成長していたでしょう。ダイズに関しては、ポリマルチは、地温を高めることによる成長促進の働きよりも、いわゆる「雑草(「野草」ではなく)」の抑制の働きのほうが、重要になると思います。これは、畑の、いわゆる「雑草」の出ぐあいによって判断する必要があると思います。低肥料で、いわゆる「雑草」が出にくい畑であれば、ポリマルチは、必要ないでしょう。肥料分が多く残っていて、アカザやスギナやスベリヒユなんかが出やすいような畑であれば、ポリマルチは有効だと思います。

明らかに、ポリマルチに向かない、と思えた作物は、レンズ豆です。どんな作物でも、地温を高めれば成長が促進される、と考えるのは間違いです。レンズ豆は、涼しいところで栽培する作物ではないかと思います。
陸稲も、成績が悪いのですが、これは強風の影響か、そもそも品種が北海道向きでないのではないか、という疑いもあります。去年、旭川で収穫した品種だと聞いたので、深く考えないで栽培しましたが、もっと早生の品種があれば、探してみたいです。陸稲の種は入手しにくく、早めに予約をしないと、予定数量売り切れになることがあります。

エゴマの成長とポリマルチの関係は、現在進行中なので、まだ答えは出ていません。ただ、発芽については、ポリマルチの穴に直まきした種は、決定的に発芽率が悪かったです。これは、水をかけたときに、種が浮き上がって、穴の奥に流れてしまったか、穴に深さがあって、エゴマの発芽に必要な光が、種まで十分に届いていなかったか、が原因ではないかと思います。今回、1カ月ほど作業予定が遅れてしまいましたが、プラグで発芽をさせてから畑に移植する、という方法が、順調にいっているので、来年からは、最初からプラグを使ってみたい、と思っています。

カボチャ類とトウモロコシ類に関しては、ポリマルチの効果は絶大で、北海道でこれらの作物を栽培する場合、ポリマルチなしで育てるとなると、かなりきびしいのではないかと思われます。
ジャガイモについては、土寄せがしにくいので、ポリマルチを使いませんでしたが、そもそも土寄せというのは、地温を低く抑えることで、芋の成長を促進させるためにやるものなので、原則として地温を高めるための資材であるポリマルチを使っては、逆効果なのです。なので、ジャガイモは来年もポリマルチなしです。

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薄い木酢液を葉面散布する

1000倍に薄めた木酢液を、食用菊に、葉面散布しました。
木酢液は、農薬でも肥料でもありませんが、薄めた木酢液を葉面散布すると、作物が、病気になりにくい体質になったり、成長がよくなったりするそうです。

Funmuki これ、ホームセンターで、1980円で買ってきた、「蓄圧式噴霧器」。液体を4リットル入れられます。一番上についている握りを、自転車の空気入れみたいに上下させて、タンク内の圧力を高めておいて、使います。ひもがついていて、肩からさげられます。

食用菊用に買いましたが、それ以外の作物にも使えるかなー?と考えています。たとえば、ジャガイモとか?菜豆類とか?陸稲とか?キャベツは??
この作業、やってみると、けっこう、楽しいです。農薬ではないので、保護マスクをしなくてもいいですし。

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プラグ

春まき小麦には、液肥を用意しました。あした、救出作戦を決行する予定です。

さて、エゴマはどうなっているかといえば、非常に低い発芽率です。とくに、ポリマルチの穴に直まきした分が、決定的に生えません。同じ手順を踏んでも、発芽するところと、しないところに分かれるので、原因は、土との相性ではないかと思います。

そこで、苗床、ポリマルチの穴のほかに、プラグにも種を植えることにしました。128穴のプラグ4枚に、白エゴマと黒エゴマの種を、2枚ずつ植えました。使用した土は、商品名「プラグエース」という、元肥入りの、非常に細かく粉砕されている、プラグでの種まき用につくられた土です。

Plug これで芽が出なければ、今年はあきらめます。逆に、これでうまくいったら、来年からは、最初からこの方法でやります。

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「農薬でも肥料でもない」薬剤について

食用菊の挿し穂をしています。うまくいって発根した穂もあれば、枯れてしまった穂もあります。なるべく失敗しないで、上手に育てたいと思うのは、当然でしょう。そこで、助けになりそうに思えたのが、「農薬でも肥料でもない」と、うたわれている薬剤です。

「農薬でも肥料でもない」とされている薬剤で、ホームセンターなどで手に入りやすいものでは、木酢液があります。木酢液は、実際には、農薬に近い使われ方をすることもありますが、基本的には、微生物の働きを活発にさせる、などして、間接的に作物の成長によい影響を与えるものとされています。ただ、挿し穂をするときの水あげや潅水に向くとは思えないので、今回は使いませんでした。木酢液は、炭焼きをするときにできる、副産物です。
木酢液以外の「農薬でも肥料でもない」薬剤で、よく知られているものに、商品名「HB-101」というのが、あります。この商品は、薄めて潅水に使ったり、葉面散布に使ったりします。「植物用栄養活力液」と称して、販売されています。木や草などの、植物のエキスからつくられているそうです。
また、これら以外に、「農薬でも肥料でもない」薬剤としては、商品名「メネデール」という製品もあります。これも薄めて、おもに潅水に使われます。こちらは、「植物活力素」と称して、販売されています。成分は、イオン化された鉄だそうです。「メネデール」ですぐれているのは、そのネーミングでしょう。芽根出ーる、なんて、いかにもです。さすが、大阪の会社のセンスです。

「農薬でも肥料でもない」と、うたわれると、無農薬派、無肥料・低肥料派としては、心がゆれます。(もっとも、「農薬」や「肥料」の概念は、定義次第では、どのようにでも拡大・縮小できたりするのものではあるのですが……。)
わたしは、自分が薬剤を使う条件として、扱う自分に害がないことと、環境に対して負荷を与えないこととの、2点をあげます。「HB-101」も、「メネデール」も、商品の説明を読む限り、どちらもわたしの基準を満たしているように思えたので、菊の挿し穂で実験してみることにしました。「HB-101」は、何かのおまけにサンプルとしてついていたものを、使いました。「メネデール」は買いました。結果は……?
こういう実験は、多様な要素がからみ合って、結果に影響を与えるので、単純には答を出せません。挿し穂に関しては、今のところ、「HB-101」や「メネデール」を入れた水で水あげした穂のほうが、ただの水でやったのよりは、若干、元気がいいように見えます。ただ、少なくとも、今のところは、「劇的な効果」は、出ていません。条件をかえて、いろいろ試してみて、時間をかけて、自分なりの評価を出したいと思っています。

安全で、総合的な評価として環境に負荷が少なく、経費に対して効果が高く、自給的な農業の形態に適しているのであれば、わたしは、薬剤を使うのに、やぶさかではありません。さらに、その薬剤が、ありふれた材料で、自分で簡単につくれるとなれば、もう、申し分ありません。
このような考え方は、薬剤についてだけではなく、機械・道具などについても、同じようなことが言えます。
こういった資材類の、「使ってもいい/悪い」の基準にうるさくこだわる人は、少なくないのですが、「なぜ、こだわるのか」という、本質的な議論が抜け落ちている場合も、少なくないように感じます。自分の農法をきちんと正直に説明して、議論のできる、開かれた関係性をつくっていきたいと思います。同じやり方をする「仲よしグループ」をつくるのではなく、です。

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ベトナム笠

強烈な太陽の光がふりそそぐ中で働く人たちには、帽子が必需品ですが、帽子をかぶると、帽子の中がむれるのが、悩みの種です。そこで、今回ご紹介するのが、これ、ベトナム笠です。

Vietnam 笠の内側に、かご状の台座と、あごひもがついているので、かがんで作業をしても、風が吹いても、はずれません。一般的な帽子と違って、頭の上のほうまで風が入るので、長時間かぶっていても、頭がむれません。
軽くて快適なので、かぶっていることを忘れるほどです。

  インドチナ、はるか~ 海のかなた~♪

写真のモデルは、くわを抱えて、エアギターを気どっているようです。猟銃に弾を込めているのではありません。

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ポケット・ラジオ

わたしが知っている範囲では、農家で、農作業をしながら、ポケット・ラジオを聞いている、という姿を見ることが、けっこうあります。車の運転をする人が、天気や交通の情報を得るために、カーラジオを聞いていることがあるのと、似たような事情かもしれません。
わたしも、耕耘機や刈り払い機などの、うるさい機械を使っているときは無理ですが、静かな作業をしているときは、ポケット・ラジオを聞くときがよくあります。「ながら族」ですね。
わたしは、家にテレビがないので、NHKの受信料は払っていませんが、ラジオを聞くだけならば、受信料を払わなくてもいい、ということなので、助かります。

わたしがよく聞くのは、旭川から来る、NHK・FMの電波です。「邦楽のひととき」とか、「音の風景」とか、「ミュージック・リラクゼーション」とか、「みんなのコーラス」とか、徹底して、断乎として流行を追わない、「わが道を行く」番組編成は、感動的ですらあります。
土曜日は、STVラジオの「ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー」を聞くことが多いです。日高晤郎さんという、自称「芸人」は、北海道では、有名人です。9時間に及ぶ長時間のトーク番組ですが、毎週、飽きさせないで、最後までしっかり聞かせてしまう「芸」は、たいしたものだと思います。
NHKとSTVのほかに、HBCラジオの電波も、雑音が入りますが、「十分に聞ける」音質で、とどいています。この局から放送される番組では、「カーナビラジオ、午後一番!」というのが、農家のオバチャンたちには人気がありますが、わたしが、ずばぬけてすばらしいと思うのは、自局制作ではありませんが、「テレフォン人生相談」という番組です。人は、いろんなことで悩んでいるんだなあ、ということがよく分かって、勉強になります。
「テレフォン人生相談」では、曜日ごとのパーソナリティーが、番組の冒頭で、それぞれの「決まり文句」をナレーションします。パーソナリティーの一人、加藤諦三さんのナレーションをまねて、「きょうの一言」として、こんなこと↓を、言ってみました。

「育つ作物は、育てる努力をしましょう。育たない作物は、なかったことにしましょう。発芽しないことをなげいているよりも、これから植えても、まだ収穫できそうな作物の種を、皆で一緒に植えなおしましょう」

分かる人にしか分からないネタで、ごめんなさい。

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混合容器、種植え棒

2サイクル型の刈り払い機を買ったので、ガソリンとエンジンオイルを混合するための容器を買いました。

Kongoyoki 向かって右の大きい容器が、それです。容器の右についている、ほそい筒状の容器で、エンジンオイルの量をはかって、左の大きい容器で、ガソリンの量をはかって、混ぜ合わせるようになっています。
刈り払い機の燃料タンクには、600ccしか入らないので、500ccだけしか、燃料をつくりません。

Taneuebou これは、ポリマルチに穴を開ける「ホーラー」です。向かって左にある、持ち手のついた、細長い金属は、「ダイヤモンドやすり」です。ホーラーの刃の、切れ味が悪くなったときに、これで研いでやると、するどい切れ味が復活します。
右にある、木の小さい棒は、「種植え棒」です。種を植えるときに、土をほぐしたり、穴をあけたりするときに、使います。元は、百円ショップで「ツボ押さえ木」として、売られていたものです。丈夫で、持ちやすいので、重宝しています。

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鳥による食害対策

今、畑では、大豆の種を植えているところです。大豆は、他の豆と違って、植えた種の豆の、豆だった部分が、発芽とともに地上に出てきます。いわば、豆もやしが生えてくるようなもの。鳥たちはみんな、発芽したての大豆が大すきです。特に、ハトは、こいつに目がない。なので、発芽したてのころの、大豆の鳥対策は、念入りにやります。へたをすると、全滅になりかねませんから。
今回とった対策は、不織布をかぶせた上に、根曲がり竹を組んで、そこに糸を張ることです。不織布をかぶせただけでも、出てきた芽が見えませんから、かなりの効果があります。要は、鳥に、そこに大豆の芽があると、気づかせなければ、それでいいのです。

Toriyoke 鳥の害のワースト3は、カラスのいたずら、ハトの大豆の芽ねらい、そして、スズメのヒエの穂ねらいでしょう。ハトとスズメは、気づかれなければ、まず大丈夫。気づかれてしまったら、ある程度の被害は、あきらめなければなりません。
カラスの場合は、えさを食べたいというよりは、人間と遊んでいるのではないかと思えるふしがあります。このあいだなんか、近所の農家の家畜小屋から、配合飼料に入っているトウモロコシの実をくわえてきて、わたしが畑に張ったポリマルチを破って、そのトウモロコシを、破った穴から土の中に埋めているカラスがいました。わたしがやっている種植え作業をまねしているのでしょうね。
菊の助さんがコメントされていましたが、カラスは、羽を大切にするので、糸を張っておくと、パタッと来なくなります。カラスという鳥は、妙に人間くさい生き物で、来たら来たで、めんどうくさいのですが、来なくなったらなったで、ちょっとさびしい感じになります。

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刈り払い機

近所のホームセンターで、刈り払い機を買いました。2万4,800円でした。メーカーは、わたしの名前と同じ「Tanaka」という会社です。

Karibaraiki 燃料費のかかる機械は、本当は買いたくなかったのですが、3カ所、畑があって、それらを全部、鎌で草刈りをすることを想像したら、刈り払い機の便利さに負けました。

お店の人に、故障したときに直してもらえるのか聞いたら、PL法がどうとかで、店では直せないので、メーカーへ送って、直させるとのこと。保証期間中に壊れることは、まずない、とも言う。ということは、保証期間がすぎたころに……??
刈り払い機であるトラブルとしては、エンジン内にカーボンがたまって、調子悪くなることだそうで、その場合、きっちり直すと、1万円ぐらいかかるそうで、それならと、新しい機械を買いなおすお客さんが多い、とのこと。おいおい、使い捨てかい。
ま、そんな複雑な機械でもなさそうなので、大切に使って、長持ちさせましょう。

わたしは、耕耘機を買ったときは、ホームセンターではなくて、メーカーの代理店で買いました。動かなくなったときには、電話一つで、何度でも、無料で修理に来てくれました。故障したときに、自分で直す自信のない機械を買うときは、メーカーの代理店で買ったほうが無難だと思います。ホームセンターは、基本的には、「売るだけ」の店と考えたほうがよさそうです。

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不織布

きょうは、陸稲の播種の続きをしました。マルチの穴に4粒ずつ、落としていきます。覆土には、籾殻燻炭を使いました。そして、不織布をべたがけしました。

Hushokuhu 不織布は、水と空気と太陽光線を通す資材です。写真のように、べたがけしたあとから、水やりすることができます。カラスやハトの食害への対策の意味で、かけてみました。
街の鳥たちは、山の畑の鳥たちよりも、かしこくて、たくましいので、不織布ぐらい、簡単に破ってしまうかもしれません。実際に鳥たちの様子を見ながら、次の対策を考えようと思います。

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初めてマルチを張りました

きょうは、強風注意報が出ていて、農道を車で行くと、横風でハンドルをとられそうなほどでした。自宅のベランダに出してあった苗類なんか、そうとう傷んでいました。
そんな強風の中で、マルチ張りをやろうというのですから、そうとうに難儀するのではないかと、覚悟して出かけたのですが、やってみると、意外にすんなり、わたし一人で、問題なくこなせてしまったのでした。
マルチ張りは、重いものを持つわけではなく、つらい姿勢をとり続けるわけでもなく、どうということもなく、ただこつこつとやっていれば、いつかは終わるような性質の仕事でした。

Mulchhar 種まきと同じように、耕耘機の 50cm の幅の、車輪の跡を目安に利用して、50cm の幅2つ分がうねに、となりの1つ分が通路に、というふうにすると、ショベルを使う必要がなくて、楽です。
両端は、土をかけて固定します。中央に小石か、土のかたまりを置くと、風によるマルチのばたつきを、抑えることができます。

風で飛ばされてきたのか、畑で、今年初めて、生き物を見ました。張ったばかりのマルチの上にいます。

Kaeruchan カエルちゃん・・・おそくなぁってごめんね♪

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南洋『楽々ズボラ菜園コツのコツ』(農文協)

黒色マルチの使い方を、ていねいに教えてくれる参考書を見つけました。マルチを試してみようか、と思っている方は、ぜひ読んでみてください。

南洋『楽々ズボラ菜園コツのコツ』(農文協)

栽培のスタイルが、プロの農家というわけでもなく、それでも、楽して、かつ、きっちり収穫はしたいという、まさに、わたしがやろうとしているやり方に似ているので、とても役に立ちそうです。空き缶や、空きペットボトルを活用する話や、破れたマルチの使い方などには、著者の人柄が表れているようで、いい感じです。
具体的には、通路に牧草を生やして、それを刈って、うねのマルチの上に敷き置いていき、冬の、畑の休みに入る前に、マルチをはがして、敷き置いてあった牧草をうねに積み重ねる、という方法で、マルチと草生栽培を両立させているのに、感動しました。そうやるのか! という感じです。
著者の南さんは、種を条まきして、間引きしながら育てるような作物も、土寄せする作物も、全部マルチを使って栽培しています。やればできるのですね。
それと、マルチは敷きっぱなしではなくて、冬の間ははがして、土を休ませて、地表近くにのぼってきた肥料分を、また地面にしみこませる、というのも、納得です。

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春のたき火

山の畑で去年収穫した小麦のわらを、今年、大豆の発芽時の鳥よけに使おうと、地主さんの小屋の屋根裏にしまっておいたのですが、山の畑ならばまだしも、町場の畑では、畑の使い方の見た目にうるさいですから、わらのふりかけなんて、許されそうもなくて、今から山の畑にわらを振りまくのも、ごみを捨てているみたいでよくないし、悩んだ末に、このわらを、ドラム缶を使って、燃やすことにしました。

Takibi やってみると、ドラム缶は、わらを燃やすのには、ちょうどいいことが分かりました。写真の青いタンクは、消火用の水です。
消火後に、ドラム缶をひっくり返して、炭をとり出すと、燃やしはじめに、細かいくずのようなわらをまとめて入れたので、それらが燃えないで残っていました。
最後まで燃やしきれば、わら灰が残って、カリ肥料になったのかもしれませんが、時間がなかったので(腹が減ったので)、水をかけて消火して、灰のかわりに炭を得ました。この炭も、土壌改良剤として土に入れられます。

今回は、ただ燃やしただけでしたが、麦わら、かなり、勢いよく燃えます。また燃やす機会があれば、ドラム缶の上に金網か鉄板を置いて、バーベキューをやってみたいです。
山火事にもらなず、やけどもせず、無事にたき火を終えることができました。

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門田幸代『「生ゴミ堆肥」ですてきに土づくり』(主婦と生活社)

ちょっと前に、糞尿処理について記事にしましたら、コンポスト関係のトラックバックがついたみたいですね。じつは、生ごみ処理に関しては、高価な機械も、特別な微生物資材も、いらないのですよね。
最近、わたしは、門田幸代さんの『「生ゴミ堆肥」ですてきに土づくり』(主婦と生活社)という本を読んで、「これはいい!」と感心して、台所から出る生ごみを、堆肥にして庭の土に入れることにしました。
わたしが住んでいる地域は、生ごみを含めて、ごみ類は、処理手数料込みで販売されている、専用の「ごみ出し袋」に入れて出さないと、いけません。生ごみで堆肥がつくれれば、ごみ処理料を節約できますし、庭の土も増えますし、いいことばかりです。
門田さんのこの本、奥付を見たら、初版から1年もしないうちに3刷発行になっています。すごく売れている本みたいですね。

門田さんの「生ごみ堆肥」のつくりかたは、土と米ぬかと生ごみを「土のう袋」に入れて発酵させる、という、単純なものです。「土のう袋」は、1枚30円ぐらいで、ホームセンターで売っています。
米ぬかは、お米屋さんで、ぬか漬け用に売っていますし(塩や唐辛子なんかの入っていない、純粋な米ぬかを買ってください!)、近所にコイン精米所があれば、ただでもらってくることもできます。
「生ごみ堆肥」をつくるのに要する費用は、これだけです。発酵させるための菌には、家の近くの土の中にいるものを利用します。分かりやすくて、安価でできます。これは、やるしかないですね。わたしは、土のう袋を買いに走りました。
「生ごみ堆肥」を上手につくるコツや、「生ごみ堆肥」をつくって、使っている人たちの経験談なんかは、本書、『「生ゴミ堆肥」ですてきに土づくり』を読んでください。門田さんのホームページも、参考にしてください。

生ごみを「ごみ」として、家の外に処理に出すのではなくて、自分ちの中で処理する、物質の移動を少なくすることが、一つの利点でしょう。生産地から消費地までの、食べものの移動距離を「フードマイレージ」と言って、これが少ないほうがいい、という考え方がありますが、それのごみ版、「ごみマイレージ」です。
もう一つ、おもしろいと思うのは、「発酵」という、ふだんの生活の中で、あまり意識しないことを、ちょっと手をかけることによって、身近なものに感じられるようになるのが、いいと思います。言うならば、ごみ処理の自給、DIYなのです。

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三角ぐわ

最近、近所のホームセンターで買って、使ってみて、便利だと思った農具が、これ、「三角ぐわ」です。

Hoe 刃の長さが 16.5cm、柄の長さが 103cm。
これの、柄の短い、しゃがんだ姿勢で使うようなのも売られていたのですが、この、長い柄のほうが、立った姿勢のまま使えて、断然楽です。
とがった、くちばしのようなところで草を掘ったりします。三角の長い辺のところで、土寄せしたり、うねの上を平らにならしたりします。
軽いですし、ちょっと角度をかえるだけで、持ちかえることなく、違った働きをさせることができます。

 ―― 田中さんが、くわを買ったんだってね
 ―― ほぅ(hoe)!

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黒色ポリマルチとホーラーを購入しました

近所のホームセンターで、黒色ポリマルチを購入しました。で、ポリマルチの買い方が分かりましたので、ポリマルチを買ったことがない人に、その買い方を伝授します。←偉そうに…。

まず、透明と黒色とがあります。黒色は、ポリマルチ内の草の発生が抑えられますし、夏場の地温が、ほどほどに熱くなって、かつ熱くなりすぎることがないそうなので、これは「黒色」を選びましょう。
次に、厚さです。0.02mmと0.03mmがありますので、丈夫な0.03mmのほうを選びましょう。
次に幅ですが、95cmと135cmと150cmがあります。ポリマルチの両側から作業をしますので、幅がありすぎると、作業時の姿勢に無理が出ます。わたしは、135cmを選びました。
長さは、200mで売られていることが多いです。一般家庭用に、短いのも売られていますが、割高になりますし、200mと言っても、そんなに重くないですから、わたしは200mにしました。

わたしが買ったのは、135cmの幅の、0.03mmの厚さの、200mの長さの、黒色のポリマルチです。3680円でした。Mulch
次に、農協へ行って、マルチに穴を開ける道具「ホーラー」を買いました。Holer ホーラーは、開ける穴の大きさによって、微妙に値段が違ったりするのですが、わたしが買ったのは、直径10cmの穴を開けられるホーラーで、6090円しました。高いでしょうか。プロ用の高級な道具なのでしょうか?
中島正さんは7~8cmの穴を開けるようにと本に書いていました。10cmの穴は大きすぎるでしょうか。10cmぐらいあってもいいように思ったのですが……。

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小麦の製粉

去年収穫した小麦を、粉にして、うどんをつくって食べました。
小麦を食べるには、うどんにするにしても、パンにするにしても、一度、粉にしなければなりません。粉にするのには、石臼を使います。わたしは、電動モーターがついた小型の石臼を、83900円で買いました。
中島正さんは『農家が教える自給農業のはじめ方』の中で、粉は粉屋に、脱ぷは米屋に頼むしかないようなことを言っていますが、そのようなことはありません。ミニダップがあれば、コメの脱ぷもできます。わたしが買ったミニダップは、ヒエの脱ぷに活躍しています。そして、石臼とふるいがあれば、粉をひくこともできます。わたしは持っていませんが、油をしぼる機械も売っています。
機械を買ったほうがいいのか、専門家に依頼したほうがいいのかは、状況次第で、どちらがいいとは、簡単には言えないと思います。わたしの場合は、何でも自分でやりたい気持ちが強くて、機械を買ってしまいました。

小麦の製粉をした話です。
去年収穫した小麦なのですが、一部を種にして畑にまいたときに、お湯につけて種子消毒することをしました。そのときに、種が非常に鮮やかな色(「小麦色」って言うんでしょうか)になったのを思い出しました。逆に言うと、お湯につける前の小麦は、汚れてきたない色をしていた、ということです。「汚れはたべたくない」と考えたわたしは、小麦を粉にひく前に、一度粒を水洗いして、干してから使うことにしました。

小麦を粉にするのには、石臼を使います。
Ishiusu これが、石臼です。上のじょうごから小麦の粒を入れます。上下2枚の御影石が重ねてあって、そのすき間に穀物の粒が通っていくことで、上下の石にこすられて、粉になるしくみです。取っ手がついていて、手で回すような石臼もありますが、この機械にはモーターがついていて、上の石が電気の力で回転するようになっています。
試してみたところ、1回通しただけでは、粒が粗く砕けただけで、粉にはなりませんでした。3回繰り返して通したら、ようやく粉のようになりました。
次に、この粉を「ふるい」にかけます。製粉用の「ふるい」は、「番目」という単位で、目のこまかさが分かるようになっています。この石臼には、50番目の「ふるい」が、おまけでついていました。数字が大きいほど、目はこまかくなります。50番目というのは、一般的に使われているステンレス製の「うらごし」と同じぐらいのこまかさです。ですから、「うらごし」で代用することもできます。
Konahurui 下に落ちた、こまかい白い粉が小麦粉で、ふるい(「うらごし」)に残った、軽くて大きい粉が「ふすま」です。「ふすま」は、イネで言えば、「ぬか」に相当します。家畜のえさにしたりするものですが、わたしは家畜を飼っていないので、ボカシ肥づくりの材料に使おうと思います。
今回は、560gの小麦の粒から、360gの小麦粉と200gの「ふすま」ができたので、歩留まりは64%ということになります。

小麦粉ができましたので、今度は、これを使って、うどんをつくってみます。
冷凍保存用の、厚手のポリ袋を用意します。この中に、さきほどつくった小麦粉360gと、水170ccと、塩10gを入れて、袋越しにこれをかき混ぜます。ひとかたまりにまとまりましたら、袋の中の空気を抜くようにして、3時間、ねかせます。
時間になりましたら、袋から取り出して、適当な大きさに切り分けます。そして、そのひとかたまりごとに、体重をかけるようにして、こねていきます。みみたぶぐらいのかたさになりましたら、麺棒で薄く広げて、包丁でほそく切って、麺にします。
Seimen ここまでできたら、あとは、ふつうの乾麺をゆでて食べるのと同じです。汁を用意しておいて、ゆであげた麺をその汁で食べます。
Udon うどんなんですけど、そばみたいな色をしていますね。麺の舌ざわりも、こころなしか、荒い感じがしないではありません。これは、小麦粉をつくるときに、70番目ぐらいの、目のこまかい「ふるい」を使うと、「ふすま」をよりよく取り除くことができるので、改善できるのではないかと思います。でも、このうどんのままでも、「素朴な趣きがあっていい」と考えるならば、悪くないのかもしれません。要は、気の持ちようですね。

以上、うどんをつくるときの水や塩の量や、ねかせておく時間などは、冬用の基準です。これらは季節によって変動しますので、注意してください。くわしいことは、『改訂版 絵を見て作れる 北国の手作り食品』(財団法人北海道農業改良普及協会)をごらんください。この本、さまざまな手づくり食品のつくり方がていねいに解説されていて、一家に一冊必需品!って感じがするほど、すばらしいです。

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除草剤ラウンドアップ

不耕起栽培の利点と、そのノウハウを教えてくれる人に、水口文夫さんという方がいます。わたしも、本を通して、多くのことを学ばせてもらっています。その水口さんの本に、『図解60歳からの小力野菜つくり』(農文協)というのがあるのですが、その中に、こんなくだりが出てきて、驚きました。

 私は、ラウンドアップをウメ畑や野菜畑の除草に使っている。ラウンドアップは分解すると、アンモニアとリン酸になる。アンモニアもリン酸も肥料成分であるから有害物質が残留する心配はない。
 土に残留物質が残らないから、作付け前に雑草を枯らしてから種まきしたり、苗を植えたりもできる。不耕起栽培の作付け前の除草にも適している。

ありゃ、水口さん、モンサント社の除草剤・ラウンドアップを宣伝してますよ。どうしましょう。
ラウンドアップの危険性については、わたしは、安田節子さんの『遺伝子組み換え食品Q&A』(岩波ブックレット)という本で知っていました。安田さんは、ラウンドアップ耐性遺伝子組み換え作物についての解説の流れで、除草剤ラウンドアップ自体の危険性にも触れています。引用します。

ラウンドアップが環境に多く使用されることは、土壌や水を汚染することになります。モンサント社はラウンドアップは生分解性のよい、環境にやさしい農薬で土壌微生物によって数日で分解され二酸化炭素と水になってしまうと宣伝しています。しかし、ニューヨーク州はこの宣伝内容は正しくないとして九一年提訴。九七年の判決でモンサント社は敗訴し、今後ニューヨーク州では環境にやさしいなどという宣伝はできなくなり、訴訟費用五万ドルを支払わされています。ラウンドアップには一五%ほど非イオン系の界面活性剤がふくまれており、これによる急性毒性が強く、カリフォルニア州では生産者に被害をもたらすワースト・スリーの農薬に数えられています。日本でも死者が報告されています(ラウンドアップ中毒処理報告書。八四年六月~八六年三月、急性中毒五六例中九例が死亡)。

ラウンドアップが分解して残る物質が、水口さんと安田さんでは違いますが、これは、いろいろ残る物質のうち、どれを言うかの違いで、どちらも間違いではありません。
念のために、ラウンドアップの販売会社がつくっているホームページがあるので、そこを見てみると、かっこいいビデオを使って、しきりに「土に対する安全性が高い」と言っていました。「土に対する」という微妙な限定を、さりげなく加えているのです(「土に対する安全性」って、何よ。作物に対する安全性は? 作業する人に対する安全性は??)。で、よくよく見ていくと、小さく「危険有害性の要約」という文も載っていて、そこには次のように書いてありました。

皮膚に対して通常の取り扱いでは有害性は低いと予測される。
眼に対して刺激性がある。
魚類に影響を及ぼす。
藻類に影響を及ぼす恐れがある。

この文の中の、「通常」の中には、除草剤を噴霧中に風向きが変わって、薬剤を吸引してしまうような場合は想定されていないようです。
魚類や藻類に影響があるのですから、ほかの生物にも影響があるのではないかと、想像されます。畑の中にも生態系があります。何かの生き物を害すれば、そのバランスが崩れることは、十分予想されます。わたしとしては、予防原則にしたがって、生物間の連鎖反応の先に、どのような影響があるか分かりにくい資材は、極力使わないようにしたいと思います。
また、安田さんが教えてくれている、2年間で9人死亡という、ラウンドアップの、農作業する人への影響は、便利さとを天秤にかけて、どちらをとるか、ということなのでしょう。自動車は交通事故を起こすから乗らない、とか、たまに死ぬ人もいるから予防接種はしない、などとは、ふつうは言わないのと同じような問題なのでしょう。
農作業は、工夫をすれば、除草剤を使わなくても、そんなに大変な仕事にはならないと思うので、わたしとしては、危険をおかしてまで除草剤を使おうとは思いません。わたしは、運動神経がにぶいので、噴霧中に薬剤を浴びて、死んでしまうような予感がします。君子危うきに近寄らず、ですね。え?だれが君子だって?

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からさお・スレッシャー

【訂正】「スラッシャー」と書いていましたが、「スレッシャー」が正しいので、訂正します。

大豆の調整をしています。脱脂ぬかが入っていた空き袋に入れて、自動車で踏んで(行ったり来たりする)殻をつぶして豆を取っています。Karamuki
豆の殻取りには、昔から、「からさお」という道具があります。シートの上に豆を載せて、この「さお(北海道の言葉で言えば「ぼっこ」)」でたたいて、殻を割るのです。
長いさおの先に、小さな棒が、ぷらぷら動くように、取り付けられています。この小さな棒が、水平に、ビシッと勢いよく豆に当たるようにするには、コツがいります。ヌンチャクに似たような感じです。
で、わたしは、あちこちでこの「からさお」を使わせてもらいました。コツも分かってきました。けっこう、うまいものですよ。
でも、「得意だけど、きらいなこと」というのは、あるものです。わたしとしては、豆をびしびしたたく感覚がいやです。何か、わたしの中に、びしびしたたくことに関して、思い出したくない過去の記憶があるのかもしれません。
棒でたたくのはいやで、自動車でひくのはいいのか、という疑問は、確かにあるでしょう。何か、「絞首刑と、銃殺と、電気椅子の、どれがいいですか」と聞かれているような気分がしないでもありません。
わたしは、実物は見たことがないのですが、「スレッシャー」という機械があるそうです。この機械は、豆の殻取りのほかに、ソバやエゴマの実を落とすのにも使えるそうです。雑穀栽培をする人は、持っていると便利そうです。
ただ、難点は、機械が大きいことです。貸し農園に通う身にとっては、せめて、軽トラに載せて、一人で持ち運べるぐらい小さくないと、使えません。納屋がないので、大きいと、置き場所にも困ります。
コンパクトなスレッシャーがあったら、ぜひ買いたいです。昔の洗濯機の脱水装置は、手動で回転させる2本のローラーの間に洗濯物を通して、水を絞っていましたが、あんな感じで、豆の殻を、ローラーで押しつぶして割るような機械は、ないものでしょうか。

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鳥獣害対策

きのうは、ヒエの畑に「根まがり竹」を組み合わせて、防鳥糸を張るための支柱を作りはじめました。

Bochoshichu この支柱の、ちょうどヒエの穂の高さに、穂をはさむように、うねに平行な方向に、糸を張っていきます。
去年は、細い糸のネットを使ってみましたが、ネットを張るには、かなりしっかりした支柱を立てなくてはなりませんし、ネットの扱いがむずかしく、ヒエの穂にひっかかったり、終いにはわたし自身がひっかかったりして、さんざんな目に会いました。
写真にある赤い道具は、パイプハウスを建てるときに使う、地面に穴を開けるためのものです。これで穴を開けておくと、竹を持って「グッ」と刺すよりも、楽です。

ヒエの収穫前の鳥による食害と並んで悩ましいのが、ダイズの発芽期の鳥による食害です。これは、今年は、圃場を3つに分けて、3とおりの方法を比べてみました。1つめは、不織布でおおいました。2つめは、枯れたアシの茎をふりまきました。3つめは、何もしませんでした。結論から言うと、1の不織布でおおったものは、「焼け」が生じたこともあって、成長が遅れました。2の枯れたアシの茎をふりまいたものは、ほとんど食害がなく、はじめのころは成長が遅かったのですが、最終的には、最もよく成長しました。3の何もしなかったところは、欠株が目立って、食害を受けたことが分かります。
枯れたアシの茎の代わりに、来年は、今年刈り取った小麦のわらを使おうかと思うのですが、小麦の穂に残った実をねらって来る鳥を、かえって呼び寄せることになるかもしれない心配があります。北海道の場合、ダイズの種をまく時期に、周囲にまったくと言っていいほど草がないので、自然農の教科書に「刈り草を上に振りまいて」などとあっても、まねしづらいのです。

鳥獣害と言えば、雪解けの時期に、樹木の皮をシカやネズミやウサギなどにかじられる被害があります。これは、1本1本、雪囲いをすればいいのだろうと思います。今年は果樹の若木で、雪囲いを実施してみたいと思っています。

これら以外の鳥獣害では、多少踏まれたり、かじられたりはありますが、全体から見れば、どうということもない程度の被害ですんでいます。

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自給への遠い道のり

きょうは、畑に行っていません。機械関係のトラブルで時間をつぶしました。力仕事はしていないし、昼寝をしたほどひまなのに、ココロが疲れています。
一つ目のトラブルは、耕耘機のエンジンから、エンジンオイルが漏れていました。床に油がたまるほど漏れていました。購入店に電話をして、機械をあずけました。店の人が言うには、わたし(田中)がオイル交換のときにねじを強く締めたからエンジンにひびが入ったのが原因で、エンジン交換は補償の対象外です、とのこと。馬鹿を言うんでない! ねじを強く締めたぐらいで壊れる機械は不良品だ、ただで直せ、と強く言ってみたら、「分かりました。費用は店で持ちます」だって。最初に言われたとおりに修理費を払う人もいるんだろうなぁ…。
二つ目のトラブルは、軽トラを給油口のほうへ傾斜しているところに止めたら、ボジョボジョ水のようなものがこぼれてくる様子。何だ?と思って近くで見たら、何と、ガソリンがもれているのです。給油口のさびと、パッキンの劣化が原因のようです。
修理の腕がよくて、料金も良心的とのうわさを聞きつけて、ある個人経営のお店で(こういう修理工場が、残念ながら少ないのです。分からない、直せない、何だかんだ言って、金を取る、そんなのばかりです。)、修理を依頼してきました。初めて利用するお店ですが、対応の感じは、よかったです。
以上、2件の、ダブル漏れ漏れトラブルでした。自分で機械を直す技術を持っていないので、人に頼まなくてはいけないのが、もどかしいです。E.F.シューマッハーが、『スモール イズ ビューティフル』の中で、

科学・技術の方法や道具は、
――安くてほどんどだれでも手に入れられ、
――小さな規模で応用でき、
――人間の創造力を発揮させるような、
ものでなくてはならない。
(小島慶三・酒井懋訳、講談社学術文庫)

と言っていたのを思い出しました。まったくそうです。道具は、自分たちで使いこなせるものであるべきです。

さて、きょうの本題です。
きのう収穫した小麦は、重さを量ったわけではありませんが、だいたい1俵(60kg)ぐらいだろうと思われます。小麦畑は3.5aでしたから、同じ収量で1ha栽培したとすれば、1714kg収穫できることになります。北海道の秋まき小麦の収量は、1ha当たり4200kgぐらいだと言われていますから、わたしの小麦作りの成績は、1714÷4200=0.41で、百点満点で41点、といったところでしょうか。ぎりぎり、赤点→再試は、まぬがれられたようです。
今回収穫した小麦は、ホクシンという品種で、うどんを作るのに向いている小麦です。うどんを1食作るのに100gの小麦粉を使うとすると、1日3食で300g、1年365日で110kg。今回収穫した量の、約倍の量の小麦粉が必要になります。わたしは、自分1人が食べる分も作れなかったわけです。わたしは、母と2人暮らしなので、小麦を食べて自給しようとするならば、今回の4倍の、14aほどの麦畑を展開しないといけないことになります。さあ、アシの根かぶを掘り抜いて、使える畑をさらに開拓しなくては……。
「自給自足で悠々自適な生活」は、いつになったら実現できるのでしょうか。この困難さを逆に考えると、今までずっと食べ物を作る苦労を他人(外国の農園労働者を含めて)に負わせていた自分のずるさを思い知らされずにはいられません。
それと、すぐれた技術(農法)や、遺伝資源(種)は、広く公開・共有されるべきだと思います。あとは、それぞれの人が、「世間の常識」にとらわれない生き方に、一歩踏み出す勇気を持てるかどうかにかかっているのでしょう。わたしの経験で言わせてもらえば、「世間の常識」というのは、たいてい間違っていました。

「考えると煮詰まる」と言う人がいますが、わたしは、考えると、たいてい、次に何をしたらいいかという「答え」が見つかって、楽になれます。
では、おやすみなさい。

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小麦の脱穀

「はさ」に天日干ししていた小麦を、きょう、脱穀をしました。

Mugidakkoku 写真を見て、「あれ? 脚立じゃない?」と思った人、正解です。小麦の脱穀は、脚立でなくてもいいのですが、何か固いものにたたきつけておこないます。
ヒエの脱穀には脱穀機を使いました。脱穀機は、回転する「歯」に穂を当てて、粒をしごき取るしくみです。小麦を脱穀機にかけると、穂の先だけがちぎれ取れて、かえってあとが面倒になります。
小麦を、何か固いものにたたきつけると、穂の中の、一つ一つのもみ殻の中から、小麦の粒が飛び出してきます。つまり、この段階で「脱ぷ」まで終わってしまうのです。わらの先には、穂先の形のままに、もみ殻が、抜け殻のように残ります。
このあと、「ふるい」でこして、大きなごみを取ります。それから、「とうみ」にかけて、軽いごみを飛ばします。

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給水車出動

北見市の断水ではありません。

Kyusuisha また何日か雨が降らなくて、エゴマたちがしおしおのぱーになっていたので、給水車を出動しました。タンクを買って、初めて使います。
本当は、小麦畑のクローバーもしおしおだったのですが、ホースが届かなくて、ごめんなさいでした。雨が降るまで、自力更生していてください。
耕して、かつ草が生えていない畑は、何日か雨が降らないと、たちまち乾燥してしまいす。やはり、畑の基本は不耕起・草生に限ります。開拓期は、草を調整する意味で耕しますが。

タンクから畑までの水位の差は、50cm~1.5mぐらい。しかも、50mぐらい遠い。やってみたら、水の勢いがちょろちょろ弱いのです。しかも、ホースが途中の畑の作物を傷める。結局、ジョウロに水を入れてまく、というやり方になってしまいました。1000リットルのタンクなんて、はっきり言って、大きすぎました。
水を霧状にして振りまくポンプがあると便利かなー、と思いました。

おおともさん、液体を運ぶの、そんなにむずかしくなかったですよ。タンクなんか、「あおり」の中に置いておくだけで、ロープでしばってもいないほどです。
あ、ちゃんと、積載制限の350kg以内で使っています。

畑のエゴマたちの葉の香りに、いやされます。エゴマはシソ科ですが、シソの香りとはまた違う、独特のいい香りです。

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コムギの刈り取りとはさがけ

Mugihasa コムギをかまで刈り取って、その束をわらなわでしばって、木立に直菅(長いパイプ)を渡したはさにかけて、天日干ししています。まだ小麦畑の10分の1も終わっていません。
去年ヒエを乾燥させたときは、ひもでしばりましたが、乾燥してくるとヒエが茎ごと抜けてきて、ばらけてしまうことがありました。今年のコムギはわらなわを使っていますが、はたしてうまくいきますでしょうか。
また、鳥の食害はどうなのかも、分かりません。被害があるようならば、防鳥糸を張るつもりでいます。

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刈り払い機で草刈り

わたしは、たいていの作物のうねを、1mと、広めに作っているので、草刈りは刈り払い機をかかえてザーっと歩いていくだけですますことができます。株間をていねいに作業しなければならない野菜類は、手で草を取りますが、コムギやヒエなどの、イネ科の穀物類は、刈り払い機で手早くすませます。しゃがまなくていいので、楽です。刈った草は、そこに置きっぱなしにしています。
写真はヒエの畑です。
草刈り前Before と、草刈り後After です。
一度刈り払い機の楽さを知ってしまうと、かまで手刈りのやり方には、もどれません。

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大きなタンクを入手しました

大きなタンクを入手しました。今年はもう手遅れですが、来年、種をまく季節に雨がなかったら、これを使って潅水するつもりです。
道道深川-豊里線沿いの、あるがけに、湧き水が出ているところがあります。今年のように、記録的に雨が少ないときでも、かなりの勢いで水が出続けています。この湧き水から、軽トラの上のタンクに水を引いて、それを畑まで運んで、作物にまいてやります。Tank 今年、こんなに雨が少なくなると最初から分かっていれば、早めにこういう対策を取っていたのにと、先に立たない後悔をしています。

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不調

おとといのことになりますが、耕耘機のパワーが落ちて、使いものにならないので、修理を呼びました。2号機になってから、2度めの修理です。
1号機は、燃料を入れるだけで、ばりばり働いてくれたのですが、まったく同じ機種だというのに、2号機は何かと不調です。機械というのは、当たり外れがあるようです。
2人の技術者が来てくれたのですが、けっきょく直せなくて、メーカーに送るので預からせてくれ、とのこと。
機械を積んで持っていくところを見ていたらしい地主さんが、あとから言うには、「初期不良だな。代わりの新品をもってこい!って怒鳴ってやれ」と。

今朝、起きると、めまいがします。朝起きてめまいがするというのは、初めての経験です。病院に行って、注射をしてもらって、薬をもらってきました。
お医者さんは病名を言いませんでしたが、メリスロンという薬がが処方されていたので、ネットで検索してみたら、メニエール病らしいです。
働きすぎということは、絶対にないと思います。睡眠も十分に取っています。もしかしたら、夜中に変身して、正義のために目いっぱい戦ったあとに、自宅のベッドにもどるのだけれど、朝、われに返ると、夜中の記憶がすっかり消えている……とか?
自分の体は、「代わりの新品をもってこい!」と言うわけにもいきませんから、だましだまし使うしかありませんね。

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傾斜地での耕耘機の使い方

傾斜地の畑で耕耘機を使うのは、バランスをくずしやすくて危険だ、ということを言いましたが、水口文夫『図解 60歳からの小力野菜つくり』(農文協)という本を読んでいたら、意外な解決策が紹介されていました。それは、等高線に平行にうねを作るのではなくて、等高線に垂直な方向にうねを作る、というやり方です。なるほど、左右方向に水平ならば、耕耘機は安定します。気をつけるのは、折り返すときぐらいです。来年は、このやり方で畑を作っていこうと思います。傾斜が急な面は、ぜひやってみたいです。「等高線うね立て法」で畑の土砂くずれを防いできた、と自慢している地主さんが見たら、なんて言うでしょうか。まったく反対のことをやったと、怒るでしょうか。うまくいけば、OKですよね。けっこう、彼、おもしろがりそうな気がします。

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中耕

きょうは、コムギの畑を中耕しました。
わたしが使っている耕耘機、HONDA FF500サ・ラ・ダは、回転刃が内刃と外刃に分かれています。両方の刃がついている、ふつうの状態で耕すと、うね幅は約50cmになります。Hiroiha 外刃を外して、車輪を内側に来るように調整すると、うね幅が半分の約25cmになります。Semaiha 写真だと、よく分かりませんね。とにかく、このように幅を狭くすると、狭いうねの間にも入っていくことができるのです。
コムギの畑で使ってみましたが、幅の狭い耕耘機は、不安定で使いにくいものでした。特に、傾斜地の畑で使うときは、倒れそうになります。車軸の高さや回転速度が傾斜に合わせて左右別べつに最適化されて、マシンが水平・直進に保たれるような機能がほしい、と思いました。作ったら、売れるぞ、傾斜地用耕耘機。
こうやって中耕したあとに、アルサイクローバーの種をまきました。Mugibata2
現在のコムギの畑の様子です。

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雨、降れ。

もう少し後に種まきになるソバ類以外は、だいたい種まきが終わりました。

イネ科の雑穀(ヒエ・アワ・キビ・モロコシ)とエゴマは、クローバーと交互にまきました。どういうことかと言うと、耕耘機で耕すと、Awaune こういう、50cm幅のうねができます。ここにたとえば、一うねごとに、アワ・クローバー・アワ・クローバー……といったように、植えていくのです。つまりわたしは、全畑の半分で、クローバーを育てている、ということになります。「反収」とかは、考えません。北海道は、土地はいくらでもあります。自分の労働配分だけに気を使って(無理をしない、ということ)、あとは、カムイノミ。レット・イット・ビー。
クローバーの種まきは、覆土しません。土の上にぱらぱらとまくだけです。

種まきにかかりきっていたら、ニンニクとダイズの畑が草だらけになっていました。そこできょうのきみの使命は、このMamedoko クローバーでもさもさになった畑の中から、ダイズの苗をさがし出して、この「草削り」Kusakezuri という道具(そのまんまの名前やん)でまわりのクローバーを削って、ダイズに十分な光を当ててやることだ――ということで、草を削ると、こんなふうになります。Mamekoko 2本出ているのが分かりますか。

しかし、種をまいても、雨が降らないので、発芽しません。何とかしてください。雨、本気で降ってほしいです。
ニンニクの草削りは、あしたやります。草削りは軽い道具なので、ぼっこ(北海道では、棒状のものは、何でも「ぼっこ」と呼ばれます。)に加える力加減がまっすぐ刃に伝わるので、かなりこまかやかな仕事をすることができます。

おまけの写真は、網をかぶって蚊から身を守る筆者でございす。Amikaburi 親指と人差し指だけ、細かい仕事をするために、ゴム手袋の先を切ってあります。
網をかぶっているのを見て、「あ、はちみつ屋さんでしょう?」と、聞かれることがあります。

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コイン精米所

Seimaijo 世田谷区に住んでいたころは、近所にコインランドリーがたくさんあって、わたしも利用したことがありました。ここ深川市では、コインランドリーを見かけません。そのかわり、無人のコイン精米所がたくさんあります。
コイン精米所では、100円で5kgの玄米を、約2分で精米することができます。深川市は稲作地域なので、自分で作ったコメを食べている人が多いのです。コメは玄米で保存されています。精米して時間がたたないうちに食べるのがおいしいのです。しかし、精米機を持っていない農家は多いです。そこで、このようなコイン精米所の需要があるのです。
この精米所のいいところは、精米で出たぬかを、「ご自由にお持ちください」としていることです。わたしはこれから、ぬかをここから少しずつもらってきて、これから開拓する畑にまいていこうかと思っています。
肥料分を補うのに、ぬかは非常に便利な資材です。わたしは、施肥設計をしたことがないのですが、ぬかの成分は、「窒素2.0~2.6、燐酸4.0~6.0、加里1.0~1.2」だそうです。燐酸が多いですね。貝化石と組み合わせて使うと、あとは何もいらない、という感じです。加里を補う必要があれば、まきストーブから出る木灰をまくといいでしょう。
ぬかをまいたあとに土とかき混ぜないで、地表面からじっくりと成分を浸透させるようにするといいと思います。

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耕耘機を使うとき、使えば、

自然農の特徴に、無肥料と不耕起があります。わたしも自然農の考え方を支持して、自然農を目指しています。無肥料と不耕起を目指してはいますが、現実には、畑に肥料を入れていますし、耕してもいます。畑でどのような作業をしたかは、ホームページで公開しています。もし、無肥料と不耕起が自然農の必要条件だとすると、わたしが今やっていることは、自然農ではありません。自然農は、実現可能です。しかし、慣行農業でやってきた畑で、あるいは何年か耕作放棄されていた畑で、さあ、自然農をやってみろと言われても、最初の年からそれを実行することは、不可能だと思います。自然農になることを目指して、畑の様子を見ながら、少しずつ肥料を減らしいき、少しずつ耕すことをやめていくしかないのではないかと思います。

北海道特有の自然条件もあります。高知県や奈良県でできることでも、北海道ではできないことがあります。わたしがいる深川市では、11月から4月にかけての半年間、畑は、深い雪の下にかくれます。畑の上でトラクターやコンバインなどの重い機材を使った作業をすると、土が硬くなりますが、数mも積もる雪の重量も、そうとう土を硬くしているのではないかと思います。冬の低温を乗り越えて生きていける作物も、限られます。北海道に合った自然農の方法を考えなくてはなりません。農業機械も農薬もビニールハウスも、何もない時代(5~6000年前)から、北海道の人びとは栽培生活をして、たくましく生きてきました。やれば、できるはずなのです。

不耕起を旨とする自然農を目指しながら、わたしは耕耘機を使って、畑を耕しています。北海道の特殊性ということを言いましたが、同じ一カ所の農地の中でも、場所によって、畑の性質は大いに違ってきます。たとえば、オーチャードやチモシーといった牧草は、牛や馬は喜びますが、それらが繁殖している場所で作物を作ろうとすると、厚いフェルトのように密に張った根によって、作物の根は伸びていきません。これらの牧草の根は、機械で砕くか、はがして別のところへ持っていくしかありません。そのほかにも、ヨシやヨモギやイタドリのように、硬い根を張る植物も、作物を作るのには、じゃまになります。これらも、機械を使って弱めておかなくてはなりません。

Tagayasu1 左の写真は、 Tagayasu2去年も使った畑で、じゃまな植物がほとんどないところです。こういう畑は、耕耘機ではごく表面だけを回転刃でけずるように調整します。ひげを剃るような感じで、種まきのじゃまになる草をけずります。
右の写真は、じゃまな植物が大量に茂った畑です。こういうのは深めに耕して、他の植物の勢いをそいで、作物が十分に育つようにします。耕したあとには、クローバーのような土の肥料分を増やしてくれるマメ科の植物の種をまいておきます。

全体のバランスに気をつけながら、いらないものは勢いを抑えて、有用なものは積極的に利用していく、というのが、当たり前といえば当たり前ですが、失敗をいかしていく道であろうと思われます。

(おまけ)
削岩機やチェーンソーをよく使う人に、白蝋病という一種の職業病があります。振動障害とも言われ、手や腕のしびれ、痛み、冷えがあって、皮膚の白色化も起こるといいます。わたしも、耕耘機を長時間続けて使っていると、手がしびれることがあります。この手袋Tebukuro は、大きめのいぼいぼがついていて、振動障害を軽減するものらしいです。確かに、この手袋をはくと(北海道では、手袋は「はめる」のではなくて「はく」と言います)、しびれが出なくなりました。

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風よけ“あんどん”

ご近所の家庭菜園で、風よけの“あんどん”がはやっています。肥料袋の底を切り取って、周囲に支柱を差して、小さめの花や野菜の周りにかぶせるだけのものです。ミニミニ・ビニールハウスですね。上部が開いているので、雨水は適宜入ってきますし、蒸れる心配もありません。わたしは、自宅の庭で、きのう買ったギョウジャニンニクで、まねをしてみました。Kazeyoke
袋は、貝化石資材の「カシワエース」の空き袋です。もっとも、このような廃物利用の場合、日光の透過率が悪いのが難点です。この写真を撮ったあとで近くのホームセンターに行ったら、透明な資材が安く市販されていたので、それを買い求めて、交換しました。

きのう買ったギョウジャニンニクは、1鉢350円のものを2鉢買ったのですが、株をほぐしたところ、9株になったので、とてもお買い得(1株あたり約78円)な感じでした。去年から5株あるのと合わせて、うちのギョウジャニンニクは、14株になりました。
ギョウジャニンニクは、ほとんど株分けで増えていきます。特に、周囲に同一品種しかない場合は、種のつきが悪いそうです。自然状態の自生種では、種で増えるのは1%ぐらいしかないらしいです。少し系統の違う品種を近くに植えると、種がつきやすくなるそうです。去年の5株は、同一品種ですから、今年の種はあきらめて、今年、別系統のものを近くに植えましたから、種は、来年に期待しましょう。
ギョウジャニンニクは、冬の寒さを経験しないと育たないそうなので、残念ながら、暖かい地方の方には、栽培できません。

ギョウジャニンニクは、株の横に新しい株ができて増えるので、近くにあるギョウジャニンニクは、どれも遺伝情報は同じです。これなども、みずから進化を止めた生物の一種なのでしょう。いい性質の栽培品種が手に入ったときは、種からではなくて、株分けで増やせば、そのいい性質は、ずっと失われないことになります。
最近は、ギョウジャニンニクを栽培する農家が増えてきているようで、スーパーマーケットでも売られるようになってきました。しかし、ギョウジャニンニクは成長が遅いので、あんなに安く売っていいのかと、心配になることがあります。それとも、もしかしたら、超人工的な環境で、猛烈な促成栽培をしているのかもしれません。それもいやだな。
天然のものがおいしいのですが、山に入るときは、その山の所有者に断ってから取るようにしてください。それから、取りつくさないことと、山に深入りして遭難しないこととは、言うまでもありませんね。
ギョウジャニンニクは、平取のアイヌ語では「プクサ」と言いますが、旭川のアイヌ語では「キトピロ」と言います。キトピロは、日本語の「祈祷+蒜(ひる=にら・ねぎ・たまねぎの類)」から来ている、という説があります。そう言われると、なるほどそれで「行者大蒜(ぎょうじゃにんにく)」かと、妙に説得力があったりします。

きょうは、そのほかに、去年収穫した、銀色の渋いカイマメの種を、自宅でポットに植えました。今年買ったカイマメの種は、少し茶色がかっていて、わたしとしては、去年のほうがこのみなので、これを増やしたいのですが、すでに茶色がかった種をまいてしまった山の畑では、色が混ざる心配があるので、自宅でも少し栽培してみようと思ったのでした。

あ、そうそう、きょう、耕耘機がとどきました。去年買って盗まれたのと、全く同じものを買いました。ホンダFF500「サ・ラ・ダ」という機械です。75kgあって、わたしは持ち上げられませんが(わたしは、60kgのコメ1俵も持ち上げられません)、ハンドル部分をはずすと、軽のワゴンにも納まる大きさになります。
山の倉庫においていて盗まれたので、これからは、使わないときは町の人目につくところに置いておこうと思っています(人目につかないと盗まれるのです!)。
75kgの機械を標高差約200mのところを持って上ったり、下りたりするのですから、ガソリンは余計に食いますが、同じ機械を2度盗まれたら、間抜けすぎますものね。用心です。ま、女の子が後部座席に2人乗っているような重さですから、どうということもないでしょう。女の子でなくて残念ですけど。

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耕耘機を、また買う気になっています

新品で買って、1月も使わないうちに盗まれたわたしの耕耘機でしたが、その後、半ば意地になって、くわと「十手」で畑仕事をしていましたが、このペースでは、予定している作業が終わりそうにないと分かってきました。そこで、意を決してホンダの代理店に電話をして、全く同じ耕耘機を再注文しました。現物がなくて、3日ぐらいで取り寄せになるとのことでした。種植えのあとにも、まだ開拓しなくてはいけない畑や田んぼもあるので、機械の助けは必要だと思います。重いトラクターでかき混ぜられるのはいやなので、このぐらいの、小回りがきいて、そこそこパワーもある機械を使って、自分で納得のいく仕事がしてみたいです。

最近の畑の様子をご報告します。去年植えたのは、コムギとニンニクです。コムギは、15cmぐらいに成長しました。
Mugibata ニンニクは、葉の先が黄色っぽく枯れてきています。Ninnikuha水が足りないのか、肥料分が足りないのか、風に当たって傷んだのか、といったところが原因と考えられます。葉の様子から考えて、病気ではないようです。種植えが一段落ついたら、中耕をして、脱脂米ぬかを追肥して、しばらくしてから、うね間にアルサイクローバーの種をまいてみようと思います。ニンニクは、吸肥力が強いので、無肥料で育てるのはむずかしいかもしれません。ニンニクがなければ生きていけない、というわけではありませんし、方向としては、栽培面積縮小でしょうか。
ちなみに、上の写真のコムギの畑も、ニンニクの畑も、アシが生えまくっていた草原から、スコップとくわだけで畑に変えたところです。時間と体力が許せば、このぐらいの畑は、人力だけでも作れる、という見本です。
豆類は、まだ一つも発芽していません。今年植えたものでは唯一ジャガイモが、一部発芽していました。Jagaime 柔らかそうな芽なのに、固い土を突き破って出てくるのですから、その力強さには驚かされます。思わず、「がんばれー」と、応援したくなります。

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アシのわらによる防鳥

今日は、ヒヨコマメの種を植えたあとに、先日植えたダイズの畑の上に防鳥の細工をしました。半分には、アシの枯れたわらをふりまきました。もう半分には不織布(商品名は「すけっとくん」「パスライト」「パオパオ」など)をかけました。

Warapao 写真の左側がわらで、右側が不織布です。ダイズは、他の豆類とは違って、植えた豆が成長するにつれて地上に出てくるので、鳥に食べられやすいのです。鳥よけには、畑の上に糸をはる方法もあるそうです。今回は、わらをふりまいて、カモフラージュしてみました。
少しでも地温を上げようと草を削ったり、マルチを張ったりするのが一般的なのに、それと逆行するようにわらをふるのですから、見る人によっては、嘲笑するかもしれません。しかし、ものは試しでやってみました。
不織布のほうは、やはり、直射日光を当たらなくするので、地温を下げるかもしれません。また逆に、空気の移動がおさえられるので、むれることもあるかもしれません。便利そうで、むずかしい面もある資材です。しかし、目立つので、鳥が警戒することは、間違いありません。
この他に、防鳥をしない所も作って、比較してみようと思います。近所のダイズ畑では、何もしないところが多いです。かかしを立てたり、スーパーマーケットの白っぽいポリの買い物袋を棒につけて、風にふわふわさせたりしているのを見たことがありますが、鳥はすぐなれてしまうと思います。

自宅周辺で、カエルが鳴きまくるようになってきました。三度でハモって輪唱したりするのですが、どこでやめていいか分からなくなるらしく、えんえんとやっているのですが、さすがに鳴きくたびれたカエルから脱落して、深夜には自然に静かになるようです。

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耕耘機を盗まれました

去年買って、1月ぐらいしか使っていない耕耘機を、盗まれました。ホンダFF500、19万円で買ったものです。昨年、雪が降り出したころに、倉庫に入れておいたのですが、きょう、倉庫を開けて見てみたら、ありませんでした。冬の間の「倉庫荒らし」のしわざのようです。警察に盗難届けを出しましたが、たぶん、出てこないでしょう。愛着があったので、残念です。
どろぼうは昔からいたそうですが、近ごろは多くなってきているようです。機械だけではなくて、農作物も盗まれています。お城を築くわけにもいきませんから、盗ろうと思う人がいたら、防ぎようがありません。そんなにひんぱんに盗られ続けるわけではないので、さっさとあきらめて、たんたんと次の仕事をしていくのが正解のようです。
わたしは不耕起をめざしているので、耕耘機がなくなって、かえって目標が近付いたのかもしれません。買いなおす気はありません。くわを使って栽培するつもりです。

Kounki_1

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ヒエの脱穀をしました

天日干ししたヒエを脱穀しました。使った道具は宮崎農機具店製足踏み式ミニ脱穀機、36,666円。こんな感じです。Ashibumi_1

次に、ふるいでふるって、大きなごみを取り除きます。Hurui

そのあとに、唐箕(とうみ)という機械で、比重選別をします。使ったのは、株式会社ホクエツ製の手回し式唐箕で、35,700円でした。Tomi 

上から入れて、右にあるハンドルを回して風を送ります。すぐ下の一番口に出てくるのは、重くていい粒。となりの二番口に出てくるのは、やや軽い、まあまあの粒。スカスカの粒は、ごみと一緒に左手正面から吹き出してきます。Hietsubu 

これが、一番口から出てきた、いい粒です。発芽実験をして、来年の種に使う予定です。二番口から出てきた粒で、黒蒸しヒエのやり方で脱稃(だっぷ。殻を取ること)に挑戦してみます。

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耕耘機が届きました

自分は機械は使わないと言っていたので、耕耘機の導入に関しては、自分ながら発言にゆれがあると思います。これは、農地法とのからみで、認定農業者にならないと農地を買うことも借りることもできないという制限があるということと、今は厚意で使わせてくれている地主さんも、いつかわたしを地域の人たちに、新しい、いわゆる「担い手」として紹介したい、そのためにも彼なりに「人に見せて恥ずかしくない」畑にしてほしいという思わくがある、ということがあります。地主さんの思わくとは別に、わたしにもわたしのやりたいやり方で栽培したいという思わくがあります。そのへんのバランスの取り方がむずかしいのです。
松尾嘉郎・奥薗壽子『絵とき・地球環境を土からみると』(農文協)に出てくる農作業のエネルギー効率の話をご紹介しておきます。人力では、投入エネルギー 1に対して得られる作物のエネルギーは12なのだそうです。同じように計算すると畜力では4、そして機械力では3.5なのだそうです。畜力や
機械力を使うということは、生産物に対してより多くのエネルギーをかけて生産するようになることにほかならないのです。農業周辺産業を肥大化させることがいいのか、農業本体を中心に効率よく機能させるほうがいいのか、あるいは100人人がいるとしたら100人それぞれの人がそれぞれの栽培をして、できた作物を交換しあって、あまった時間に栽培以外のこともする、というやり方がいいのか、あるいは食料生産は1人の人にまかせて、99人はほかのことをする、というやり方がいいのかといったように、機械を導入するときには、それが社会的な面や、人間の精神面に及ぼす影響についても考えたほうがいいと思います。
ともあれ、今日届いたこの耕耘機には、壊れないで、盗まれないで、しっかり働いてほしいと思います。

Kounki

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耕耘機を発注しました

耕耘機を買うことにしました。10年以上耕作放棄されて草原になった畑を栽培に適した土に戻すために、地主さんのトラクターで耕してもらおうとしていたのですが、やはり畑にトラクターを入れるとその重さで土が固くなるので、やめることにしました。そのかわり、トラクターよりも軽い耕耘機で自分で耕すことにしました。耕耘機を持っていれば、管理機としても使えますし。
発注した機種は、ホンダの「サ・ラ・ダ」FF500というものです。19万円ちょっきりで。地主さんに相談したときに、「ホンダはやめとけ。ヰセキかヤンマーかクボタがいいぞ」と言われていたのですが、あえて逆らってホンダを買いました。「同時同軸正逆回転フロントロータリー」って、画期的な技術だと思いますもの。
正直な話、開拓に使うにはひ弱、管理機に使うには大げさすぎで、中途半端な感じがしないでもないですが、同じような機械を何台も買うのもナニなので、「サ・ラ・ダ」に懸けてみようかと思った次第です。
燃料が自動車用のガソリンなので、将来キクイモから燃料を作るようにしたときにも、それが利用できていいのではないかと思っています。「菊丘の地でキクイモ栽培」の夢、まだ捨てていませんよ。水田跡地で栽培できないか、試してみようと思っています。
キクイモにしてもニセアカシアにしても、外来種で勢力が強いのできらわれていますが、きちんと管理して栽培するならば、有用な植物を活用するのはいいことだと思っています。

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機械を使うことについて 再び

資材を運んでもらったトラックが、折り返すために畑に入ることがあります。その部分は畑が沈んで、土が固くなります。トラクターも重いので、それが畑に入ると、やはり土は固くなります。トラクターで15cmぐらいの深さまでは耕すことができますが、その下が固くなってしまうのです。また、トラクターで耕した畑は、草の根や微生物が柔らかくした土が長期にわたって柔らかいのとは違って、すぐに固くなってしまいます。作物のためには、畑は耕さないほうがいいですし、また重い車両は入れないほうがいいのです。
それだけのことが分かっていながら、地主さんに草原をトラクターで耕してもらうことにしたのには、次のような事情があります。まず、10年以上耕作放棄されてきて自然の草原のようになった畑には、草の根の力が強くて作物がほとんど育ちません。また、同じ草でも、クローバーのようなマメ科の植物は土を肥やす力が強いのですが、これも草の上から種をまくだけではほとんど生やすことができません。草には畑の土ができるまでは「弱って」もらわなくてはならないのです。
春にヒエやその他の畑を、秋にコムギやその他の畑を人力で作ってみて分かったのは、畑を作るのには時間も体力もいる、ということです。北海道の中山間地で、栽培できる期間が4カ月ほどしかないために、どの栽培品目も種植えや刈り取りの時期が重なるので、畑を広げながら作業をするには無理があると判断しました。
自給するだけならばそんなにがんばらなくてもいいと思われるかもしれませんが、農業収入が一定水準以上ないと、認定農業者にはなれません。農地法のしばりから、農地は認定農業者でなければ、買うことも借りることもできません。せめて農地を取得するまでは、農業所得があるようにしなければならないのです。
ここ数日、わたしは刈り払い機で草刈りを続けています。長い草があると、トラクターにからまって耕すことができなくなるからです。トラクターに比べると、刈り払い機は小さいですが、機械であることには変わりありません。使っていると心がすさんできます。レーザー光線銃でせまりくる怪獣を撃ちまくるような感じで、「草め、このやろう」みたいな乱暴な心境になってくるのが悲しいです。

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くわを改造しました

Kuwa くわの柄にジュート麻の布を接着剤で貼り付けてすべりどめにしました。一般に売られているくわの柄は、ニス塗りの木製のものばかりです。これをすべらないように強くにぎり続けると、長時間の作業のあとには、指の筋肉がヘロヘロになります。で、少しでも楽にしようと今回のすべりどめ加工とあいなりました。使い心地は‥‥すこぶる快適です!

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ヒエに防鳥網をかける 補遺

先日ヒエの畑の上にかけた防鳥網の脇をふさぐために、「効果絶対!デラックス防鳥糸」(500m、609円)というのを買ってきました。前回買った防鳥網は、18m×18m(100坪)用、40mm目で1,764円でした。防鳥糸は20㎝間隔でいいそうなので、18mには90本、1本は18mなので、全体で1620mになります。「効果絶対!デラックス防鳥糸」500mは3本強が必要です。防鳥網に比べると若干割高になりますが、扱いやすさからいうと、ごみを引っかけませんし、畑の形にも柔軟に対応できる「効果絶対!デラックス防鳥糸」のほうが断然有利です。来年からは最初から「効果絶対!デラックス防鳥糸」を使おうと思います。どのへんが絶対!で、どのへんがデラックスなのかはよく分からないのですけれど。

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クリストのオブジェ「梱包されたアズキ畑」

…なんちゃってね。

アズキ畑を、鳥害防止のために不織布でおおってみました。

Suketto_1 

網をかけたほうがいいようにも思えますが、とりあえず不織布を買ってしまったので、使ってみました。これだけ目立つので、すき間から入る勇気のある鳥はいないだろうとは思いますが。すき間だらけなので、作物が蒸れることもないと思います。化成資材はなるべく使いたくないのですが、豆類の芽と、ヒエの穂をねらう鳥たちには困ってしまっています。

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