アズキの脱穀

アズキは、一本のアズキの木に生るさやのうち、早い時期に熟したさやが割れないうちに、鎌で刈り取って、島立てして乾燥させます。同じ木に、まだ熟していないさやがあっても、乾燥させているうちに追熟してきますので、大丈夫です。
乾燥中に雨に当たっても、そのあとまた晴れの日が続けば、中の豆はだんだん乾燥していきますから、気にしなくていいです。

Azukibo_2 乾燥したアズキの木は、ブルーシートの上で棒でたたいて脱穀します。パシパシたたくと、さやが割れて、中の豆が飛び出してきます。このあとは、ふるいで大きなごみをふるって、とうみで軽いごみを飛ばします。

Azukitemi これが今年のアズキの全収穫です。
このなかから不良豆を抜き出して捨てます。目で見て、一粒一粒ピンセットで取り出していきます。雪が降ってきてから、ゆっくりやればいいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

生きることを肯定すること

伊藤さんのブログの「排除する理由(後編)」という記事、かなり‘来て’ますね。

人間中心主義は、神話が根拠です。神が人間に、人間以外のものを自由に使っていい、と言ったからなのです。生めよ増えよ地に満ちよ、でしたっけ? 進歩・繁栄も、神がそれがいいと言ったからなのです。
ディープエコロジーの人たちは、自然の権利、ということを言います。権利は、人間だけのものではない、と。でも、この‘権利’という概念も、じつは、神によって担保されるものなのです。
‘権利’という概念を使わないで、人間の身勝手さを批判できるのでしょうか。
もしかしたら、‘批判’という行為も、神によって担保されるのかもしれません。
わたしたちにできることは、自由を生きることだけなのではないのか、という気が、最近しています。あるいは、自由を死ぬこと、でも同じです。いつか死ぬから、それまで生きているのですから。
‘○○からの自由’というような、神によってなされたもろもろの禁止の裏返しで幻覚される自由ではなくて、絶対的な自由。ただなるようになる自由です。
ものごとに‘本質’は存在しません。原因を滅すれば、その結果としての‘現実’を滅することもできるのです。変えられないものごとは何もありません。言葉を換えて言えば、ものごとは常に変化し続けているのです。無我だから無常なのです。
奪われていた‘力’を取り戻したとき、そこに現れるのが‘自然’なのでしょう。信じて、‘おまかせ’していいのは、自然の秩序、自然の調和、自然の法則。
伊藤さんの記事の最後にある、「神はイラナイ」の一言に、全幅の共感を献げます。

      camera   camera   camera   camera   camera

カメラを買いました。PENTAX K-m。おもちゃのように小さくて、軽くて、デジタル一眼レフとしては、かなり安価な機種。わたしは、植物の写真を撮ることが多いので、‘ここ’と思うところにピタッとピントが合ってもらわないと困るのです。今回買ったカメラは、きょう畑で‘撮影会?’をやりましたけど、ストレスがなくていいです。カメラ任せで、けっこうよく撮れています。技術の進歩って、すごいですね。
小さくて軽いのに、しっかり握れて、扱いやすいです。こういうポータブルの電子器機は、電源(バッテリー)のトラブルが多いですが、このカメラは、単三アルカリ乾電池を使うので、信頼性が高いですし、電池が切れても、替えが入手しやすくていいです。

Okabohonami

陸稲。一度は枯れかけたのに、よくここまで復帰したものです。

Morokoshi_inakibi

奥の、背の高い、赤っぽい穂が、モロコシ。手前の、黄色っぽい穂が、イナキビ。

Kikuimonoki

キクイモ。一年草なのに、樹木のよう。この勢いのよさが、この植物の身上です。

Egomashussui

白エゴマ。今年は強風にも倒れないで、がんばっています。

Watanoki

ワタです。もう秋だというのに、こんなにしょぼくていいのでしょうか。本当に綿がとれるのでしょうか。

Daizumi

豆の基本、大豆です。

Azukimi2

豆のもう一つの基本、小豆。色づいてきました。

Amakesshu

亜麻も種を結んできています。
↑こういう、ピントとボケで奥行きを感じさせるところが、一眼レフです。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

簡単豆料理 その2

お汁粉とぜんざいの違いが、いまだに分かりません。粒あんとこしあんの違い? 餅が入っているか入っていないかの違い? 関東と関西でも違う? あ~、もう分かりません。
小豆の煮方は、一度「しぶきり」をすることがポイント。あとは、砂糖で煮るだけです。砂糖は、うちでは、北海道産の甜菜糖(てんさいとう)を使っています。
珍しくもないですが、一応、写真を撮ったので、載せておきます。全自動餅つき器(象印)でつきたての餅なので、不定形です。

Shiruko

次は、くらかけ大豆入りのカレーライスです。くらかけ大豆は、水洗いして、フライパンでから煎りしてから、煮てみました。豆の種類が違うからでしょうか、スズマル大豆で豆ご飯を炊いたときのようにふっくらとは煮えませんでしたが、香ばしさはあって、少し歯ごたえがあるのも、悪くないです(負け惜しみ)。
「大豆は、畑の肉」なんて言われますから、大豆を入れたら、肉は入れなくてもいいと思います。あとは、ふつうにカレーライスをつくるように、つくればいいのです。カレーづくりに、妙にこったりはしません。ちなみに、うちは、「グリコ2段熟カレー甘口」を使っています。くどくない味がすきです。

Curry

ところで、このカレーライスのご飯には、ヒエとイナキビとモロコシ(タカキビ)が入っています。どれも、自分の畑でとれたものです。ニンジンもジャガイモも、自分の畑でとれたものです。タマネギは、自分で栽培したものも、ちょっと前まではあったのですが、切らしてしまったので、買ってきました。お米は、いただきもの(農家の自家消費米)です。

前回の、「白花豆とほうれん草のオーブン焼き」の写真がまずそうでしたので、つくりなおしました。今回は、豆の煮汁をたっぷり入れて、ピザ・トースト用に売られている「ナチュラルチーズ」をトッピングしてから、焼いてみました。

Cheese

これが、「再挑戦バージョン」です。
お医者さんは、健康のためにチーズは控えなさい、と言いますが、チーズはうまいです。「たまに」ならば、いいのではないでしょうか。

次は、スズマル大豆と豚肉の煮豆です。
水で戻したスズマル大豆を、やわらかくなるまで煮ます。それとは別に、豚肉とタマネギとシイタケを、フライパンで炒めておきます。これらの2つを合流させて、しょう油とみりんとおろし生姜で味をつけて、煮込めば、できあがりです。

Pork

それぞれの素材からたっぷりだしが出て、おいしくできあがります。

次は、黒豆の炊き込みご飯です。おお、具だくさんですね。

Takikomi

ゆでた黒豆、にんじん、油揚げ、ちくわ、しょう油、なんかを入れて、炊いたご飯です。
ちなみに、うちは、炊飯器も象印です。わたしは、名前に「ぞう」がつくので、なんとなく、親しみを感じています。

きょうの最後は、「キクイモ入り手亡豆の呉汁」です。

Gojiru

本当は、手亡豆で豆サラダをつくろうかと思っていたのですが、長く煮すぎて、豆が崩れてしまったので、急きょ、呉汁にしました。わたしは、四字熟語では、「臨機応変」というのがすきです。
呉汁って、分かりますよね? 早い話が、つぶした豆が入ったみそ汁です。
結論から言うと、キクイモがふやけて、気持ち悪かったです。一度油で炒めて、そのぶん煮る時間は短くして、キクイモが持っているレンコンのような「サクサク感」が残るようにすればよかったと、猿のように反省しました。味つけも、にんじん、油揚げ、こんにゃく、ねぎ、唐辛子なんかも入れて、豚肉の入っていない豚汁のような、
パンチのきいた味にすればよかったと、犬のように反省しました。
じつを言うと、わたしは、「試行錯誤」という四字熟語も、すきです。失敗は成功のもと!です。

豆三昧のようすを、北海道は深川市からお伝えしました。(○゜ε゜○)ノ~~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

簡単豆料理

今年収穫したアズキをどう食べましょうか。ありがちなのは、「あんこ系」ですね。お汁粉とか、ぜんざいとか。あれ? お汁粉とぜんざいって、どう違うんでしたっけ?
まあ、甘いものも、たまにはいいですけど、そうしばしば食べるものでもないので、日常的に食べられる食べ方ということで、「主食系」で、かつ、甘くもしょっぱくもしないものを考えてみました。

まずは、こちらです。

Azukigohan_2

はい、アズキご飯です。基本中の基本ですね。

アズキは、水で戻さなくても、すぐに茹でることができます。ただし、最初に軽く茹でた汁は、捨ててください。これ、「しぶきり」といいます。そして、そのあと、30分ぐらい茹でます。アズキご飯用のアズキは、「少しかたいかな?」と思えるぐらいでいいです。その茹でたアズキを、炊飯器でご飯を炊くときに混ぜるだけで、アズキご飯は、できあがりです。

続きましては、こちら。

Azukipan

アズキ入りの食パンです。

先ほど、アズキご飯のときに茹でたアズキを、もう少し柔らかくなるまで茹で続けます。そして、ホームベーカリーで食パンを焼くときに、レーズンパンを焼くときにレーズンを入れるポケットに、茹でたアズキを入れます。あとは、機械任せで、アズキ入り食パンができます。

ご飯、パン、ときたら、次はこちら。

Azukimochi

アズキもちです。野菜スープに入れて、お雑煮にしてみました。

アズキパンを焼いたときと同じように、柔らかくなるまで茹でたアズキを、全自動もちつき器でおもちをつくるときの、ぎりぎり最後あたりで、バッとぶち込んで、すぐふたを閉めます。

アズキに続きまして、今度は、大豆を食べてみましょう。大豆は、納豆にも、豆もやしにもなりますし、みそを仕込んでもおいしいのですが、今回は、もっと手早くできるものをご紹介します。こちらです。

Hijikini

大豆とひじきの煮物です。
「量…目分量、時間…適当、手に入りやすい素材で、簡単料理」の、はじまりはじまりです。なお、今回は、「スズマル大豆」という、小粒の品種の大豆を使っています。

まず、大豆を半日から一日水につけて、「戻し」ます。「ふやかす」わけですね。北海道の言葉では、「うるかす」といいます。水を吸って、十分にふくらみましたら、そのご、1時間から1時間半ぐらい、ほどよい柔らかさになるまで、茹でます。そして、水で戻した干しひじきと、刻んだにんじん、油揚げ、ちくわといっしょに、めんつゆ味(だし汁+しょう油+みりん)で煮て、味をしみ込ませれば、できあがりです。
ひじきも、にんじんも、油揚げも、ちくわも、どれも、ありふれた素材なんですけど、この組み合わせで集まると、がぜん、輝くような美味になります。この、大豆とひじきの煮物がかもしだす、えも言われぬなつかしさは、何なんでしょうか。ああ、これ、小学校の給食でよく食べた味なんですね。給食では、これに食パンかコッペパンが付いていましたが、ご飯のほうが合うのは、言うまでもありません。

大豆は、アズキでアズキご飯用を炊いたように、大豆ご飯にすることができます。こんな感じです。

Daizugohan

そのさい、水戻しや下ゆでをしないでも、すぐに炊き込む方法があります。それは、フライパンで大豆をから煎りするのです。ほんのり軽く色がつくぐらいに煎ってから炊き込むと、豆の皮にひびが入って、手早く火がとおるようになります。こうすると、豆の香ばしさも加わって、おいしく食べることができます。お試しあれ。

次に、白花豆とほうれん草のオーブン焼き、いってみましょうか。

Hanamameyaki

もうちょっと、ほうれん草が多いほうがよかったかな。
では、つくり方です。白花豆は、水で戻して、一度アズキのときのように「しぶきり」をして、さらにまた、柔らかくなるまで茹でます。ほうれん草は、茹でて、食べやすい大きさに切っておきます。タマネギとネギを切って、オリーブ油で炒めます。そこに茹でトマトをつぶし入れます。塩と砂糖で味をつけます。そこに白花豆とほうれん草を混ぜて、耐熱容器に盛って、オーブンで焼けば、できあがりです。

手亡(てぼう)豆のスープ

Tebosoup_2

手亡という、白い小粒の豆なんですけど、あんまり食べられていないみたいですね。白あんに加工されることが多いのでしょうか。味のいい豆なので、料理に使わないのは、もったいないです。
では、つくり方です。水戻し、しぶきり、柔らかくなるまで茹でるところまでは、白花豆といっしょです。タマネギと、みじん切りにしたニンニクを、オリーブ油で炒めます。そこに、つぶした茹でトマトを入れて、塩とリンゴ酢と砂糖で味をつけます。これを、茹でた手亡と混ぜて、じっくりぐつぐつ煮て、味をなじませれば、できあがりです。

豆料理、味は、おこのみで、いろいろ工夫してみてください。わたしは、お医者さんに、「油は控えるように」と注意されているので、あっさりした感じにして、食べています。おまけに、「乳製品も控えるように」とも言われているので、パンを焼くときのバターをのぞけば、チーズやヨーグルトも、使わないようにしています。香辛料や香草類も、あんまり使いません。使うのは、ニンニクとショウガぐらいです。概して辛いものが苦手、という事情もありますし、自給できないものは食べたくない、という心情もあります。食事制限のない方は、もっと料理のバリエーションが広げられることでしょう。おいしく料理して、いっぱい豆を食べてください。

レシピというほどのものもないものですが、写真だけ追加しておきます。

Satoni

水で戻して、しぶきりをして、砂糖で味つけして、煮込んだ白花豆です。甘さは、おこのみで、濃くも薄くもできます。おやつにいいのではないでしょうか。

Tebogohan

手亡豆ご飯。見た目も、きれいです。

Mamegohan

いろいろ豆ご飯。虎豆、貝豆、くらかけ大豆、紅花豆なんかも入ってます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

豆の家族

カナダの作曲家のマリー・シェーファーさんが、日本でいう小中学生ぐらいの子どもたちに、「音楽の種類を分類整理して、まとめてください」という課題を出したことがあって、それぞれの児童・生徒が、自分が親しく聞いている音楽を中心に、「音楽の地図」を描いてきたのを、興味深く見ていた、という話を聞いたことがあります。それらの分類のし方が偏っていると非難したりとか、いろいろな情報をまとめて、「普遍的な」分類方法をあみだそうとかいうのではなくて、それぞれの人にそれぞれの音楽世界があっていいのだ、という方向の結論だったように記憶しています。

何でこんな話を持ち出したかと言いますと、いろいろな豆を、うまく分類してまとめられないかと思いたったのですが、やっているうちに、どういう条件で分類したものか、迷ってしまったからなのです。「普遍的な」分類をやろうとするから、迷うんだ、自分の興味関心に沿って考えれば、豆の分類整理も、うまくいくのではないか、と思ったときに、ふと、マリー・シェーファーさんのエピソードを思い出したのです。

Beansf

長崎県出身の、わたしの母が、「エンドウ豆は、つくらないの?」「そら豆は?」ときくのです。 エンドウ豆をご飯に炊き込んだり、そら豆の塩ゆでを食べたりしたかったようです。北海道で露地栽培では、つくれないでしょうね。エンドウ豆も、そら豆も、秋から春にかけて栽培する「冬作作物」ですから。

わたしの豆の分類の図は、まず、「夏作作物」と「冬作作物」に分けることにしました。北海道でつくれるのか、つくれないのかが、まず、大切なことです。あとは、似ている「仲間」で、くくっていきました。

上の図をごらんください。わたしがつくっている豆は、インゲン豆の仲間が多いことが分かります。手亡、虎豆、うずら豆、花豆、貝豆、紅絞り、モロッコ豆、パンダ豆。
その次に、大豆の仲間が多いです。鶴の子(「えんれい」は晩生すぎて、失敗でした)、スズマル、黒大豆、くらかけ。

モロッコ豆も、インゲン豆の仲間です。モロッコ豆は、若いさやを食べることが多いのですが、熟した豆でも食べられるのではないかと思って、豆で収穫してみました。

もやしに使われる緑豆は、生物学的には、アズキの仲間とは言えないのかもしれませんが、でも、姿も、生態も似ているので、近くに寄せておきました。

落花生を植えたこともありましたが、まだ豆を収穫するところまで、たどりつけていません。落花生の生態も独特で、おもしろいですね。

日本では、アズキの消費が多いですが、アズキをよく食べるのは、日本人ぐらいのものらしいです。アズキにあたる英語もなくて、「Azuki」と言うしかありませんし。
豆の消費の統計によりますと、世界全体では、アズキなんかより(「なんか」はないか……)、レンズ豆やひよこ豆が、圧倒的に多く食べられているそうです。レンズ豆やひよこ豆を北海道でつくれないかと、毎年試しているのですが、なかなかいい成績を上げられないでいます。

ニセアカシアは、大木に成長する樹木ですが、やはりマメ科です。実を食用にすることはありませんが、肥料樹として、あるいは養蜂の蜜源として、植えられます。ミモザもマメ科の樹木ですが、北海道の寒い冬を乗り越えることができません。ニセアカシアのようなタフな樹木を、上手に利用して、役に立てていきたいものです。

ここのところ、毎日のように、豆むきと、不良豆のより分けをやっています。目で見て、ピンセットで一粒一粒より分けています。販売できる準備が整ったら、またお知らせします。

【追記】
調べてみましたら、エンドウ豆もそら豆も、北海道で、露地でも、できるそうです。エンドウ豆にいたっては、北海道は、出荷量全国第一位でさえ、あるそうです(「つくる」となると、大量につくりますから、北海道は)。早生の品種が開発されているのでしょうね。「北海道ではできない」という記述は、訂正します。それでも、イラン・トルコ・北アフリカあたりが原産の豆らしいですから、作期は限られてくるのだろうとは、思いますが。
コメントでご指摘いただいた耕作人さん、ありがとうございました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

早生、中手、晩生

「わせ、なかて、おくて」と読みます。難読漢字ですね。
生育期間が短くて、早くできる作物が早生、生育期間が中ぐらいで、早生についでできる作物が中手、生育期間が長くて、遅くできる作物が晩生です。

Waseokute 大豆の畑です。手前の、青あおと茂っているのが、わたしのダイズです。品種は「えんれい」です。その奥の、黄色っぽく枯れているのが、お隣の方のダイズです。品種はよく分かりませんが、「鶴の子」ではないかと思います。品種によって、こんなに成長の速さが違います。
わたしが今年栽培しているダイズでいうと、「スズマル」が一番早生です。一部はもう刈りとって、島立てしてあります。「くらかけ」は、やや遅いですが、「えんれい」よりは早いようです。

Aogari これは、アズキです。まだ、青いさやもありますが、あしたあたりから、刈りとろうかと思っています。青いさやの豆も、刈ったあとで追熟して、ちゃんとアズキの色になります。
ダイズは、立ったまんま十分に枯らしますが、アズキは、早めに刈りとります。

小麦に秋まきと春まきがあるのが、北海道の小麦栽培の特徴です。
秋まきは、秋に種まきをして、雪の下で冬を越して、春また成長を続けます。十分に時間をかけて成長します。
春まきは、春に種まきをして、短期間で一気に成長させて、収穫します。畑を低栄養状態にして栽培して、安定的に収穫するには、栽培期間の長い秋まき小麦のほうが向いている、と言うことができます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

写真ニュース(きょうの畑から)

アブラムシがついて、一時、ほとんど消滅しかけたアズキでしたが、ごらんのように、あのダメージが嘘のように、完全復帰しています。今年も、アズキが食べられそうです。虫の害については、自然の回復力にかけて、放っておくしかないみたいです。

Hukkatsu

黒エゴマの畑に入ると、あちこちで、ハチの羽音がしています。恐ろしいぐらいに、たくさんのハチたちです。エゴマのハチミツって、どんな味なんでしょうか。

Hatohachi

陸稲が、ようやく実をつけてきました。精米して食べるところまでいけるか、どうでしょう。

Rikuto


この畑は、去年まで水田だったところです。水稲のこぼれ種から勝手に生えてきたと思われる株も、実をつけてきました。なーんだ、水がなくても、米はつくれるんじゃん。でも、ものすごく、成長が遅いです。これも、食べるところまでいけるかどうか。がんばってくだされ。

お次は、えん麦です。品種は「前進」。写真は、はさがけしてあるところですので、生えているときと上下が逆です。
カボチャのコンパニオンプランツだというので、種をまいたのですが、勢いがよすぎて、カボチャが地面をはうことができず、空中をさまよってしまいました。失敗、失敗。

このあたりの人たちは、飼料用に栽培します。でも、「オートミール」のもとですから、どうやるかわかりませんが、うまくつぶせれば、人間だって食べられるはず。挑戦してみようと思っています。

Enbakuhasa

こぶしの大きさにも満たない、ミニカボチャです。品種は「甘露錦(かんろにしき)」といいます。別名「恐竜の卵」。鮮やかな縦縞が印象的です。

Kyoryu_2

最後の写真は、畑ではなくて、自宅の庭にあるのですが、ゲンノショウコです。種が入ったさやがはじけて、中の種が飛び散ります。はじけたあとの、くるくると丸まったさやが、かわいいでしょう?

Tanetobashi

| | コメント (5) | トラックバック (0)

はさがけ(稲かけ)

Hasagake 山の畑で刈りとった秋まき小麦を、平地の畑の鉄パイプを組み合わせて立てた「稲架(とうか)」にかけたところです。山の畑の、まだ刈りとっていない小麦は、これの10倍ぐらいありますし、平地の畑で育てている春まき小麦もありますから、「稲架」は、もっとたくさん用意しなくてはいけません。

稲でも、小麦でも、豆類でも、このごろは機械化が進んで、収穫は機械でおこなわれることが多いです。特に北海道は、機械化が進んでいます。機械で収穫すると、すぐに、熱風を使う乾燥機に入れなくてはなりません。刈りとったそのままの状態で保管していると、それらの穀物が蒸れて、傷んでしまうからです。
機械を使わない収穫をする場合、天日干しをすることが多いです。稲や小麦やヒエやキビは、「稲架」にかけますし、豆類は、「島立て」といって、何本かの刈りとった豆の木を、円錐形にもたれ合わせるように置いて、数日おいて、乾燥させます。乾燥の途中で雨が降ることがあっても、刈りとる前だって雨に当たっていたのですから、あまり気にしません。とにかく、晴れが続いて、穀物が乾燥できれば、それでいいのです。

天日で干している間に、「追熟」といって、穀物がさらに熟していくので、機械で刈りとって、熱風で一気に乾燥させるよりも、おいしくなる、と言われています。
穀物は、穂やさやによって、熟成の早い遅いがあります。実際の刈りとり作業では、まだ青い未熟果が残っていても、多くの熟成の早い部分に合わせて、刈りとり作業をおこなってしまいます。それでも、天日干ししているうちに「追熟」して、おいしくなっていくのです。たとえば小豆など、まだ青い未熟果で刈りとっても、天日干ししているうちに、熟した赤い豆になっていきます。
天日干しは、手間がかかりますが、追熟しておいしくなりますし、熱風を当てないので、穀物の傷みが少ないのではないかと想像します。それに、燃料費の節約にもなります。

Inakake 「稲架」は、わたしのいる深川市では、今でも使っている数少ない人のやり方も、昔やったという人の話も、どちらも同じで、高い柱を打ち込んで、それに、横向きの、そこに干すための丸太を、何段もかけていく形です。はしごに乗って、稲や小麦を干します。
わたしは、高いところは苦手なので、はしごに乗らなくてもとどく高さにしか、干しません。「稲架」のための手ごろな材料が手に入りにくい方も、いるかもしれません。わたしは、きょうは、たまたまただで手に入った鉄パイプを使いました。専用の稲架も、まだ売られているようですが、需要が少なくなってきたせいか、ひどく割高な印象を持ちます。そんなに量が多くないようであれば、物干し台と物干し竿の組み合わせでもいいか、と思います。その場合、風が吹いても倒れない工夫は、した方がいいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

予定調和?

Yoteichowa 初公開! 食用菊についたアブラムシです。行儀よくならんでいますでしょう? 口の針を植物に刺して、汁を吸います。風が吹くと、ちょうど麦の穂が風に波打つように、このアブラムシたちのおしりの連なりも、ふわんふわんと波打つのです。
牛乳を噴霧すると、アブラムシを殺すことができるのですが、最近は、やらなくなりました。というのも、テントウムシがアブラムシを適当に食べてくれるからです。アブラムシが食用菊をだめにするほど大発生する、ということは、なくなりました。
そのかわり、テントウムシがアブラムシを全部食べて、きれいに片付けてくれる、ということもありません。テントウムシの様子を見ていると、どうも、アブラムシがなくなってしまわないように、計画的に少しずつ食べているのではないか、と思えなくもありません。見ようによっては、食用菊でアブラムシを飼っているようにも見えます。
飼っているといえば、アリは、アブラムシから出る甘い液をとりにきます。アリも、安定してこの甘い液を得たいと思うので、アブラムシを守ろうとするらしいのですが、アブラムシを食べるテントウムシを攻撃したりするのでしょうか。見ている限り、少しはなれたところからアブラムシを見ているだけ、のようです。この奇妙な三角関係は、ビミョーなバランスを保って、安定しているように思えます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

アブラムシにテントウムシ

Tentomushi きょう、「去年まで水田だった畑」の春まき小麦が植えてあるところの横を通るとき、何かいつもと違う感じがするので、小麦の穂を見てみると、なんとなく黒ずんでいます。さらに近づいてよく見ると、なんと、穂の、麦の粒のすき間に、アブラムシがびっしりついているのです。4うねほどの、アズキの畑でアブラムシが発生して、牛乳を噴霧してアブラムシ退治をして、四苦八苦している最中だったのですが、その横の、はるかに広い小麦の畑でも、アブラムシが大発生していたのでした。
近所の人に聞いたら、きのう、わたしのいない間に、周囲の畑で農薬をまいた、とのこと。それで、農薬を使わないわたしの畑に、アブラムシたちが逃げてきたのではないか、とのこと。アブラムシって、どうやって移動するのか知らないですけど、歩くか、飛ぶかして、集団で移動してきたというのでしょうか。すごすぎです。
小麦の畑に牛乳を噴霧してまわる、なんて、わたしはいやです。アズキも含めて、もう、アブラムシには、「食べたきゃ、食べればいいでしょ!」と、自暴自棄な気分になっていました。と、そこに突如、希望の星があらわれたのです。その救世主の名は……テントウムシ!!! まだ数は少ないですが、「えさ」は豊富にありますから、どんどん食べて、どんどん増えていって、アブラムシを食べつくしてほしいです。少しは、人間が食べる小麦が残ってくれるのでしょうか。わたしはもう、アブラムシに対しては、何もしません。あとはまかせた。がんばれ、テントウムシ!!! 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アブラムシ

水田転換畑のアズキに、アブラムシがついてきました。芽やくきにたくさんついたアブラムシの画像は、気持ちのいいものではないので、ここには出しません。
山の畑で2年間栽培をしていたときには、豆類にアブラムシがついたことはありませんでした。たぶん、山の畑は、畑のまわりに、たくさん草が生えていて、いろいろな種類の虫もたくさんいたので、アブラムシが出ても、その天敵の虫もいて、アブラムシだけが大流行するようなことがなかったのだと思います。作物と関係ない、「ただの草」も、いわゆる害虫の天敵をすまわせておく、という意味で、役に立つのです。

ひるがえって、わたしが今年から使わせてもらっているような、モダンな畑は、殺虫剤や殺菌剤を、ふんだんに使います。作物に関係のない草や虫を、排除してしまいます。そのために、畑をとりまく生物相が、とても単純になってしまっています。ですから、虫や病気がはやると、それにブレーキをかける「クッション役」の生き物がいないので、被害がとても大きくなってしまうという、不安定な状態にあるのです。
生態系の科学に学ぶのではなくて、薬剤で「きれい」な畑をつくったり、草を生やさないために何度もトラクターで耕したり、といった無駄なことをするのです。そのたんびに、地中の有用な生き物は、激減してしまいます。

わたしは、アズキに発生したアブラムシには、ヴェリー・スペシャル・ワン・パターンで、牛乳を噴霧しました。アブラムシは牛乳を噴霧されると、呼吸ができなくなって、死ぬそうです。アズキたちが、早く勢いをとりもどすように、願わないではいられません。
生産の安定性、ということで言えば、虫や病気の少ない、モダンな畑よりも、山の中の、ワイルドな畑のほうが、いいと思います。薬剤大量使用の悪循環には、絶対に巻き込まれたくありません。

わたしは、まわりの農家にも、ときには妥協しながらも(適当に草を刈るとか)、それでも、牛乳以外の殺虫剤や、殺菌剤や、除草剤などは、使っていません。虫や病気にやられるときは、中途半端な畑で栽培しなければならない条件の中で、知恵の働かせが足りなかったと反省しながら、栽培生活を続けています。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

今年最初の収穫

Shukaku レンズ豆の一部が白っぽく枯れてきたので、鎌で刈って、収穫しました。不織布の上に広げて干しています。十分に乾いたら、棒のようなもので叩いて、さやから豆を落として、ふるいや唐箕で豆だけを取り出そうと考えています。
まだ緑色のさやも混ざっていますが、乾燥させているうちに追熟して、おいしくなるのではないかと予想しています。実の入りのいい豆と、未熟な豆とがありますが、それは、し方がないと思います。
栽培方法は、改善の余地が大きいですが、とにかく、北海道の露地栽培でレンズ豆が作れることがわかって、よかったです。

Daizuhata こちらは、現在のダイズ畑です。今年は、畑にクローバーが生えていて、ダイズの種まきのときに、このせっかくのクローバーを削ってしまうのがもったいなくて、株間を大きく取って、種をまくところだけを小さく削るようにしました。
去年、ソバやヒエを栽培したときに、まわりにクローバーが生えていたところだけがよく育っていましたが、今回のダイズの場合は、まわりにクローバーがない畑のほうが、青あおと育っています。マメ科―マメ科の組み合わせはよくないのかなと、ふと思いましたが、これだけで結論は出せません。

ダイズとアズキは、不耕起・無肥料で作ることができます。今回アズキのできがよくないのは、畑を耕耘機で耕して、しかも雨が少なかったために、水分不足で発芽できなかったのだろうと思います。耕さないで作るか(不耕起で草が生えていれば、水不足になる危険は少ない)、耕すならば、水分の管理をしっかりするかしなくてはいけないのだと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アズキ・リョクトウ・貝豆・ヒヨコ豆が発芽

きのう、久しぶりに雨が降って、豆類がだいぶ芽を出してきました。

アズキAzukime2 、リョクトウRyokutome2 、貝豆Kaimameme 、ヒヨコ豆Hiyokome の芽です。種植えをくわでやったところは、覆土の厚さが一定でなく、芽が出てきたところと、芽が出てこないところが、まだらにあります。畑にする前に生えていた草による影響もあるようです。
芽が出るのが早かったのは、何と言ってもレンズ豆です。去年は、まばらに植えて、うまく育たなかったので、今年は密に植えてみました。もさもさと互いに支え合って安定的に成長できるのかもしれません。しかし、部分的には、あまりにも込みすぎているので、何日かあとに、はさみを使って間引きを実施しようと思っています。

コムギ・ニンニク・ジャガイモで、株のまわりの草を草けずりでけずる作業をしました。根を詰めてやると疲れるので、作物が草で日が当たらなくなっているような、緊急性のあるところを優先して作業するようにしました。
草をけずっていても、草に対してにくにくしげに当たるのではなくて、「いっしょにいさせてください」ぐらいの、謙虚な気持ちにならないとうまくいかないと思います。

セミの声が、耳を震わせて、うるさいくらいです。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

アズキ脱穀、ウチの場合

アズキを脱穀してみましょう。
まず、島立てして乾燥させた、枝葉つきのアズキを麻袋に入れて、棒でたたいてさやを開かせます。Azuda1
次に、目の荒い竹ざるを通して、大きなごみを除きます。Azuda2 豆はいったん下のシートの上に落ちます。
それから、集めた豆を扇風機の風の前を通るように落として、軽いごみを吹き飛ばします。Azuda3
このあと、少量ずつ小皿にとって、目で見て小さなごみや不良実を取り除いてできあがりです。
脱穀が終わったアズキは、ナイロンネットに入れて、しばらく除湿機のある小部屋に置いて、さらに乾燥させます。
一般に種類は、乾燥させると呼吸量が減るので、保存性が高まると言われています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

おいしいアズキができました

昨日は、台風が接近しているというので、畑には行かないで、自宅待機をしていました。取り込んだアズキを少し脱穀して炊いて食べてみました。わたしが今まで食べた中で一番おいしいアズキでした。北海道の山間で、10年以上耕作放棄されて草原になっていた畑で、不耕起・無肥料・無農薬・無除草・無潅水で栽培して天日乾燥したアズキです。どんな要素がアズキをおいしくしたのか、知りたいところです。
地主さんがよく言うには、水田転換地で作った畑作物は風味が悪いのだそうです。アズキでもソバでも、たくさん取れることは取れるのですが、転換して何年たっても、おいしくならないそうです。それなのに売る人はどこで取れた豆でもまぜて売ってしまいますし、買う人はただ粒の大きさや表面の色つやだけで買ってしまいますし、豆の味の差別化って、むずかしいですね。「おいしい」と言うだけなら、みんな自分ところの豆はおいしい、と言うでしょうし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アズキが刈りどきです

アズキの刈りどきは、さやの2~3割が茶色に枯れてきたころです。まだ緑のさやが残っていても、刈ったあとで追熟してくれます。逆に、全部のさやが茶色に枯れるまで待ってから刈ると、はじめのころに熟した豆がくどい味になってしまいます。Azukijuku
根から抜くのではなくて、地上部分をかまで刈るか、はさみで切るようにします。根は土を耕してくれるからです。根穴といって、土の中に残された根が腐ってできた穴は、新しく植える作物の根が育っていく道になります。また、根のまわりには多くの微生物が生きているので、その環境をなるべく壊さないようにします。
刈って近くの地面に置いておいて、10日ぐらいたって葉が枯れてかさが小さくなったら島立てします。にお積みは省略しようと思っています。

リョクトウもさやが熟してきました。ただし、草をきれいに取って日当たりをよくした最前列だけに実が入っています。リョクトウは温暖な地域が原産の作物なので、北海道ではできるかどうか不安がありましたが、日当たりをよくすればできることが分かりました。ちなみにダイズやアズキは草で多少日当たりが悪くなっても、実の入り方にはほとんど影響がありません。草にうずもれながらも、ちゃんと実をつけてくれるので、楽です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

寒い!

今日は夏至だというのに、寒くてし方がありません。氷河期に入ってしまったのではないかと本気で心配してしまいます。

アズキAzukimeとリョクトウRyokutome、発芽しました。少し前ですが、ジャガイモImohatugaも出ています。ヒエや在来種のトウモロコシも順調です。

全然だめだったのは、ワタ・キノア・アマランサス・ズッキーニです。
ばらまきしたソバ・ダッタンソバは、種植えとしては早すぎました。薄く覆土する方法で再度挑戦するつもりです。

ヒエ・ソバ・エゴマは何としても作りたいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)