虫の追い出し

Mushioidashi

エゴマの実は、わたしは、今年は、小麦の脱穀と同じように、脚立のステップにたたきつけて収穫しています。
目の細かさの違う2つのふるいにかけて大きなごみを取り、さらに、とうみで風選します。それでも、まだまだいろいろなごみが混ざっています。
困るのが、クモや芋虫なんかの虫類です。これは、晴れた日に、むしろの上に広げておくと、自分たちのほうから逃げていってくれます。これが、「虫の追い出し」です。
面白いのは、死んだ虫の始末なのですが、これは、アリが来て、運び出してくれます。アリは、生きている虫は、無視しているようです。
ソバも、虫が多いので、エゴマと同じような「虫の追い出し」をしたほうがいいです。
コクゾウムシが付いた米も、同じような「虫の追い出し」をします。わたしは水稲は栽培していませんが、水稲農家に実習に行ったときに、これ、体験しました。倉庫から出してきた自家消費米を、むしろに広げると、ウジウジウジウジウジ~っと、黒いコクゾウムシたちが、面白いように逃げていってました。太陽って、すごいです。

このあと、エゴマは、水洗いをします。

虫を見て「きゃーっ」と騒ぐような人は、畑仕事には向いていないかもしれません。

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生きることを肯定すること

伊藤さんのブログの「排除する理由(後編)」という記事、かなり‘来て’ますね。

人間中心主義は、神話が根拠です。神が人間に、人間以外のものを自由に使っていい、と言ったからなのです。生めよ増えよ地に満ちよ、でしたっけ? 進歩・繁栄も、神がそれがいいと言ったからなのです。
ディープエコロジーの人たちは、自然の権利、ということを言います。権利は、人間だけのものではない、と。でも、この‘権利’という概念も、じつは、神によって担保されるものなのです。
‘権利’という概念を使わないで、人間の身勝手さを批判できるのでしょうか。
もしかしたら、‘批判’という行為も、神によって担保されるのかもしれません。
わたしたちにできることは、自由を生きることだけなのではないのか、という気が、最近しています。あるいは、自由を死ぬこと、でも同じです。いつか死ぬから、それまで生きているのですから。
‘○○からの自由’というような、神によってなされたもろもろの禁止の裏返しで幻覚される自由ではなくて、絶対的な自由。ただなるようになる自由です。
ものごとに‘本質’は存在しません。原因を滅すれば、その結果としての‘現実’を滅することもできるのです。変えられないものごとは何もありません。言葉を換えて言えば、ものごとは常に変化し続けているのです。無我だから無常なのです。
奪われていた‘力’を取り戻したとき、そこに現れるのが‘自然’なのでしょう。信じて、‘おまかせ’していいのは、自然の秩序、自然の調和、自然の法則。
伊藤さんの記事の最後にある、「神はイラナイ」の一言に、全幅の共感を献げます。

      camera   camera   camera   camera   camera

カメラを買いました。PENTAX K-m。おもちゃのように小さくて、軽くて、デジタル一眼レフとしては、かなり安価な機種。わたしは、植物の写真を撮ることが多いので、‘ここ’と思うところにピタッとピントが合ってもらわないと困るのです。今回買ったカメラは、きょう畑で‘撮影会?’をやりましたけど、ストレスがなくていいです。カメラ任せで、けっこうよく撮れています。技術の進歩って、すごいですね。
小さくて軽いのに、しっかり握れて、扱いやすいです。こういうポータブルの電子器機は、電源(バッテリー)のトラブルが多いですが、このカメラは、単三アルカリ乾電池を使うので、信頼性が高いですし、電池が切れても、替えが入手しやすくていいです。

Okabohonami

陸稲。一度は枯れかけたのに、よくここまで復帰したものです。

Morokoshi_inakibi

奥の、背の高い、赤っぽい穂が、モロコシ。手前の、黄色っぽい穂が、イナキビ。

Kikuimonoki

キクイモ。一年草なのに、樹木のよう。この勢いのよさが、この植物の身上です。

Egomashussui

白エゴマ。今年は強風にも倒れないで、がんばっています。

Watanoki

ワタです。もう秋だというのに、こんなにしょぼくていいのでしょうか。本当に綿がとれるのでしょうか。

Daizumi

豆の基本、大豆です。

Azukimi2

豆のもう一つの基本、小豆。色づいてきました。

Amakesshu

亜麻も種を結んできています。
↑こういう、ピントとボケで奥行きを感じさせるところが、一眼レフです。

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今年の栽培の反省

刈りとったえんれい大豆が、畑に出しっぱなしなのですが、寒くて、作業の効率が上がりません。とりあえずあした、軽トラで全部、自宅に持ち帰って、ちぎりとったり、乾かしたりの作業は、自宅でやろうと思いますが、青刈りした豆が凍ってしまっては、まともに収穫できないのではないかと、あきらめかけています。雨に濡れたソバの山も、まだ処理できていません。

今年栽培した作物について、全般的な反省をします。

陸稲

これは、防風ネットを張った以外には、これといった手をかけなかったのですが、意外に、ちゃんと育ちました。もっとデリケートな作物かと思っていました。
今年はマルチフィルムを使いましたが、これは、要らないと思います。
今年の品種に加えて、来年は、「トヨハタモチ」をつくる予定です。早生系なので、できるのではないかと思います。米は主食として、自給できる水準に近づけたいです。

春まき小麦

作物の性質をよく理解していなかったのが、敗因かと。春まきは、元肥をしっかり入れて、短期決戦で栽培するものです。特にリン酸分は、入れたほうがいいみたいです。
アブラムシにたかられましたが、何とか持ちこたえてくれました。虫は、作物の弱みにつけ込むように、やってくるようです。

秋まき小麦

去年、山の畑にまいた秋まき小麦は、収穫まで、全く放置していたにもかかわらず、よくできました。畝間に赤クローバーを植えてあったのが、ほかの草を抑えてくれたようです。
今年も、種をまいて、順調に育っています。
栽培容易で、脱穀も、穂をたたきつけるだけで、機械なしで脱ぷまでできてしまうので、当地深川界隈で、自給の主食用には、おすすめです。品種は、「ホクシン」。

ヒエ

順調に収穫しました。途中倒伏しましたが、マルチングをやめて、畝間を広めにとって、土寄せをすることによって、防げると思います。

いなきび

順調に収穫しました。播種量を疎にして、畝間を広めにとると、いいと思います。マルチングは要らないと思います。つくりやすく、調整(脱穀、脱ぷ、精穀)も、機械を使うと、とても容易です。

もちあわ

ほとんど収穫できませんでした。調整のし方も、よく分かりません。今年で撤退します。

モロコシ(タカキビ)

つくりやすくて、調整もむずかしくありません。粉食して、食味良好。面積拡大します。

トウモロコシ

交雑しました。保存性が低いので、自給作物としては、あまり向いていません。黄八行うるちきびは、乾燥させて、粉食できるかもしれません。八行が粉食できれば、拡大します。それ以外の品種は、やっても、数本程度にするつもりです。
【追記】八行、粉食できました! 美味です。
【関連記事】国産トルティーヤ

大豆

えんれい大豆は、晩生すぎて、間に合いません。撤退。鶴の子大豆にかえます。
スズマル大豆は、成功。納豆やもやしなど、用途が広いので、さらに拡大する予定でいます。
くらかけ大豆と黒大豆は、ほしいという人がいて、需要がありそうなので、拡大します。

アズキ

今年は「大納言小豆」にしましたが、「エリモ小豆」にもどそうかと思っています。「エリモ小豆」のほうが丈夫そうな印象があります。
アズキも、アブラムシの被害がありました。マルチングしないで、畝間を広めにとると、丈夫に育って、虫もつきにくくなるのではないかと思います。

菜豆

白花豆、紅花豆、トラ豆(つるなし)、手亡、トラ豆(つるあり)、うずら豆、紅絞り金時、貝豆、パンダ豆を植えました。今年は、手亡が当たりました。草で日陰にならない限り、マルチングは要らないと思います。

レンズ豆、ヒヨコ豆

これっきり、これっきり、もうこれっきりにします。植えた場所の日照がよくなかった、ということもありますが、毎年、どうにも成績がよくないです。気候風土的に、向いていないと思います。脱穀のし方も、分かりません。

緑豆

迷いながらも、毎年つくり続けています。環境が悪くても、そこそことれます。

エゴマ

黒エゴマは、今年は間に合いましたが、用心するなら、白エゴマだけにしたほうがいい、と判断しました。
畝間を広めにとると、虫もつかないと思います。
プラグから畑へ移植するやり方がいいことが分かりました。
風によって折れましたが、土寄せや摘心で、丈夫に育てることで対処したいと思います。
収穫は、刈りとって、乾燥させて、脚立の踏み板にたたきつけるやり方でやりました。米の紙袋の中で振るよりも、効率がいいです。
黒エゴマをやめて、白エゴマは、今年と同程度の面積でいいのではないかと思います。
油を絞るとしたら、もっと面積を増やしたいところですが、すりエゴマや、葉の利用程度にとどめておくのがいいのではないか、と思っています。

ミニトマト

種から育てました。育てやすいので、来年も継続します。やや縮小します。

キャベツ

食べきれないので、やめようかと思っています。すききらいの問題として。

食用菊

食べて、鑑賞して、楽しみました。差し穂が成功して、一気に栽培量が増えました。「干し菊」がつくれなかったのが、心残りです。今後の研究課題です。

カボチャ

まさかりカボチャが気に入りました。まさかりカボチャのみ、栽培継続します。小型のカボチャは、おもちゃみたいで、つくる気がしません。

ジャガイモ

去年よりは、品質的に、「まし」になってきました。食べきれないので、栽培面積を縮小します。収穫しきれなかった芋、土の中で冬を越して、そのまま来年種芋にしていいのでしょうか?
種芋を切ったときに、切り口をかびさせてしまいました。「浴光催芽」というのは、休眠が長くて、芽が出にくい品種におこなうものだ、ということを学びました。

大根

大根は、よく耕すと、うまく育ちます。

白菜

うまく育ちませんでした。なくても気にならない作物です。

タイサイ

育てやすくて、使い勝手のいい菜っ葉です。種をとりました。少しずつ時期をずらして種をまくと、春から秋にかけて、途切れることなく収穫できるので、大変便利です。

ニンニク

肥料を食う作物なので、施肥を適切にやれば、できるのではないかと思います。

にんじん

間引きや草とりを適切にやると、きれいに育つと思います。今後の課題です。

たまねぎ

種から育てたのは、途中で消滅してしまいました。むずかしいです。苗で買ってきたのは、収穫できました。来年は、自家消費用として、苗で買ってきて育てることにします。種から育てるのは、断念します。

ねぎ

丈夫で、育てやすいです。
ねぎ坊主から種をとったので、適宜まいていこうと思います。地主さんがつくり続けていたもので、品種名は不明です。

イチゴ

これも、地主さんがつくっていたのを引き継いだもの。品種名不明です。畝を立てて、マルチングしました。はびこりすぎているので、マルチングで、押さえ込んでいこうと思っています。世代交代をはっきり分かるようにします。面積縮小します。

アスパラガス

種とりと株分けをしました。扱いやすいように制御していこうと思っています。

春菊

特に気を遣うこともなく、容易に栽培できます。種をとったので、必要量だけ少しずつ種をまいていこうと思っています。

亜麻

繊維をとって衣服をつくることはできていませんが、種はとれたので、絶やさないように栽培を続けていこうと思います。

キクイモ

すっかり定着しました。生食だけではなく、甘酢漬けやキクイモ茶など、加工を推進します。

ソバ

もう少し早く種をまけば、余裕を持って収穫できるはずです。
脱穀は、秋まき小麦と同じように、脚立の踏み板にたたきつけておこなうことができます。

ブルーベリー、ハスカップ

ブルベリーのコンパニオンプランツであるスペアミントを植えました。仲良くやっているみたいです。鉢植えで、たまに水をやるぐらいしか、関わっていません。

その他

カボチャのコンパニオンプランツとして植えたエンバクが、よく育ちすぎてくれました。このエンバクが食べられないか、加工法を調べるのが、課題。

【追記】

全般的に言うと、マルチングが必要ないと思う場合が多かったです。
種を植えるときに、疎に植えたほうがいいと思う場合が多かったです。
畝間を広めにとるといいと思う場合が多かったです。今年は50センチ幅が標準でしたが、来年は75センチ幅を標準にする予定です。
収穫が間に合わないという意味で、品種選定に致命的な誤りがありました(えんれい大豆がそう。黒エゴマも危険域)。
自給作物(特に主食系)や、確実に需要のある作物(豆類)を中心に、栽培面積のバランスを考える必要があります。食べきれないものや、できの悪いものは、中止したり、面積を縮小したりします。
新しく追加したいと思う作物は、ありませんが、ドクダミやヨモギなど、勝手に生えてくる草を、有効利用したいと思います。

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小さな音

エゴマの収穫は、わたしは、鎌で刈ったエゴマを、米用の紙袋の中でぱたぱたと振りはたいて、実の粒を落とします。エゴマとシソは、においが違うだけで、見た目はそっくり同じです。シソの実の佃煮を食べたことがある人は分かると思いますが、シソの実は、釣り鐘型のラッパの中に、小さな粒の種ができます。エゴマも同じです。エゴマの場合、この、中の種だけをとり出して使います。
米用の紙袋の中で振りはたいて、粒(種)をとっているのですが、粒が全部落ちたかどうかは、振ったときの音で分かります。釣り鐘型のラッパの中にまだ粒が残っているときは、それが鈴のようにシャラシャラと、小さな音をたてるからです。この音は、エゴマの茎を持っている手のほうにも伝わってきて、感じることができます。この小さな音がするときは、もう少し袋の中で振ってやると、粒が全部落ちて、振っても音がしなくなります。

エゴマ茶をつくろうとして、白エゴマの葉を干したことがありました。若くて、元気で、きれいな葉を選んで、一枚一枚、虫や虫の卵がついていないことを確かめながら、干し網の中や干しざるの上に干していきました。
わたしの畑は、農薬を使いませんし、作物のまわりの草もとりませんから、虫たちの楽園です。畑で作業をして帰ると、クモや芋虫のたぐいを、体のどこかにくっつけて「お持ち帰り」しがちで、車(軽トラ)や、自宅の部屋などには、けっこういろいろな虫たちが生息していたりします。
夜になって、干しざるに干してあった白エゴマの葉を室内にとり込みました。ばたばたといろいろやっているときには気づかなかったのですが、さて、寝ようかと明かりを消すと、かすかにショキショキショキショキ……という音が聞こえてきます。小さな音ではありますが、機械のように、ずーっと途切れることなく鳴り続けているのです。気になるので、明かりをつけて、音のする方向を探っていくと、ほんの3センチぐらいの芋虫が1匹、干しかけのエゴマの葉を食べている、その音だということが分かりました。
たった1匹でも、気になるほどなのですから、養蚕業でカイコをごじゃっと飼っているうちなど、さぞうるさいことだろうと想像します。

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白エゴマを収穫しました

白エゴマを、おおかた収穫しました。黒エゴマは、半分ぐらい、強風で、根元近くから折れたことを、先日ご報告しましたが、白エゴマは、黒エゴマよりも成長が早く、葉っぱが黄色くなってきたので、収穫することにしました。
白エゴマは、2カ所で栽培していて、そのうち1カ所は、葉っぱをほとんど虫に食われて、それでも実はつけてくれたのですが、それも強風の影響で、ほとんど落ちてしまったようです。
もう1カ所は、虫にも食べられないで、風に落とされることもなく、実が入っていました。鎌で刈って、米用の袋の中で振って、実を落としました。わたしはパイプハウスを持っていないのと、ここのところ毎日のように雨が降っていることもあって、干す作業は省きました。袋の中で振って実を落としたあとは、落ちきらない実は残っていないようでした。
雨が降っていたので、「虫払い(シートに広げて、日に当てる)」もできませんでした。芋虫やクモや、その他小さな虫たちを大量に自宅に持ち込みました。ふるいにかけたり洗ったりする作業の途中で、逃げ足の速い虫は逃げ、遅い虫は、つまんで捨てました。

大きいごみは、ふるいでとりますが、小さいごみを飛ばすのには、「とうみ(唐箕)」を使います。落下角度調節のつまみがある「とうみ」では、「軽いもの」のほういっぱいに回してください。「とうみ」は、よほど大量に収穫がある場合は別ですが、たいていの場合は、手動式で十分だと思います。
Tominozu1 それにしても、細かいごみを飛ばすのには、「とうみ」は絶対に必要だと感じました。試しに、「手み」でふるいながら、扇風機の風に当ててみましたが、エゴマは軽いので、微妙な比重の差を選り分けることは困難でした。
また、わたしが使っている「手み」は、プラスチック製で、作業をしているうちに静電気を帯びてきて、エゴマもごみも「手み」にまつわりついて、どうにもなりませんでした。
衣川エゴマの会の矢崎木綿子さんが『畑の魚・エゴマをつくろう
』の中で、「唐箕はハイテク機械だ!」と言っていますが、そのとおりだと思います。「とうみ」がつくられる前の人たちは、いったい、どうやってエゴマの調整していたのか、想像もつきません。

エゴマの「洗い」は、エゴマは軽くて水に浮きますので、浮いてきたエゴマを、裏ごし用の、目のこまかいステンレスのざるですくって、何度も洗う、というやり方でやります。その後、わたしは、洗ったエゴマを洗濯ネットに入れて、脱水専用の脱水機(商品名「SOMELA高速脱水機」)で脱水して、洗濯ネットに入れたまま、ファンで空気をとおすタイプの乾燥機(商品名「エアドライ」)に入れて、乾燥させました。風呂湯浸法で種子消毒をした秋まき小麦のときのように、脱水のときの遠心力で粒がつぶれるようなことは、ありませんでした。

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エゴマ、折れる

「水なし、強風・カラスつき」だと言われていた「元水田畑」ですが、きのう、きょうの強風で、黒エゴマの半数近くが、根元近くから、幹が折れたのには、まいりました。倒れたのではありません。折れたのです。カルシウムが足りなかったのでしょうか?
この土地の、風の強いのは、日常的なことですが、きのうときょうは、特別強かったです。
陸稲も、まだ小さいうちは、風にやられて、なかなか育ちませんでした。防風ネットで囲ってから、少しずつ回復してきました。

Oreru この黒エゴマの畝間に、今、秋まき小麦の種をまいています。エゴマが、わたしの胸から肩あたりの高さまで茂っていて、小麦が陰になって、かわいそうだなと思っていたら、エゴマが折れて、だいぶ日が差し込むようになってきました。
小麦の神様が、風の神様に頼んで、エゴマを折らせたのかもしれません。エゴマの神様は、ここまで成長したのだから、まさか折れたりはしないだろうと、油断をしていたのでした。

エゴマよりも、もっと図体の大きいキクイモも、1本、倒れていました。倒れた根にくっついて、キクイモの芋が露出していましたが、まだ、親指ぐらいの太さしかありませんでした。これから寒くなるにつれて、木の生長に向かっていた栄養が、どんどんと芋に蓄えられるようになって、太く肥えていきます。

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早生、中手、晩生

「わせ、なかて、おくて」と読みます。難読漢字ですね。
生育期間が短くて、早くできる作物が早生、生育期間が中ぐらいで、早生についでできる作物が中手、生育期間が長くて、遅くできる作物が晩生です。

Waseokute 大豆の畑です。手前の、青あおと茂っているのが、わたしのダイズです。品種は「えんれい」です。その奥の、黄色っぽく枯れているのが、お隣の方のダイズです。品種はよく分かりませんが、「鶴の子」ではないかと思います。品種によって、こんなに成長の速さが違います。
わたしが今年栽培しているダイズでいうと、「スズマル」が一番早生です。一部はもう刈りとって、島立てしてあります。「くらかけ」は、やや遅いですが、「えんれい」よりは早いようです。

Aogari これは、アズキです。まだ、青いさやもありますが、あしたあたりから、刈りとろうかと思っています。青いさやの豆も、刈ったあとで追熟して、ちゃんとアズキの色になります。
ダイズは、立ったまんま十分に枯らしますが、アズキは、早めに刈りとります。

小麦に秋まきと春まきがあるのが、北海道の小麦栽培の特徴です。
秋まきは、秋に種まきをして、雪の下で冬を越して、春また成長を続けます。十分に時間をかけて成長します。
春まきは、春に種まきをして、短期間で一気に成長させて、収穫します。畑を低栄養状態にして栽培して、安定的に収穫するには、栽培期間の長い秋まき小麦のほうが向いている、と言うことができます。

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写真ニュース(きょうの畑から)

アブラムシがついて、一時、ほとんど消滅しかけたアズキでしたが、ごらんのように、あのダメージが嘘のように、完全復帰しています。今年も、アズキが食べられそうです。虫の害については、自然の回復力にかけて、放っておくしかないみたいです。

Hukkatsu

黒エゴマの畑に入ると、あちこちで、ハチの羽音がしています。恐ろしいぐらいに、たくさんのハチたちです。エゴマのハチミツって、どんな味なんでしょうか。

Hatohachi

陸稲が、ようやく実をつけてきました。精米して食べるところまでいけるか、どうでしょう。

Rikuto


この畑は、去年まで水田だったところです。水稲のこぼれ種から勝手に生えてきたと思われる株も、実をつけてきました。なーんだ、水がなくても、米はつくれるんじゃん。でも、ものすごく、成長が遅いです。これも、食べるところまでいけるかどうか。がんばってくだされ。

お次は、えん麦です。品種は「前進」。写真は、はさがけしてあるところですので、生えているときと上下が逆です。
カボチャのコンパニオンプランツだというので、種をまいたのですが、勢いがよすぎて、カボチャが地面をはうことができず、空中をさまよってしまいました。失敗、失敗。

このあたりの人たちは、飼料用に栽培します。でも、「オートミール」のもとですから、どうやるかわかりませんが、うまくつぶせれば、人間だって食べられるはず。挑戦してみようと思っています。

Enbakuhasa

こぶしの大きさにも満たない、ミニカボチャです。品種は「甘露錦(かんろにしき)」といいます。別名「恐竜の卵」。鮮やかな縦縞が印象的です。

Kyoryu_2

最後の写真は、畑ではなくて、自宅の庭にあるのですが、ゲンノショウコです。種が入ったさやがはじけて、中の種が飛び散ります。はじけたあとの、くるくると丸まったさやが、かわいいでしょう?

Tanetobashi

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作物の機能性(効能)を言いたてることについて

せんだってから乾燥させていたエゴマの葉っぱを使って、エゴマ茶をつくってみました。

Egomacha ティーポットに数枚の乾燥させた葉っぱを入れて、熱湯を注いで数分。ごらんのように、緑茶のような色のエゴマ茶ができました。味は……味はあんまりしなくて、エゴマの葉っぱのにおいがしました。そのまんまの表現ですが。スーッとしたにおいというよりは、どちらかというと、葉緑素っぽいにおいです。くせのない、ノンカフェインの飲み物としては、悪くないです。でも、わたし個人としては、キクイモ茶のほうに軍配をあげます。2つをブレンドしたら、どうなるかな……。

エゴマ茶というのは、市販されているのかな? いくらぐらいで売られているのかな? という疑問が、入道雲のようにわいてきたわたしは、ネットで調べてみました。そしたら、ちゃんと売られていました。それはいいのですけれど、いくつかのサイトで、こんなうたい文句をつけて売られていたので、あきれてしまいました。いわく……

α‐リノレン酸たっぷりのエゴマの健康茶!

確かにエゴマには、α‐リノレン酸がたっぷり含まれています。ただし、エゴマの実に、です。葉に、ではありません。エゴマ茶は葉からつくるものです。エゴマの葉には、α‐リノレン酸は、あんまり含まれていないはずです。ですから、α‐リノレン酸がたっぷり含まれていることを理由に、エゴマ茶が健康にいい、ということは、言えません。
お客さんからクレームが来たら、「α‐リノレン酸たっぷり」は「エゴマ」を修飾していて、そのエゴマの葉っぱを使ってつくったお茶は、α‐リノレン酸とは関係なく健康的なんだよ、とか何とかと、開き直るんでしょうか。そもそも「健康茶」って、何なんでしょうか。「健康茶」でないお茶は、「不健康茶」なんでしょうか。あ、「ふつうのお茶」ってのもあるのかな。

とにかく、「α‐リノレン酸」という、何かすばらしいものがたっぷり含まれている、健康にいいお茶だ、というイメージを演出しようとしているらしいことは、分かります。でも、「α‐リノレン酸」という言葉は、あまり知られていませんよね? 何がどのように健康にいいのか、けっきょくは、分からないのです。分からなくても、とにかく、「健康にいいらしい」というイメージだけは、印象に残るように、演出されているのです。
こういう宣伝を見ただけで、このエゴマ茶を買うような人は、そうとうにオメデタイ人だと思います。

エゴマ茶の通販で気になったのは、原料の欄に、「エゴマの葉、エゴマの茎」と書いてあったことです。葉っぱは分かるのですが、「茎」? お茶でも、「茎茶」というのがありますから、エゴマの茎からも、エゴマのエキスが溶け出してくるのかもしれませんね。茎を粉砕して一緒に入れておけば、カサも増えるし、お買い得な感じがして、いいのかもしれません。よう知らんけど。

わたしは、エゴマを栽培していますが、エゴマの機能については、ほとんど語ったことがありません。機能を求めて食品を摂取するのは、はしたないことだと、わたしには感じられるからです。おいしさを追求するのも、はしたないと、わたしは感じます。食べ物というのは、身近なところで簡単に手に入るから、それを食べる、というあり方が本当だ、と思います。
わたしは、エゴマや、キクイモや、イネ科の雑穀類を栽培しています。それらを栽培する理由は、それらが比較的栽培しやすく、それでいて、わたしたちの生命を支える力を十分に持っているからです。これらの作物の機能性を喧伝する人たちもいますが、そういう人たちに、わたしは与したくありません。「ダイエット」とか、「グルメ」とか、わたし、一度も言ってませんでしょう? 当たり前の生活を、自分でつくっていきたい、わたしの願いは、ただそれだけなのです。

きょう、畑にいたとき、犬を散歩させている女性がとおりかかって、道路沿いにちょうど100本育てているキクイモを見て、
「あ、これ、キクイモですね」と言いました。
キクイモを知っている人は少ないので、うれしくなって、
「はい、そうです」と、明るく答えました。
話を聞いたら、今年から、その女性もキクイモを育てているのだけれど、収穫時期が分からない、ということなので、1年先輩のわたしは、得意になって説明してあげたのでした。

その女性が言うには、効能(どんな病気に効くか、ということ)と調理法を印刷した紙をつけて、土曜市か道の駅で売れば、爆発的に売れるのではないか、とのことでした。
効能のほうは、薬事法違反になるので、書けませんが、調理法をつけて売る、というのは、いいアイデアです。「爆発的に売れる」かどうかは、分かりませんけど。
効能を書かないのは、薬事法違反だから、というだけではなくて、わたしはキクイモという作物がすきなので、効能などというヤボな口上で売り込みたくないのです。ちょっと『清貧譚』の主人公、馬山才之助が、すきで育てている菊を、生活費を得るために売るのをためらうのに似ているかなー、なんて思ったりしています。

それにしても、近所に、キクイモなどという、超マイナーな作物をつくっている人がいることを知っただけでも、大収穫でした。それこそ、「爆発的に売れる」ようになったら、ライバルになるかもしれませんね?!

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エゴマの葉の加工

エゴマの葉っぱの食べ方として、おひたしばかりでは、飽きてしまうので、塩漬けにして保存したり、天日に干して、エゴマ茶をつくったりしよう、と思っています。

塩漬け、といっても、漬けた塩の味で食べるのではなくて、食べるときは、水で塩抜きをします。保存方法の一つ、と考えると、いいと思います。
漬け方は、まず葉っぱを洗って、塩、葉、塩、葉、塩……と、重ねていき、軽く重しを載せます。Shiozuke
刻んで炒め物にしたり、ふりかけにしたりできるのではないかと、考えています。

次は、天日干しです。エゴマ茶をつくろうと考えています。
やはり、これもまず洗って、梅干し用の広い竹ざるや、天日干し用の網かごで干します。Hoshiami からからになったら、お湯を注いで、ハーブティーをつくろうと思っています。

塩漬けも、エゴマ茶も、食べるころに、またご報告します。

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ポリマルチに向かない作物

いつまでたっても、試行錯誤を繰り返している田中です。
今年は、「ポリマルチお試し」の年として、初めてポリマルチを使ってみたのですが、いろいろ不都合も出てきています。冬が来たら、また悩むことが出てきそうですが、とりあえず、夏の現時点で気づいている不都合を「反省」しておきます。

今回、アブラムシの被害を受けているアズキと春まき小麦は、単に周囲の畑が農薬を使うから、わたしのはたけにアブラムシが逃げてきた、という問題ではなくて、アブラムシにつけいらさせる、作物側の「弱さ」があった、と言えると思います。アズキの場合は、不織布を外すタイミングが遅れたために、「葉焼け」をおこしていた、と思います。不織布は、鳥よけのつもりでしたが、少なくともアズキに関しては、糸にかえたほうがいいと思います。ポリマルチも、いらないと思いました。品種を、去年までの「エリモ」から「大納言」にかえてみた影響は、まだ判断できません。
ポリマルチはしていませんが、春まき小麦に関しての敗因を考えますと、以前の記事でも言いましたが、間違いなく元肥不足です。春まき小麦の、「元肥でとる」栽培スタイルがいいかどうかは別問題としても、品種特性として元肥を必要とするのですから、その品種を低肥料で栽培するには、それなりのリスクを覚悟しなければなりません。もう少しゆるやかな、段階的な低肥料化を考えたほうがいいのかもしれません。

ダイズに関しては、今のところ、調子よく成長しています。ポリマルチがなくても、調子よく成長していたでしょう。ダイズに関しては、ポリマルチは、地温を高めることによる成長促進の働きよりも、いわゆる「雑草(「野草」ではなく)」の抑制の働きのほうが、重要になると思います。これは、畑の、いわゆる「雑草」の出ぐあいによって判断する必要があると思います。低肥料で、いわゆる「雑草」が出にくい畑であれば、ポリマルチは、必要ないでしょう。肥料分が多く残っていて、アカザやスギナやスベリヒユなんかが出やすいような畑であれば、ポリマルチは有効だと思います。

明らかに、ポリマルチに向かない、と思えた作物は、レンズ豆です。どんな作物でも、地温を高めれば成長が促進される、と考えるのは間違いです。レンズ豆は、涼しいところで栽培する作物ではないかと思います。
陸稲も、成績が悪いのですが、これは強風の影響か、そもそも品種が北海道向きでないのではないか、という疑いもあります。去年、旭川で収穫した品種だと聞いたので、深く考えないで栽培しましたが、もっと早生の品種があれば、探してみたいです。陸稲の種は入手しにくく、早めに予約をしないと、予定数量売り切れになることがあります。

エゴマの成長とポリマルチの関係は、現在進行中なので、まだ答えは出ていません。ただ、発芽については、ポリマルチの穴に直まきした種は、決定的に発芽率が悪かったです。これは、水をかけたときに、種が浮き上がって、穴の奥に流れてしまったか、穴に深さがあって、エゴマの発芽に必要な光が、種まで十分に届いていなかったか、が原因ではないかと思います。今回、1カ月ほど作業予定が遅れてしまいましたが、プラグで発芽をさせてから畑に移植する、という方法が、順調にいっているので、来年からは、最初からプラグを使ってみたい、と思っています。

カボチャ類とトウモロコシ類に関しては、ポリマルチの効果は絶大で、北海道でこれらの作物を栽培する場合、ポリマルチなしで育てるとなると、かなりきびしいのではないかと思われます。
ジャガイモについては、土寄せがしにくいので、ポリマルチを使いませんでしたが、そもそも土寄せというのは、地温を低く抑えることで、芋の成長を促進させるためにやるものなので、原則として地温を高めるための資材であるポリマルチを使っては、逆効果なのです。なので、ジャガイモは来年もポリマルチなしです。

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春まき小麦、エゴマの現状

元肥が不足で、葉が黄色く枯れてきた春まき小麦でした。あわてて、根元に穴を開けて、液肥を注入するやり方で追肥をやりかけました。しかし、追肥をやっているうちに、穂がどんどん出てきたのを見て、「この小麦は、低肥料状態で、早く実を結ぶことを選んだのだ」と考えるようになりました。一部の葉を黄色く枯らしましたが、それ以上枯れることはなく、成長状態も安定しているように判断できました。
根元に穴を開けて、液肥を注入するという追肥のやり方は、労力に対する効果という点から考えて、効率が悪いと感じました。そこで、根元にペレット鶏糞をまいて、その上に土寄せをする、という方法に切りかえることにしました。

プラグに種をまいたエゴマは、ほとんど全部が、きれいに発芽してきました。もうすぐしたら、鉢あげして、一定程度育ってから、本畑に移植しようと思っています。直まきの苗も、苗床の苗も、一部育ってはいますが、プラグを使うほうが、成長のスピードが速いようです。プラグを使うほうが、土に質のいいものを使えますし、水や日当たりなどの管理もしやすいですから、そのために、速い成長があらわれるのだと想像されます。植え傷みの程度を確認して、問題がなければ、来年からは、最初からこの方法を使おうと思いました。

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プラグ

春まき小麦には、液肥を用意しました。あした、救出作戦を決行する予定です。

さて、エゴマはどうなっているかといえば、非常に低い発芽率です。とくに、ポリマルチの穴に直まきした分が、決定的に生えません。同じ手順を踏んでも、発芽するところと、しないところに分かれるので、原因は、土との相性ではないかと思います。

そこで、苗床、ポリマルチの穴のほかに、プラグにも種を植えることにしました。128穴のプラグ4枚に、白エゴマと黒エゴマの種を、2枚ずつ植えました。使用した土は、商品名「プラグエース」という、元肥入りの、非常に細かく粉砕されている、プラグでの種まき用につくられた土です。

Plug これで芽が出なければ、今年はあきらめます。逆に、これでうまくいったら、来年からは、最初からこの方法でやります。

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交雑

シソとエゴマを一緒に植えていて、花の時期が重なると、できた実は、シソだかエゴマだか分からないようなものになります。シソとエゴマは、混ざりやすいのです。シソとエゴマが混ざるのならば、エゴマ同士の、白エゴマと黒エゴマも、混ざるのではないかと思います。わたしは、白エゴマと黒エゴマは、別の畑に植えています。

ピーマンとシシトウを近くに植えていて、どちらの株にも、どちらともつかないような奇妙な実がなったことがありました。

いろいろな品種があって、混ざりやすくて、よく問題になるのが、トウモロコシ(スイートコーン)です。混ざると、味、粒の色、実の入り方などが、変化してしまいます。「混ざっても、たいしてかわらない、食えればいい」と考えるかもしれませんが、一定の品質の作物ができないと、流通に載りませんから、プロの農家としては、異なる品種のスイートコーンを近くに植えることは、避けなければなりません。
黒もちきび、白もちきび、黄もちきびは、すぐ近く同士に植えていますが、混ざるのでしょうか。もし、黒・白・黄、トリプルカラーのもちきびができたら、面白いですね。

粳(うるち)の稲と糯(もち)の稲も、混ざると聞いたことがあります。糯のほうが、特徴があらわれやすいのでしたっけ?

大豆はどうなのでしょうか。今年育てている「えんれい」と「スズマル」は、一応、別の畑で育てていますが、「えんれい」を育てているすぐ横で、となりの畑で、品種不明の大豆が、大量に栽培されています。「くらかけ」や「黒豆」も大豆ですけど、混ざるのでしょうか。

ただ食べる分には、どんな品種でもいいのですが、その実を来年の種に使おうとすると、品種が不明になってしまいます。

交雑の反対が、選抜です。育種をする人は、特徴のある株を選んでは、種にすることを、代だい繰り返すことによって、やがて、特定の特徴がある品種をつくりだします。

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エゴマの種を植えています

おととい、日本エゴマの会の会長の村上守行さんから電話があって、エゴマの栽培状況について聞かれました。いろいろ、言いわけしました。
わたしからは、会報にあった、「もみがら燻炭がエゴマの成長を抑制する」という記事について、聞いてみました。「過繁茂が抑えられる」というほどの意味で、「もみがら燻炭をエゴマ栽培に使うべきではない」という意味ではない、とのことでした。

きょう、日本エゴマの会の会報「エゴマだより」がとどきました。事務的な間違いから、発送が遅れたとのことで、おわびにと、村上さんがつくられた「エゴマパウダー(焙煎エゴマ油粕)」が入っていました。エゴマパウダーには、いろいろなおいしい食べ方があるようです。
以前にも、同じようなことがあって、エゴマ油をいただいてしまったことがあります。日本エゴマの会さんには、わたし、出している会費以上のものをいただいてしまっています。会報の発送がちょっと遅れたぐらいで、律儀な方だと思います。

くらべるわけではありませんが、総会の案内がとどかず、総会の議事録もとどかず、問い合わせても、しばらく事情が分からなかった、北海道有機農業研究会とは、えらい違いです。(くらべてますね。)
いや、「何かおわびの品を送れ」と言っているのではないですよ。人間、間違いはあります。でも、そのごの対応が悪いと、「ああ、やっぱりな」と、その団体について、不必要に悪い印象を与えてしまって、そんするなあ、と思うわけです。わたしはいまだに、北海道有機農業研究会に対して、警戒心をとり除けないでいます。
話が脱線して、すみません。

さて、わたしは今、エゴマの種植えの最中なのですが、そのやり方を、正しいかどうかは分かりませんが、とにかく、自己流にアレンジしてあって、特殊なので、記録して、公開しておこうと思います。

わたしのやり方です。
特徴は、ポリマルチを使っていることです。ポリマルチの穴に、直植えしています。うまくいかないときのために、別に、苗床で苗を育ててもいます。直植えも、苗も、両方うまくいったら、余った苗は、ポリマルチのうね間に植えようと思っています。
植え方をもう少しくわしく言うと、苗床のほうは、貝化石と元肥をまいて、耕耘機で耕した苗床の表面に、細い棒を寝かして押し付けて溝をつくって、その溝に種をまいて、覆土をしないで、不織布でおおって、その上からジョウロで潅水しました。
ポリマルチの穴への直まきでは、細身のスコップで穴の中の土にすき間をつくって、そこにボカシ肥を一にぎり入れて、穴のまわりの土を穴の部分の上に集めて、手の「グー」で上から押して、へこみをつくり、そこに数粒の種をまいて、軽く押さえつけて、覆土しないで、不織布をかぶせて、その上から、ジョウロで潅水しました。
溝や、へこみをつくるのは、潅水したときに、種が流れていかないようにするためです。

このやり方で、うまくいくのか、分かりません。でも、やってみないと分からないので、やってみます。早生の黒エゴマ、白エゴマ、合わせて8aぐらい、栽培します。ポリマルチを張ったうねでも、苗床でも、両方よく育ったら、うね間にも移植して、その場合には、全部で10aぐらいになります。

それにつけても、深川のとなりの滝川で、エゴマを全部で30ha栽培している人たちがいるそうですが、どんなやり方をしているのか、気になってしようがありません。わたしの375倍の面積か……。

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給水車出動

北見市の断水ではありません。

Kyusuisha また何日か雨が降らなくて、エゴマたちがしおしおのぱーになっていたので、給水車を出動しました。タンクを買って、初めて使います。
本当は、小麦畑のクローバーもしおしおだったのですが、ホースが届かなくて、ごめんなさいでした。雨が降るまで、自力更生していてください。
耕して、かつ草が生えていない畑は、何日か雨が降らないと、たちまち乾燥してしまいす。やはり、畑の基本は不耕起・草生に限ります。開拓期は、草を調整する意味で耕しますが。

タンクから畑までの水位の差は、50cm~1.5mぐらい。しかも、50mぐらい遠い。やってみたら、水の勢いがちょろちょろ弱いのです。しかも、ホースが途中の畑の作物を傷める。結局、ジョウロに水を入れてまく、というやり方になってしまいました。1000リットルのタンクなんて、はっきり言って、大きすぎました。
水を霧状にして振りまくポンプがあると便利かなー、と思いました。

おおともさん、液体を運ぶの、そんなにむずかしくなかったですよ。タンクなんか、「あおり」の中に置いておくだけで、ロープでしばってもいないほどです。
あ、ちゃんと、積載制限の350kg以内で使っています。

畑のエゴマたちの葉の香りに、いやされます。エゴマはシソ科ですが、シソの香りとはまた違う、独特のいい香りです。

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早生のエゴマが発芽していました

Hakken 今年も、エゴマは失敗だったと、あきらめていたところ、ニンニク畑とアズキ畑の間の、肥料も入れないで、枯れ草を耕耘機ですき込んだだけのところに、だめ元でまいてあった早生のエゴマが、わさわさと発芽しているのを発見しました。勢いがあるので、種を取るところまで行けるかもしれません。
しかし、本当に肥料をまったく入れていない畑で、しかも枯れ草をすき込んで、がさがさになっていた環境の悪い畑で、エゴマのようなデリケートな作物が、これほどまとまって発芽しているのを見て、予想したようにはいかないものだということを、思い知らされました。でも、あきらめていたのが発芽していたのですから、これはよい予想外です。枯れ草が乾燥を防止していたのかもしれません。

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エゴマが香る畑

エゴマを栽培したあとの畑に厩肥をまいて浅く耕していたら、脱穀したあとの茎から来るのでしょうか、エゴマのいい香りが畑にただよっていました。植物たちは、色・姿形・香りでわたしたちをいい気分にさせてくれます。作物はその上味でも楽しませてくれるのですから、ありがたいことです。北海道では、縄文後期の遺跡からシソ科の栽培種子が出土しているそうです。たぶん、エゴマを栽培していたのでしょう。昔の人たちも、このような香りを楽しんだのかもしれません。ほんと、エゴマはやめられません。
昨日、畑に島立てしてあったダイズを自宅に持ち帰りました。これで今年の収穫物はすべて取り込みました。草原を開拓しながらの栽培生活の最初の年でしたが、少しずつこつが分かってきました。おにぎりとお茶を持って、毎日ピクニックのような気分でかよってきました。あと少し、雪が積もりはじめるぎりぎりまで、後片付けと来年の準備をする予定です。

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